ローヤル・フラッシュ – Wikipedia

ローヤル・フラッシュ』(原題:Royal Flash)は、1975年制作のイギリス映画。

ジョージ・マクドナルド・フレイザー原作の小説「フラッシュマン・シリーズ」を本人が脚本を執筆し、リチャード・レスター監督が映画化した冒険コメディ映画。

あらすじ[編集]

19世紀半ば、女好きで卑怯な小心者のイギリス軍人ハリー・フラッシュマン大尉はアフガン戦争で偶然英雄となり、社交界で大人気となる。

ある夜、ハリーはとある売春宿にいると、警察の手入れを受ける。慌てて逃げ出したハリーは1台の馬車に逃げ込むが、それはドイツの政治家オットー・フォン・ビスマルクの馬車であった。ビスマルクはハリーを警察に突きだそうとするが、危ういところを一緒にいた有名なスペインの踊り子ローラ・モンテスに救われる。

これをきっかけに、ハリーはローラの情夫となるが、彼女は性欲が強すぎたため、ハリーはやがて彼女にうんざりするようになる。その矢先、ローラはライバル女優と決闘騒ぎを起こして国外追放になってしまう。

5年後、ハリーにバイエルン王国から招待状が届く。ハリーが喜んでバイエルンへ向かうと、そこにはローラがいた。彼女はイギリスを追放された後、ヨーロッパ各地を放浪した末、現在はバイエルン国王の愛人となっていたのだ。

ハリーはここでも女性に手を出して、風紀紊乱で去勢されそうになる。そこへ突如現れたシュテルンベルクという騎士に救われるが、それはビスマルクが裏で仕組んだ罠だった。

ストラケンツ領のイルマ女公爵とオルデンブルグのカール・マグナス皇太子との結婚式が迫っていたのだが、皇太子は性病の治療中で式の日までには間に合わない。そこで、偶然にもハリーが皇太子とうり二つなことから、彼はその替え玉としてイルマと結婚させられることに。

しかし、皇太子の幼なじみのエリックに正体を見破られたうえ、ビスマルクの放った刺客に殺されそうになる。ハリーは、ここで初めてビスマルクの陰謀に気付く。ビスマルクはハリーと皇太子を殺し、ストラケンツ領をドイツに併合しようと目論んでいたのだ。

キャスト[編集]

※テレビ放送:TBSテレビ「月曜ロードショー」1981年7月27日

  1. ^ Solomon, Aubrey. Twentieth Century Fox: A Corporate and Financial History (The Scarecrow Filmmakers Series). Lanham, Maryland: Scarecrow Press, 1989. 978-0-8108-4244-1. p257

外部リンク[編集]