ロマヌ・ディッコ – Wikipedia

獲得メダル
フランス
柔道
オリンピック
2020 東京 78kg超級
2020 東京 混合団体
世界団体
2017 ブダペスト 70kg超級
ヨーロッパ選手権
2018 テルアビブ 78kg超級

ロマヌ・ディッコ(Romane Dicko 1999年9月30日- )は、フランスの柔道家。階級は78kg超級。身長180cm。体重95kg[1]

それまでは、水泳に取り組んでおり結果も出し始めていたが2012年のロンドンオリンピックで78㎏級のオドレー・チュメオが銅メダルを獲得したことに影響を受けて柔道を始めた。2016年には白帯ながらフランス選手権を制した[2]。また、ヨーロッパカデ70kg超級で優勝すると、団体戦でも優勝した[1]。2017年には9月の世界団体に出場して3位になった[1]。ヨーロッパジュニアでは78kg超級で優勝すると、団体戦でも優勝した[1]。しかし、10月の世界ジュニアでは初戦で素根輝に技あり2つを取られた後に、横四方固で敗れた。団体戦でも2敗して7位に終わった[1]。なお、個人戦で敗れた翌日には団体戦が控えていたにもかかわらず、他の7名の選手とともにホテルの一室で真夜中まで乱痴気騒ぎを引き起こして、その模様をSNSに配信していた。その行為がフランス柔道連盟のテクニカルディレクターにより問題視されて、一旦は国内外の大会への1ヶ月に及ぶ出場停止処分が下されたものの、その後規律委員会により決定が覆されて、11月の世界選手権 (無差別)には出場可能となった[3][4][5]。その大会では準々決勝でオランダのテシー・サフェルカウルス、その後の3位決定戦でもキューバのイダリス・オルティスにもそれぞれ一本負けして5位だった[1]。2018年のヨーロッパ選手権では決勝で世界選手権無差別2位であるボスニアヘルツェゴビナのラリサ・ツェリッチを破るなどオール一本勝ちして優勝した[6]。世界選手権は肩の負傷により回避した[7]。2020年のヨーロッパ選手権では優勝した[1]。2021年のワールドマスターズでも優勝した[8]。7月に日本武道館で開催された東京オリンピックでは準決勝でキューバのオルティスの技ありで敗れるも、銅メダルを獲得している[9]。東京オリンピック混合団体では決勝の日本戦でオリンピックチャンピオンである素根の合技で敗れたが、チームは優勝を果たしている[10][11]

IJF世界ランキングは2410ポイント獲得で、1位(22/2/21現在)[12]

主な戦績[編集]

  • 2016年 – ヨーロッパカデ 個人戦 優勝(70kg超級) 団体戦 優勝
  • 2017年 – 世界団体 3位
  • 2017年 – ヨーロッパジュニア 個人戦 優勝 団体戦 優勝
  • 2017年 – 世界ジュニア 団体戦 7位
  • 2017年 – 世界選手権 (無差別) 5位
  • 2018年 – グランプリ・トビリシ 優勝
  • 2018年 – ヨーロッパ選手権 優勝
  • 2020年 - グランプリ・テルアビブ 優勝
  • 2020年 - グランドスラム・パリ 優勝
  • 2020年 – ヨーロッパ選手権 優勝
  • 2021年 - ワールドマスターズ 優勝
  • 2021年 - グランドスラム・テルアビブ 優勝
  • 2021年 - グランドスラム・カザン 優勝
  • 2021年 - 東京オリンピック 3位
  • 2021年 - 東京オリンピック混合団体 優勝
  • 2022年 - グランドスラム・パリ 2位
  • 2022年 - グランドスラム・テルアビブ 優勝

(出典[1]、JudoInside.com)。

外部リンク[編集]