フレディ・リム – Wikipedia

フレディ・リムFreddy Lim、本名:林昶佐(りん・ちょうさ)、1976年2月1日[2] – )は、台湾・台北市出身の政治家、ヘヴィメタル・ミュージシャン。また、アムネスティ・インターナショナル台湾の元支部長である[3]。台湾のブラックメタルバンド、ソニックの結成メンバーであり、ヴォーカル兼二胡奏者である。台湾最大級のロックフェスティバル、「野台開唱(FORMOZ FESTIVAL)」の発起人の一人でもある。

私生活[編集]

  • 妻は、ソニックのベーシスト兼リーダーのドリス・イエで、2004年に正式に結婚している[5]
  • 日本の漫画が好きであり、かなりの数を収集している。聖闘士星矢のアニメのテーマ、ペガサス幻想をカバーしたこともある。また、李登輝学校の卒業式の際、李登輝とともに魁!!男塾のコスプレを行った[6]
  • 野球ファンであり、台湾のチーム「兄弟エレファンツ」のファンである。始球式にも登場し、メンバー全員で投球した[7]

ひまわり学生運動では、「台湾魂」という横断幕を掲げた立法院で応援演説をおこない[8]、ひまわり学生運動をきっかけに2015年1月25日に成立した時代力量の創設メンバーとなり[9]、第九回中華民国立法委員選挙にて台北市5区から立候補[10]。 2016年、立法院の選挙で当選[11]

2019年に離党[12]。2020年の第十回中華民国立法委員選挙では無所属だったものの、2019年12月に凱達格蘭大道で開いたソニックのライブに現職総統の蔡英文が参列したり[13]、選挙区に民進党候補を擁立しなかったこともあり、二選を果たした[14]

2016年の当選後に、ひまわり運動参加者だった在学中の賴品妤を議員助手として迎え入れ[15]、2020年の選挙では、民主進歩党から出馬した品妤も初当選し、師弟の共闘は立法院議場でも実現することになった[16]

政治思想[編集]

政界での評価[編集]

時代力量の立法委員であるカウロ・イユン・パチダルは、フレディを「台湾、若者、先住民を思いやり、正しいと思えば、がむしゃらに突き進む。その行動力はすごい」と評していた[8]

フレディの議員1期目に文化部部長を務めていた元立法委員の鄭麗君(民進党)は、文化閣僚とミュージシャンという政策上の利害関係者同士、かつ1児の親という共通点を通じて政策談義を交わすうちに意気投合。2期目の選挙活動では鄭が応援に駆けつけて「フレディの政治への情熱は議員だけを職業としている他の政治家にも劣らない。」とフレディの再選支持を訴えた[19]

立委評鑑[編集]

オンブズマン的活動をしている社団法人公民監督国会聯盟中国語版により、議会での出席率や質問提出率などから算出される立法委員評価では、2021年末時点で第9期(2016-2020)の8会期中5会期で、第10期(2020-)の3会期中1会期の通算6度「優秀委員」の評価を獲得している[20]

2016年立法委員選挙[編集]

  • 台北市第五選挙区(萬華区・中正区南門里等21里)[21]

2020年立法委員選挙[編集]

  • 台北市第五選挙区[23]

2022年リコール投票[編集]

台北市議鍾小平中国語版(中国国民党)によって提議、提出された第一段階の署名(有権者数の1%)は2021年8月に[25]、第二段階の署名(同10%)は同11月に通過し[26]、2022年1月9日に実施されることが決定した[27]

背景[編集]

韓国瑜の高雄市長リコール投票(2020年6月)成立後、各地で与党民進党およびそれに近い立場をとる県市議会議員の報復性リコール投票が相次ぎ[28][29]、2021年には立法院にも波及した。フレディと同じく立法院外交・防衛委員会中国語版に属する陳柏惟(台湾基進所属)もその標的となり、失職した[30]。外交・国防委員会は13の委員を民進党6(立法院長で投票権のない委員長游錫堃を含む)、国民党5、林と陳で各1の立法委員で構成されていたため[31]、この2名を排除すれば中国に対する国防強化を狙う蔡英文政権への予算質疑や執行上での妨害が可能となる[32]

結果[編集]

1月9日の投票の結果、賛成が54,813票、反対が43,340票となり、賛成多数であったが、賛成票数が全有権者の4分の1である58,756票を約4,000票下回るため、リコールが不成立[33]

外部リンク[編集]