シャドウズ・イン・ジ・エアー – Wikipedia
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『シャドウズ・イン・ジ・エアー』(Shadows in the Air)は、イギリスのミュージシャン、ジャック・ブルースが2001年に発表した、ソロ名義では12作目のスタジオ・アルバム。
ブルース自身は、本作の方向性に関して「ラテンから影響を受けた音楽」と説明しており、クリーム時代の曲のリメイク「サンシャイン・オブ・ユア・ラヴ」と「ホワイト・ルーム」(いずれもエリック・クラプトンがゲスト参加した)では、サルサ風のアレンジが導入された[2]。また、「アウト・イントゥ・ザ・フィールズ」は、かつてブルースがレスリー・ウェスト、コーキー・レイングと組んでいたバンド「ウェスト、ブルース&レイング」名義で発表した曲のリメイクで[2]、「ボストン・ボール・ゲーム1967」と「ヒー・ザ・リッチモンド」は、ブルースのソロ・アルバム『ソングス・フォー・ア・テイラー』(1969年)収録曲のリメイクである。
本作で共同プロデューサーを務めたキップ・ハンラハンは、1983年のセカンド・ソロ・アルバム『デザイアー・デヴェロップス・アン・エッジ』でブルースをゲストに起用し、以後も共演を繰り返してきたミュージシャンで[3]、ブルースの次作『モア・ジャック・ザン・ゴッド』でも引き続きプロデュースに貢献した[4]。
Travis Dragesetはオールミュージックにおいて5点満点中2.5点を付け「一部の曲はブルースが書き下ろした新曲で、6曲は彼の代表曲をトーンダウンしたリメイクである」と評している[5]。
特記なき楽曲はジャック・ブルースとキップ・ハンラハンの共作。
- アウト・イントゥ・ザ・フィールズ “Out into the Fields” (Jack Bruce, Pete Brown, Leslie West, Corky Laing) – 5:23
- 52ndストリート “52nd Street” – 3:59
- ハート・クェイク “Heart Quake” (J. Bruce, P. Brown) – 5:31
- ボストン・ボール・ゲーム1967 “Boston Ball Game 1967” (J. Bruce, P. Brown) – 2:01
- ジス・アンガーズ・ア・ライアー “This Anger’s a Liar” – 3:21
- サンシャイン・オブ・ユア・ラヴ “Sunshine of Your Love” (J. Bruce, P. Brown, Eric Clapton) – 4:31
- ディレクションズ・ホーム “Directions Home” – 4:29
- ミロンガ “Milonga” – 4:53
- ダンシング・オン・エアー “Dancing on Air” (J. Bruce, P. Brown) – 4:02
- ウィンドウレス・ルームス “Windowless Rooms” – 5:08
- ダーク・ハート “Dark Heart” – 5:59
- ミスター・フレッシュ “Mr. Flesh” (J. Bruce, Kip Hanrahan, Vernon Reid) – 2:13
- ヒー・ザ・リッチモンド “He the Richmond” (J. Bruce, P. Brown) – 3:19
- ホワイト・ルーム “White Room” (J. Bruce, P. Brown) – 5:48
- サージ “Surge” – 1:58
参加ミュージシャン[編集]
- ジャック・ブルース – ボーカル、ベース、ピアノ、アコースティック・ギター
- ヴァーノン・リード – ギター(on #1, #2, #5, #10, #12, #13)
- ゲイリー・ムーア – ギター(in #3, #11)
- エリック・クラプトン – ボーカル、ギター(on #6, #14)
- マルコム・ブルース – ギター、シンセサイザー(on #14)
- ドクター・ジョン – ピアノ、オルガン(on #5, #10)
- アンディ・ゴンザレス – ダブル・ベース(#4, #6)
- ロビー・アミーン – ドラムス
- オラシオ・エルナンデス – ドラムス
- ミルトン・カルドナ – コンガ(on #2, #3, #4, #6, #7, #8, #11, #14)
- リッチー・フローレス – コンガ(on #6, #14)
- ジミー・マクドナルド – アコーディオン(on #11)
- アルフレード・トリフ – ヴァイオリン(on #1, #7, #8, #14)
- ピロ・ロドリゲス – トランペット(on #4)
- ミゲル・ゼノン – アルト・サクソフォーン(on #4)
- マリオ・リヴェラ – テナー・サクソフォーン(on #4)
- パポ・ヴァスケス – トロンボーン(on #4)
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