栗田大輔 – Wikipedia

栗田 大輔(くりた だいすけ、1970年9月19日 – )は、静岡県出身の元サッカー選手、サッカー指導者。2020年現在は明治大学体育会サッカー部監督を務める。

静岡県立清水東高等学校出身。高校時代は、1年時にチームが全国高等学校総合体育大会サッカー競技大会に出場するがメンバーには入っていない。3年時の第67回全国高等学校サッカー選手権大会では県大会の決勝で三浦文丈、藤田俊哉などがメンバーの静岡市立清水商業高等学校に延長の末、1-2で敗れ全国大会出場は果たせなかった。清水東高校の1学年下には相馬直樹、2学年下には野々村芳和などがいた。その年の全国高校サッカー選手権大会では清水商業が全国優勝を果たした。

1989年に明治大学政治経済学部に入学して、サッカー部に入部。1993年、同大学を卒業後は清水建設に入社し、社会人サッカーも続けた。

2005年横浜市で小学生・中学生を対象としたサッカークラブ・FCパルピターレを設立。FCパルピターレでは2015年に日本クラブユースサッカー選手権 (U-18)大会関東大会に出場した。2013年から明治大学サッカー部のコーチに就任。2014年に助監督となった。同年、監督の神川明彦がユニバーシアードサッカー日本代表監督に就任したことに伴い、助監督のままチームの指揮をとった。東京都サッカートーナメントでFC町田ゼルビア、横河武蔵野FCを破り優勝し、第94回天皇杯全日本サッカー選手権大会に出場した(2回戦でヴァンフォーレ甲府に敗退)。

2015年よりサッカー部の監督に就任した。同年、総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント、関東大学サッカーリーグ戦(1部)で準優勝。2016年には総理大臣杯全日本大学サッカートーナメントで創部95年で初の夏の全国制覇を達成。また、同年の関東大学サッカーリーグ戦(1部)では現行の12チームになって最速での優勝(6年ぶり4回目)を果たし2冠を達成した。2017年には、総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント3年連続決勝に進出し準優勝。2018年には、総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント4年連続決勝に進出し優勝。2019年には、関東大学サッカーリーグ戦(1部)、アミノバイタルカップ、総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント、全日本大学サッカー選手権、東京都サッカートーナメントの主要5大会、全てにおいて優勝し5冠達成。総理大臣杯全日本サッカートーナメントは、5年連続決勝進出(大会新記録)。2020年には、関東大学サッカーリーグ戦(1部)にて、創部史上初の2年連続優勝(6回目)を果たす。

チームメンバーから、2015年は和泉竜司、山越康平、瀬川祐輔、差波優人、藤本佳希、鈴木達也、室屋成。

2016年は、丹羽詩音、河面暎成、道渕諒平、小出悠太、服部一輝、岩田拓也などがJリーガーとなった。2016年リオデジャネイロオリンピック日本代表には、在学のまま退部してFC東京に加入した室屋成が出場した。

2017年は、柴戸海、鳥海晃司、木戸皓貴、山崎浩介、土居柊太。

2018年は、岩武克弥、袴田裕太郎、上夷克典、村田航一、後藤大輝、小野雅史、長沢祐弥、渡辺悠雅、河辺駿太郎。

2019年は、安部柊斗、中村帆高、瀬古樹、森下龍矢、加藤大智、小野寺健矢、川上優樹、佐藤亮、中村健人、中川諒真。

2020年は、小柏剛、常本佳吾、早川友基、蓮川壮大、佐藤瑶大、佐藤凌我、持井響太、須貝英大、力安祥伍、狩土名禅、住永翔、坂本亘基、時里基樹.。

この年は、12名のJリーガーが誕生。これまで監督就任後、約50名のプロ選手を育てる。

2022年1月現在、清水建設の提案営業部長であり、明治大学サッカー部監督である[1]

テレビ出演

BSスカパー「Jのミライ2020~スポーツ新時代が創造ヒトと企業の新しいカタチ~」(2020年8月2日)

テレビ東京「Foot×BRAIN」育成SP(3)Jクラブから見た大学サッカーの今(2020年8月23日)

J SPORTS「Foot! FRIDAY」 明治大学サッカー部特集(2020年12月4日)

著書

「明治発、世界へ!」(竹書房2021年4月)

指導者歴[編集]

  • 2005年 –  : FCパルピターレ 代表
  • 2013年 : 明治大学 コーチ
  • 2014年 : 明治大学 助監督
  • 2015年 –  : 明治大学 監督
[脚注の使い方]
  1. ^ 清水建設、提案営業部長は明大サッカー部監督を兼務” (日本語). 日本経済新聞 (2022年1月30日). 2022年1月30日閲覧。

外部リンク[編集]