アサシン クリード ユニティ – Wikipedia
『アサシン クリード ユニティ』(英: Assassin’s Creed Unity)は、ユービーアイソフトより北米において2014年11月11日、日本において2014年11月20日発売のゲームソフト。アサシン クリードシリーズ8作目の作品である。2013年に発売された『アサシン クリード IV ブラック フラッグ』の続編となり、また北米で同日に発売された『アサシン クリード ローグ』とのストーリー上の繋がりも有している。
舞台はフランス革命中のパリ。シングルプレイでは革命の影で暗躍する勢力の正体を暴くため奔走するアルノ・ドリアンが主人公となる。ゲームプレイでは既存の三人称視点のワールド探査が踏襲されているが、戦闘・パルクール・ステルスシステムの刷新が図られている。またマルチプレイでは、シリーズ初の協力プレイが導入され[1]、ストーリーやワールドマップでの探査などが含まれている。
ストーリー[編集]
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公式サイトのストーリーより引用[2]。
- 1789年。空前の不況が襲うフランス。当時王だったルイ16世とマリー・アントワネットらはその現状に目をそむけていた。そのため国民はのちにフランス革命となる決起を引き起こした。自由と平等と平和が国民を待っているはずだったが、何者かによってギロチンによる恐怖政治へと変貌することになった。誰もが恐怖を恐れる中、ある男がこの状態を変えるために立ち上がることになる。
登場人物[編集]
過去編[編集]
- アルノ・ドリアン
- 声 – 三木眞一郎
- 今作の主人公。1768年生まれ[3]。愛するものを殺されたショックでアサシン教団に参加、修行の影響で研ぎ澄まされた知性を手に入れ暗躍する。
- エリス・デ・ラ・セール
- 声 – 豊口めぐみ
- アルノの幼馴染。元貴族の令嬢。ある事件をきっかけにアルノのライバル組織、テンプル騎士団のメンバーとなる。
- ルイ16世
- 声 – 室園丈裕
- フランスブルボン朝第5代国王。
- マルキ・ド・サド
- 声 – 藤原啓治
- フランス貴族。サド侯爵の名で知られる。
- オノーレ・ミラボー
- 声 – 桂一雅
- フランス貴族。貴族院議員として国民議会に参加した。
- ナポレオン・ボナパルト
- 声 – 高橋広樹
- 後に皇帝の地位にまで上り詰めたフランス軍人。
- マクシミリアン・ロベスピエール
- 声 – 川中子雅人
- フランス弁護士、政治家。ジャコバン派のリーダーとして恐怖政治を行った。
現代編[編集]
- (プレイヤー)
- 現代編において、アルノの記憶を追体験する人物。名も無き一般人で、作中でも姿や名前、性別などの言及はない。アブスターゴ社のゲーム機「HELIX」を通じてアルノとシンクロしていたが、その素質をビショップに見いだされアサシン教団へ入団する。
- ビショップ
- 黒髪の女性でアサシン教団の一員。アブスターゴ社の計画を阻止すべく、プレイヤーと接触する。プレイヤーのことを「新人さん」と呼ぶ。
ノートルダム大聖堂の火災を受けて[編集]
2019年4月15日に発生したノートルダム大聖堂の火災を受け、「以前の大聖堂の美しさを知ってもらいたい」との理由から、ユービーアイソフトは同年4月18日から1週間限定で本作のPC版の配布を決定、さらにユービーアイソフトはノートルダム大聖堂の修繕のために50万ユーロを寄付することを明らかにした。[4]
不具合騒動[編集]
発売直後から世界中のPC版を含む多くのプラットフォームでフレームレートの低下、ゲームのクラッシュ、突如としてプレイヤーキャラクターが地面の下に落下するなど、様々なバグ(グリッチ)がユーザーから報告され大きな騒動となった。
ユービーアイソフト側は正式にこれらの不具合を認め、パッチの制作に取り掛かると同時にUbisoft Montreal CEOであるヤニス・マラ(Yannis Mallat)がブログ上で謝罪する事態となった。
更にお詫びとしてシーズンパス購入者には同社の他作品のうち1つのゲームを無償で提供、単体での購入者にはDLC第一弾である『Dead Kings』の無償配布を発表し、併せてシーズンパスの廃止を決定した。[5][6]
また、ユービーアイソフト側がメディアに対して本作のレビュー公開をリリース後12時間まで禁止する措置を取ったことも問題視されたため、ユービーアイソフト側はレビューポリシーの改定を検討しているとした。[7]
これらの一連の騒動によりユービーアイソフトの株価は本作リリース後初週で一時9.12%下落した[8]。
外部リンク[編集]
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