エリザベス・クラーラー – Wikipedia

エリザベス・クラーラー[1](Elizabeth Klarer、旧姓 ウォラットWollatt;[2]1910年7月1日 – 1994年2月) は、1954年と1963年の間に地球外生命体とコンタクトしたと主張した南アフリカ共和国の女性である。[3]
彼女は地球外生命体と性的交渉をおこなったと主張する最初の女性たちのうちのひとりである。[4]

彼女は南アフリカ共和国、ナタール州のモーイ・リヴァー(en:Mooi River)に生まれた。[5]
7歳のとき彼女と姉は、クワズール・ナタール州の中部地方で、両親の農場内家屋(farmhouse)の外で最初の宇宙人との遭遇をしたとされる。
クラーラーは、真珠のような光沢を帯びた銀色の円盤に捕らえられた、凹凸あるひとつの流星が急落してくるのを目撃したと主張した。[2]
彼女は、ピーターマリッツバーグのセント・アンズ・ダイアシサン・カレッジ(St. Anne’s Diocesan College)に入学し、そしてイタリア、フィレンツェに移り、美術と音楽を勉強した。その後、彼女はケンブリッジ大学で気象学で4年間の学位記を修了し、そして軽飛行機を飛ばすことができるようになった。[2]

ジョージ・アダムスキーの『Flying Saucers Have Landed』(1953年)と『Inside the Space Ships』(1955年)を読んだ後、彼女は自分が子供時代以来、エーコン(Akon)という友好的な宇宙人からときどきテレパシーによるメッセージを受け取っていたことを思い出した。おそらくエーコンは、アダムスキーの金星の宇宙人の友人であるオーソン(Orthon)とは関係は無い。
彼女は、1955年7月17日、ドラケンスバーグ山脈から宇宙船の複数の写真を撮ることができた。[6]
これは、1952年にアダムスキーによってオーソン(Orthon)となされたものと同様な配列であった。

エリザベス・クラーラーの位置(南アフリカ共和国内)

エリザベス・クラーラー

クラーラーは、なんとかしてエーコンと彼の宇宙船を呼び降ろし、1956年4月7日に実際に着陸した。[5]彼女は地球軌道にある母船に運び上げられ、そして – ここで話は1950年代半ばのコンタクティー標準とはやや異なってくる – 結局のところ1957年のエーコンの母星で、ケンタウルス座アルファ星にある惑星メトン(Meton)に運ばれ、そこで彼女とエーコンはセックスし、彼女は妊娠し男児を出産した。[4]彼女の息子アイリング(Ayling)は、教育のためメトンに残り、いっぽうクラーラーは地球に帰還した。宇宙への旅、性交、妊娠、出産、そして帰還の旅の全行程は、おそらくは4ヶ月もかからなかった。

クラーラーは時が経ってから『Beyond the Light Barrier』(1980年)を出版したが、[7]これは自分の地球外の冒険についての本であった。
1950年代後半の世界講演旅行で、ジョージ・アダムスキーは、わざわざ南アフリカを訪れ、友好的で賢明な「宇宙兄弟」とのさまざまな経験についてお喋りしようとクラーラーを捜し出した。
このときまでに、宇宙-母性と主張されることを経験するアダムスキーの支持者は、クラーラーだけではなかった。[8][9]

エリザベス・クラーラーは84歳で乳癌で死亡し、[4]2冊目の著書『The Gravity File』は未完のままであった。[2]
その本はエーコンの「電気重力推進」技術を説明するほかに、1冊目の空所を埋めたであろう。

文献目録[編集]

  • Beyond the Light Barrier (1980年)
    • 邦題『光速の壁を超えて 今、地球人に最も伝えたい《銀河の重大な真実》 ケンタウルス座メトン星の《宇宙人エイコン》との超DEEPコンタクト』(ケイ・ミズモリ訳)ヒカルランド ISBN 9784864713672
  • Jenseits der Lichtmauer: Vorgeschichte und Bericht einer Weltraumreise (1977年)

ポピュラー文化において[編集]

エリザベス・クラーラーは、南アフリカのシンガーソングライター ジム・ネヴァーシンク(en:Jim Neversink)のアルバム『Shakey is Good』(2008年)の歌「Even Elizabeth Klarer」の中で言及されている。

  1. ^ 著書『Beyond the Light Barrier』の和訳時の著者名による
  2. ^ a b c d The Woman Who Loved An Alien”. bookslive (2010年2月19日). 2016年8月25日閲覧。
  3. ^ Christopher, Paul (1998). Alien Intervention. Lafayette, LA: Huntington House. pp. 156–7. ISBN 9781563841484 
  4. ^ a b c Dmitriyev, Yevgeny (2004年). “Aliens take samples of semen and ovule from human abductees for their genetic experiments”. Pravda.ru. オリジナルの2009年2月3日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20090203115739/http://english.pravda.ru/science/19/94/378/13623_aliens.html 2009年1月2日閲覧。 
  5. ^ a b Faria, J. Escobar (1960) (Portuguese). Discos Voadores, Contatos com Sêres de Outros Planêtas. Volume 15 of O Homem e o Universo. São Paulo: Edições Melhoramentos. p. 28. OCLC 22285507 
  6. ^ Humphrey, Christopher (2005). UFOs, PSI, and Spiritual Evolution. Kempton, IL: Adventures Unlimited Press. ISBN 9781931882385 
  7. ^ Klarer, Elizabeth (2008) [1980]. Beyond The Light Barrier: The Autobiography of Elizabeth Klarer. Claremont, Cape Town, ZA: New Vision. ISBN 9780620319058 
  8. ^ Randles, Jenny (2006年). “Star Children”. 2006年5月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年1月2日閲覧。
  9. ^ McKenzie, Hal. “Britain ahead of U.S. in UFO disclosure”. cosmictribune.com. 2009年1月2日閲覧。

外部リンク[編集]