宮城県立視覚支援学校 – Wikipedia

宮城県立視覚支援学校(みやぎけんりつ しかくしえんがっこう)は、宮城県仙台市青葉区にある県立特別支援学校。旧称「宮城県立盲学校」。視覚障害を教育対象としている。   

1903年5月に、折居松太郎がキリスト教会内に開設した盲人日曜学校と、1906年4月に、菅原通が自宅に開設した私立唖人学堂が前身となっている。

折居松太郎が市内東六番に開設した学校は、私立東北盲人学校となり東二番町、二十人町、小田原金剛院町、新町と移転を繰り返した。一方、菅原通の開設した唖人学堂は、北四番丁の自宅敷地内に隣接していた(現在の松尾神社向かい側)。

そして、1914年4月、外記町(現在の青葉区本町3)に宮城県立盲亜学校が開設され、これと折居松太郎の盲人日曜学校、菅原通の私立唖人学堂が合併する形で、学校経営がなされた。

教育目標[編集]

視覚等の障害を克服して調和のとれた人格の形成につとめ,社会の一員として自主的・積極的に生きる人間を育成する。

経営方針[編集]

明るく・楽しく・仲よく
  • (1) 学校のすべての教育活動は法規にのっとり,社会の要請と児童・生徒の実態を重視して運営する。
  • (2) 職員はそれぞれの立場で教育目標を指向し,全体との調和を図りながら慎重に計画し実践する。
  • (3) 職員と児童・生徒の自主的・創造的活動を尊重する。
  • (4) 学校の運営の基礎を職員と児童・生徒相互の敬愛に基づく和におく。

重点目標[編集]

  • (1) 児童・生徒の実態理解をさらに深め・基礎学力の充実を図る。
(個々の能力の伸長を目指す)
  • (2) 重複児童・生徒の実態を踏まえた効果的指導のあり方を研究実践する。
  • (3) 地域や他校との交流を推進する。
  • (4) 適切な進路指導を推進する。
  • (5) あはき法国家試験に対応した指導体制を確立し,理療師としての道を拓く。
  • (6) 全国盲学校ネットワークの実施に伴い,情報機器の有効な活用を促進する。
  • (7) 教育相談の充実を図り、地域の視覚障害児教育センター的役割をめざす。

ヘレン・ケラー[編集]

宮城県立盲学校には、1937年と1948年の二度にわたってヘレン・ケラーが訪れている。

その関係から、もともとは同一の学校であり、後に分離した宮城県立聾学校(宮城県立ろう学校を経て、現在の宮城県立聴覚支援学校)の校庭には、ヘレン・ケラーの来校を記念してその銅像が存在している。

北緯38度16分42.5秒 東経140度52分42.6秒 / 北緯38.278472度 東経140.878500度 / 38.278472; 140.878500

関連項目[編集]

外部リンク[編集]