レースのカーディガン – Wikipedia

レースのカーディガン」は、坂上香織のデビューシングルである。東芝EMI / EASTWORLDから1988年8月24日に発売された[1][2]

フジテレビ系アニメ『キテレツ大百科』のエンディングテーマ[注 1]に起用された[3]。キャッチコピーは『かおり、深呼吸。

リリース[編集]

EP・8cmCD・CT全3形態で発売され、ジャケット写真がそれぞれ異なっており、初回プレスジャケットに印刷されている坂上のイニシャルを模したロゴマーク[注 2]である「Sk」マークをこすると「香織のかおり」がするという、フレグランスカプセル入りの透明なセロファン状のシール貼付という特殊加工が施された。

プロモーション配布用としてスペシャルプレスキットと称するものが製作された。セット内容は、坂上をイメージしたフローラルの香りの特製石鹸(白色・楕円形)と、プロフィールや歌手デビューまでのバイオグラフやインタビューを掲載したフォトブックレットを封入し、通常サイズ(12cm)のCDケースに8cmCDを納めたものであった。また、ディスクには坂上のロゴマークである「Sk」マーク(黒色)入りの特製8cmCD用アダプタ(白地)が装着され、これらをウレタンケース収納してマスコミに配布された。ちなみに、このアイテムの特製石鹸のフローラルの香りは、各3媒体のジャケットに貼付されたシール「香織のかおり」と同じ香りである。

プロモーション・ビデオ[編集]

  • PVの監督は大林宣彦で、尾道三部作のロケ地である広島県尾道市にて5日間(1988年7月1日 – 7月5日)かけて、総勢30余名のスタッフにより撮影が行われた。
    PVは、坂上がノスタルジックな少年と少女「わたしが憧れているボク」「影、夢見るもう一人のわたし」、坂上自身の「十四歳のわたし(香織)」の3役を演じ分け、合成編集により3役共演を披露している。
    また、この映像は同年9月に発売された1stビデオ『香織の、―わたし ものがたり。』(VHS:FK030-7001 / LD:FV025-7001、仮題は『ゆらゆら夏の影法師』)の編集版であるが、マスコミ用であるPVのみに使用されたカットや衣裳でも登場している。このビデオ作品のVHSジャケットの背表紙やLDジャケットの裏面にも、かおりシールなる「香織のかおり」がするという加工がされている。
CT
全作詞: 松本隆。
# タイトル 作詞 作曲 編曲 時間
1. レースのカーディガン(歌入り) 松本隆 来生たかお 萩田光雄
2. 「レースのカーディガン」(オリジナル・カラオケ) 松本隆    
3. Privacy(歌入り) 松本隆 井上ヨシマサ 武部聡志
4. 「Privacy」(オリジナル・カラオケ) 松本隆    

合計時間:

収録作品[編集]

アルバム[編集]

映像作品[編集]

楽曲 アルバム 発売日 備考
レースのカーディガン レースのカーディガン 1988年12月28日 非売品プロモーションビデオ
ミュージックビデオ『香織の、―わたし ものがたり。』より編集されて作製。
香織の、―わたし ものがたり。 1988年9月23日
Privacy 香織の、―わたし ものがたり。 1988年9月23日 1コーラスのみ収録

注釈[編集]

  1. ^ ジャケットには「フジテレビ系アニメ『キテレツ大百科』主題歌」と表記されている。
  2. ^ ○の中にSkというアルファベットが描かれたもの。

出典[編集]