服部百音 – Wikipedia

服部 百音(はっとり もね、1999年9月14日[1] – )は、日本のヴァイオリニスト。

東京都出身[2]

人物・来歴[編集]

5歳でヴァイオリンを始める。ヴァイオリンを鈴木亜久里、辰巳明子、ザハール・ブロンに師事。

8歳でオーケストラと共演し、2009年、10歳の時に、ポーランドで行われたリピンスキ・ヴィエニヤフスキ国際コンクールで第1位及び特別賞を受賞、史上最年少記録となった。11歳でミラノのヴェルディホールでリサイタルデビュー以降、ロシア、スイス、イタリア、ポルトガル、ドイツなど国内外でオーケストラとの共演やリサイタル活動を行う。2013年、ブルガリアで行われた第9回ヤング・ヴィルトゥオーゾ国際ヴァイオリンコンクールでグランプリ及び特別賞を受賞、同年ロシアで行われたノヴォシビルスク国際ヴァイオリンコンクールにおいて13歳でシニア部門を飛び級で参加し、最年少グランプリを受賞、並びに審査員特別賞、新曲賞を受賞。2015年にはスイスで開催されたボリス・ゴールドシュタイン国際ヴァイオリンコンクールでグランプリを受賞。合計4回のグランプリおよび特別賞を受賞している。同年4月にウラディーミル・アシュケナージ指揮EUユース管弦楽団と、スイス、イタリアで共演。翌年サンクトペテルブルクのマリインスキー劇場で演奏。国内ではリサイタルツアーを行った。2016年10月にCD「ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番、ワックスマン:カルメン幻想曲」を発表し、レコード芸術で特選盤等、高い評価を受けた[2]。2017年まで東京音楽大学付属高等学校の特別特待奨学生として在籍していた[2]。現在は、桐朋学園大学ソリストディプロマコースに在学、およびスイスのザハール・ブロン・アカデミーに在籍している[3]。2017年3月に新日鉄住金音楽賞を受賞した[4]

使用楽器は、日本ヴァイオリンより貸与されているピエトロ・グァルネリ[5]

家族・親族[編集]

作曲家 服部隆之の娘、服部克久の孫娘[6]、服部良一の曾孫、バレエダンサーの服部有吉の従姪である。

参加作品[編集]

  • NHK大河ドラマ真田丸音楽全集(2016年)AVCL-25919〜22
    • 真田丸紀行(ヴァイオリン&ピアノ編)
  • NHK大河ドラマ真田丸オリジナル・サウンドトラックTHE BEST(2016年)AVCL-25923
    • 真田丸紀行(ヴァイオリン&ピアノ編)
  • 服部克久『音楽畑22 The Final?』(2019年)WPCL-13108
    • ル・ローヌ(河)〜3 Generation Version〜
  • ZAKHAR BRON CHAMBER『IMPRESSIONS』(2019年、Ars Produktion)ARS38133S
    • ワックスマン:カルメン幻想曲

参考文献[編集]

注釈・出典[編集]

外部リンク[編集]