ゴーフォザサミット – Wikipedia

ゴーフォザサミット(欧字名:Go for the Summit、2015年4月2日 – )は、日本の競走馬[1]。2018年の青葉賞の勝ち馬である。

馬名の意味は、「頂点を目指す」。半兄に2012年の産経大阪杯を勝ったショウナンマイティがいる[3]

デビュー前[編集]

2015年4月2日、北海道新ひだか町の矢野牧場で母ラグジャリーの10番仔として誕生。同年のセレクトセールに上場され、馬主エージェントの鬼塚義臣によって4,300万円(税抜)で落札された[4]

2歳(2017年)[編集]

山本英俊によって所有され、美浦・藤沢和雄厩舎に入厩。8月20日に札幌競馬場で行われた新馬戦で鞍上蛯名正義でデビューし、5着となる。続く未勝利戦でも蛯名が手綱を取り、2着に2馬身半差をつけて初勝利を収めた[5]。3戦目はヴァンサン・シュミノーに乗り替わり、百日草特別に出走。単勝4番人気ながらメンバー中最速の上がり3F33.6の末脚で2連勝を飾った。勝ち時計2:00.9は2014年の同レースでルージュバックがマークした2歳コースレコードに0.1秒差と迫る好時計だった。蛯名、シュミノーがともに「まだまだ良くなる」と評したことから、年内は無理をセず、年明けの東京開催まで休養に入った[6]

3歳(2018年)[編集]

復帰戦となった共同通信杯(GIII)では、スタートで他馬に寄られて後方からの競馬となり、メンバー中最速の上がり3F33.2の末脚で追い込むも4着に終わる[7]。続くスプリングSでは、後方からレースを進めるも伸びきれずに7着に沈んだ[8]。ダービートライアルの青葉賞(GII)では、年明けの2戦で手綱を取った田辺裕信に代わり、蛯名が鞍上に復帰する。過去2戦が振るわなかったことから単勝6番人気と評価を落としていたが、直線では力強く抜け出し、2着エタリオウに2馬身差をつける完勝で重賞初制覇を果たした。同時に、東京優駿への優先出走権を獲得した[9]

東京優駿(GI)は、1コーナーでの不利で位置取りが想定より後ろになったことも響いて7着に終わり、蛯名の25回目の挑戦でのダービー初制覇はならなかった[10]。夏には米GIベルモントダービー招待ステークスへの参戦が計画されたが、日本貨物航空全便が整備記録の記載問題のため運行中止になるトラブルに巻き込まれ、遠征は中止された[11]。代わって出走した札幌記念では先行集団から伸びきれず7着に終わった[12]。続く神戸新聞杯でも8着に敗れ、休養に入った。

4歳 – 7歳(2019年 – 2022年)[編集]

古馬となってからは勝ち星を挙げることなく、2022年4月17日の福島民報杯13着を最後に現役を引退、同年4月21日付で競走馬登録を抹消された。引退後は馬事公苑で乗馬となる[2]

競走成績[編集]

以下の内容は、netkeiba.com[5]およびJBISサーチ[13]の情報に基づく。

外部リンク[編集]