スズカデヴィアス – Wikipedia

スズカデヴィアス(Suzuka Devious[1])は、日本の競走馬。2018年の新潟大賞典(GIII)。馬名の由来は「冠名+近親馬ドクターデヴィアスより」[5]

デビュー前[編集]

2011年5月8日、北海道浦河町の辻牧場で誕生。栗東・橋田満厩舎に入厩する[6]

3歳(2014年)[編集]

年明けデビューながら2戦目の未勝利戦と3戦目のすみれステークス(OP)を連勝し、春のクラシックに駒を進める。しかし、皐月賞(GI)では14着、東京優駿(GI)では9着に終わった。秋に比叡ステークス(1600万下)を逃げ切って3勝目を挙げる[6]

4歳(2015年)[編集]

京都記念(GII)ではスロー逃げに持ち込み、ラブリーデイにはハナ差競り落とされたが追い込んできた1番人気キズナにはクビ差先着して2着を死守した。しかし、これ以降長らく掲示板にも載れない時期が続く[6]

5歳(2016年)[編集]

3歳秋以来、先行脚質となっていたが、横山典弘が騎乗した年末の金鯱賞(GII)でポツンと離れた最後方から上がり3F32秒8を計測(着順は10着)したのを機に、差し追い込みへの脚質転換を遂げる[7]

6歳(2017年)[編集]

年明け初戦の白富士ステークス(OP)で2年2ヶ月ぶりの勝利を挙げる[7]。以後、度々重賞競走で馬券に絡むも、なかなか勝利には恵まれなかった[6]

7歳(2018年)[編集]

5月6日の新潟大賞典(GIII)では単勝5番人気だったが、初騎乗の三浦皇成に導かれて直線で鋭く伸び、7歳にして待望の重賞初制覇を果たした[8]

7月15日函館競馬場で行われた函館記念(GIII)に出走して5着。このレースでJRAの競馬場全10場への出走を達成した。

8歳以降(2019年-2021年)[編集]

6月30日の巴賞では59kgの斤量を背負い13番人気であったが、直線で鋭く伸びて差し切り、前年の新潟大賞典以来となる勝ち星を挙げた[9]。その後函館記念16着を挟んでオーストラリアのコーフィールドステークスに海外遠征、それから翌年2020年3月までオーストラリアで長期滞在して転戦したが、勝ち星は得られなかった。

帰国後は障害競走に転向し、障害初出走となった11月1日の障害未勝利戦で初白星を手にした[10]。以降は3戦目に中山大障害に出走するなど障害競走を使われ続けていたが、10歳になった2021年6月6日の中京競馬場での第1競走で第1指関節脱臼を発症、予後不良のため安楽死処分となった[2]

競走成績[編集]

以下の内容は、JBISサーチ[11]およびnetkeiba.com[12]に基づく。オーストラリアでの結果はレーシング・オーストラリアに基づく[13][14][15][16][17][18]

  1. ^ 障害戦は直線のもの。
  2. ^ 障害戦は平均1F。

注釈[編集]

出典[編集]

外部リンク[編集]