ニューマンアスレチックス – Wikipedia

ニューマンアスレチックス」(Numan Athletics)はナムコ(後のバンダイナムコゲームス)より1993年に登場したアーケードゲーム。携帯アプリでも配信され[1]、2009年4月28日にはWiiのバーチャルコンソールアーケードで配信された[2][3]

『ハイパーオリンピック』(コナミ)と同様のスポーツ大会ゲームで、3つのボタンを使用した8競技で記録を競う。プレイヤーの操作する選手が人間離れした能力を持つ超人(ニューマン)なのが特徴で、超人ならではの現実離れしたユニークな競技の数々が特色となっている。

それぞれの競技に設定されているNEED記録に達していない場合は次の競技に進めずその時点でゲームオーバーとなるが、コンティニューをすることでNEED記録の基準が下がる救済措置もある。

1995年には続編の『マッハブレイカーズ』が発売された。

キャラクター[編集]

今作には4名のプレイヤーキャラクターが登場するが、各キャラクターごとの性能差はない。また4人プレイ可能な筺体では各キャラクターの位置は固定となっている(2人プレイ筺体ではプレイヤーがキャラクターを任意で選択できる)。

シャロン・レアール(1P)
唯一の女性キャラクターでツインテールヘアの美少女。17歳[4]。青のハイレグレオタードにニーソックスを着用。フランス代表。『マッハブレイカーズ』にはエキシビジョンマッチの対戦相手として出演している。
ハリー・ポフィン(2P)
金髪でサングラスをかけたハンサムな青年。20歳[4]。アメリカ代表。
ナカムラ・マサエモン(3P)
侍をモチーフとしたクールな青年。26歳[4]。日本代表。なお漢字表記は「中村雅衛門」[4]
ボンゴ・テンボ(4P)
筋肉質の巨漢。ケニア代表。36歳[4]

カッコ内は競技の行われる場所。競技挑戦順に記載。

TURBO DASH/ターボダッシュ(アメリカ)
いわゆる徒競走だが、先にスタートしたドラッグレース車を途中で追い越す超スピード。試技は1回で全員一斉に挑戦。
INTERCEPTOR/インターセプター(ロシア)
遠方の戦艦から左右の4箇所に次々に発射される砲弾を、手から発射するエネルギー弾で撃墜する。プレイヤーキャラクターに砲弾が当たると上半身裸になって黒焦げになり(当然シャロンも例外ではない)そこで試技終了。撃ち漏らした場合もそこで試技終了となる。途中で試技終了となっても獲得した得点は有効となる。試技は2回で1人ずつ挑戦。
MISSILE TOSS/ミサイルトス(ケニア)
やり投によく似た競技だが、投げるのは長さ2メートルほどのミサイル。踏切点を越えてしまうと池に落下してしまう。この競技でも投擲に失敗すると自爆でシャロンやマサエモンの服が脱げるサービスシーンあり。試技は2回で1人ずつ挑戦。
NUMAN SNIPER/ニューマンスナイパー(南極)
左右中央の位置で次々と現れる怪獣をエネルギー弾で撃退。INTERCEPTORと似た形式だが、こちらでは左右への移動は伴わず、純粋な反射神経勝負の競技となっている。試技は1回で全員一斉に挑戦。
VS.EXPRESS/バーサスエクスプレス(日本)
ホームに突入してくる新幹線(300系)を受け止め力を溜め、逆方向に押し返した距離を競う。試技は2回で1人ずつ挑戦。
TOWER TOPPER/タワートッパー(フランス)
並んでいる17階建てのビルの間をタイミングよく三角飛びで登っていく速度を競う競技。失敗すると地上に落ちてミスとなる。試技は2回で1人ずつ挑戦。
NOSTOP ROCK CHOP/ノンストップロックチョップ(オーストラリア)
一抱えもある岩を腕力で破壊。一定時間内に規定の個数を砕くとクリア。試技は1回で全員一斉に挑戦。
NIAGARA JUMPS/ナイアガラジャンプ(ザンビア)
巨大な滝のすぐ上流を助走速度250キロの三段跳びで対岸に渡る。失敗すると滝つぼに落ちてしまい、成功しても対岸に設けられた合格ラインを越えて着地できないとミスになる。試技は3回で1人ずつ挑戦。

作曲は佐野信義 が担当。『F/A』のテクノミュージック路線を継承しつつもブレイクビーツを多用し差別化を図っている。曲によってはメロディーにプロディジーやAltern-8といったレイブシーンで活躍したテクノユニットの影響を受けたものがある。

  1. ^ SBG:シャロン再び! ニューマンアスレチックスが携帯で!!”. nlab.itmedia.co.jp. 2020年2月17日閲覧。
  2. ^ 株式会社インプレス (2018年2月27日). “【特別企画】まもなくサービス終了! Wii「バーチャルコンソールアーケード」のススメ バンダイナムコエンターテインメントのレアなアーケードゲーム10選を紹介” (日本語). GAME Watch. 2020年2月17日閲覧。
  3. ^ Inc, Aetas. “Wiiに懐かしのアーケードゲームを忠実移植! “バーチャルコンソールアーケード”のサービスが本日開始。第1弾は「スペースハリアー」「イシターの復活」など6タイトル” (日本語). www.4gamer.net. 2020年2月17日閲覧。
  4. ^ a b c d e 本作のインストカードにて

外部リンク[編集]