東京都立小笠原高等学校 – Wikipedia

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東京都立小笠原高等学校(とうきょうとりつ おがさわらこうとうがっこう)は、東京都小笠原村父島字清瀬にある都立高等学校。全校生徒は46人である(平成31年4月現在)[3]。村外からの志願には入学後の保護者との同居等の制約がある[2][1]

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戦後のアメリカ軍統治時代、小笠原諸島の唯一の教育機関は、米軍子弟のために設立された、ラドフォード提督初等学校であった。同校は島民子弟の教育も併せて行っていた。しかし9年制のラドフォード提督学校(1965年までは7年制)の初等中等教育を終え、高校進学を希望する生徒は、アメリカ軍の援助によってグアムのハイスクールに親元を遠く離れて進学しなければならなかった[2]。そこで1968年6月の小笠原諸島返還に先立ち、日本政府と東京都が現地調査団を派遣した際に島民は高校設置を強く要望した[2]。その結果、父島に全日制普通科の高等学校を設置することになった[2]。1969年1月1日には東京都庁第1庁舎内に東京都立小笠原高等学校開設準備室がおかれ、東京都教育委員会は犬飼基義を初代校長に任命した。設置場所は奥村にある旭山の山腹が適地とされたが用地造成は困難を極めた。しかし4月23日にはプレハブの仮設ながら校舎の大部分の建設が完了。4月24日、東京都立小笠原高等学校を開校した[2]。入学した生徒は、3年生と2年生がグアム島の高校からの転校生、1年生13名のうち5名がラドフォード提督学校卒業、8名が小笠原村立小笠原中学校の卒業生だった。

エピソード[編集]

アクセス[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 但し、保護者もしくは身元保証人を引き受けてもらえる6親等以内の親族との同居が必要[1]

出典[編集]

  1. ^ a b 島外生徒受入事業
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q トップ> 入学案内> 学校案内”. 小笠原高等学校. 2017年10月27日閲覧。
  3. ^ 支庁の案内 > 管内概要” (日本語). 東京都小笠原支庁. 2020年5月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年5月18日閲覧。
  4. ^ 小笠原村民だより No.535”. 小笠原村 (2008年2月1日). 2017年10月27日閲覧。
  5. ^ 「センター試験24泊25日」は「9泊10日」へ~一木重夫・小笠原村議インタビュー再び(石渡嶺司) – Yahoo!ニュース” (日本語). Yahoo!ニュース 個人. 2019年9月8日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

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