黄昏時鼎談 – Wikipedia

黄昏時鼎談』(たそがれどきていだん)は、わかつきめぐみによる日本の漫画作品。『LaLa』(白泉社)本誌の増刊『LaLaスペシャルCindy』『LaLa Club』で、1987年から1990年にかけて連載。JETS COMICS(全1巻)、白泉社文庫(全1巻)がそれぞれ刊行された。

第一話~第四話が1987年から1988年にかけて、第五話~第七話が1990年に掲載された。1話完結の短編を基本とし、雑誌掲載時に「黄昏時鼎談SPECIAL」と題した第四話のみ3つのショートストーリーで構成する。

各話とも、「もののけ」などのファンタジー要素を織り込みながら、主人公が日常の中から小さな気づきを得ていくストーリー。作者の単行本あとがきによると、旧校舎の取り壊しなど、作者の子どものころの経験を下敷きにした話が多い。

第一話の「もののけ」の子どもは、作者の読み切り作品「いきなりエスケープ」(『LaLa』1984年6月号掲載・花とゆめコミックス『トライアングル・プレイス』収録)、「ぼくのとなり」(『LaLa』1986年5月号掲載・花とゆめコミックス『トライアングル・プレイス』収録)、「ぼくのとなり・2 ふゆのおくりもの」(『LaLaDX』1987年クリスマス号掲載・花とゆめコミックス『So What?』1巻収録)にも登場している。

各話一覧[編集]

(かっこ内は掲載誌。各話とも話数表記のみで副題はない)

  • 第一話(1987年LaLaスペシャルCindy祝・進入学特大号)
人間の学校に通っている「もののけ」の子どもとその父親の話。
  • 第二話(1987年LaLaスペシャルCindy SUMMER号)
「家守」とその家に引っ越してきた男の話。
  • 第三話(1987年LaLaスペシャルCindy AUTUMN号)
人里近くの山に住むいたずら好きの「狐」と捨て子の話。
  • 第四話(1987年LaLaスペシャルCindy特別版)
下宿屋に越してきた学生と隣人の話。
魚が好きな少女と「月魚」の話。
古い校舎で学ぶ男子生徒と、そこに現れた少女の話。
  • 第五話(1990年LaLa SPRING CLUB)
古いランドセルがいやな男の子と「桜鬼」の子の話。
  • 第六話(1990年LaLa SUMMER CLUB)
罰掃除を言いつけられた女子生徒と「鏡魚」の話。
  • 第七話(1990年LaLa AUTUMN CLUB)
ピアノのけいこが嫌いで家出を図った女の子と「音楽会」に出る男の子の話。

単行本収録作品[編集]

表題作の本作に加え、作者が1987年から1992年までに白泉社の『LaLa』『Short Stories』『LaLaDX』などに発表した以下の短編11作品を収録し、JETS COMICSから1992年4月に刊行された。いわゆる主様シリーズにあたる「くちなしの薫る頃」「春は花笑み」「天つ水降り」の3作品は2006年にJETS COMICSから刊行された『ゆきのはなふる』にも収録された。

(かっこ内は掲載誌)

  • 2.5D (1987年Short Stories SUMMER、花とゆめコミックス『So What?』4巻再録)
  • 螺旋のユーウツ (1991年LaLaDX10月10日号)
  • blue
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    (1992年単行本描き下ろし)
  • Earth Blue (1988年Short Stories SUMMER、花とゆめコミックス『So What?』5巻再録)
  • Forest Green (1991年LaLa4月号)
  • 彼女の瞳 (1992年LaLaDX1月10月号)
  • 伽南の森 (1991年花丸・秋)
  • くちなしの薫る頃 (1990年LaLaDX7月10月号、花とゆめコミックス『グレイテストな私達』1巻再録)
  • 春は花笑み (1991年LaLaDX4月10月号)
  • 天つ水降り (1991年LaLaDX7月10月号)
  • ONE WAY (1988年Short Stories SPRING、花とゆめコミックス『So What?』4巻再録)