僕のおもちゃ箱 – Wikipedia

僕のおもちゃ箱」(MY TOY BOX)は、1969年4月10日 (1969-04-10)に発売された加藤和彦のソロ名義による1枚目のシングルである。

「僕のおもちゃ箱」は加藤和彦のソロ・デビューシングルで、加藤によれば、この曲はザ・フォーク・クルセダーズ解散後の進路を決めかねていた頃に作ったもので、確固とした方向性はないものの、フォークルでできなかったことを試みた曲だという[1]。歌詞は北山修が手がけており、加藤は音楽的な傾向としてジミー・ウェッブ[2]やグレン・キャンベル[3][4]からの影響を挙げている。一方、カップリング曲「明日晴れるか」の歌詞は阿久悠が担当し、ミュージシャンは「加藤和彦とそのグループ」名義になっている。加藤によれば、「そのグループ」には当時親しい間柄だった木田高介の人脈によるジャズ系のミュージシャンが参加しているという[4]

アートワーク[編集]

カバーには川仁忍が撮影した写真が使用され、歌詞には手書き文字が使われた。また、同じく手書きによる「ジョン動物シリーズその1」[5]と題する加藤作の童話も記載されている。なお、歌詞カードとレーベルではタイトル・トラックの表記が「僕のオモチャ箱」となっている。

SIDE A[編集]

  1. 僕のおもちゃ箱 (MY TOY BOX)  – (3:25)
    作詞:北山修、作曲:加藤和彦、編曲:ありたあきら

SIDE B[編集]

  1. 明日晴れるか (IT WILL BE FINE TOMORROW)  – (3:20)
    作詞:阿久悠、作曲:加藤和彦、編曲:加藤和彦とそのグループ

クレジット[編集]

  • DESIGNER / M.HIRONO
  • PHOTO / S.KAWANI

アルバム収録[編集]

「僕のおもちゃ箱」はレコード会社の意向により、加藤の初のソロ・アルバム『ぼくのそばにおいでよ』に収録されたが、1991年のCD化に際してはボーナス・トラック扱いとなっている[6]。「明日晴れるか」は1977年発表の『Catch-22』に初収録されている。

参考文献[編集]

  • 『加藤和彦 ラスト・メッセージ』松木直也 (聞き手・構成)、文藝春秋、2009年12月。ISBN 978-4-16-372280-1。
  • 『ミュージック・マガジン 2009年12月号』株式会社ミュージック・マガジン、2009年12月。
  • 『加藤和彦 あの素晴しい音をもう一度』文藝別冊 (編)、河出書房新社、2010年2月。ISBN 978-4-30-997731-7。
  • 『エゴ〜加藤和彦、加藤和彦を語る』前田祥丈 (聞き手・構成)、スペースシャワーネットワーク、2013年7月。ISBN 978-4-90-670088-2。
  1. ^ 『加藤和彦 ラスト・メッセージ』p.57
  2. ^ 『エゴ〜加藤和彦、加藤和彦を語る』p.96
  3. ^ 『ミュージック・マガジン』2009年12月号 p.38
  4. ^ a b 『加藤和彦 あの素晴しい音をもう一度』p.67
  5. ^ ジョンとはキングストン・トリオのメンバー、ジョン・ステュワートにちなんだ加藤のペンネームで、加藤は当時「クラブ・ジョン」というファンクラブも運営していた(アルバム『ぼくのそばにおいでよ』UPCY-7306 小松喜治のライナーノーツより)。
  6. ^ 『ぼくのそばにおいでよ』 (東芝EMI TOCT-6035) 1991年3月20日 (1991-03-20)発売