山脇学園短期大学 – Wikipedia
山脇学園短期大学(やまわきがくえんたんきだいがく、英語: Yamawaki Gakuen Junior College)は、東京都港区赤坂四丁目10番36号に本部を置いていた日本の私立大学である。1950年に設置され、2011年に廃止された。大学の略称は赤短[注釈 1]。
2008年5月12日閉学が決定され、2009年度以降の募集を取りやめた。2011年3月に学んでいた学生が全て卒業したことを受けて廃止され、60年の歴史に幕を閉じた。
大学全体[編集]
学校法人山脇学園により設置されていた日本の私立女子短期大学である。現在もある山脇学園中学校・高等学校と併設して、青山通りから坂道を上って直ぐの東京都港区赤坂にキャンパスがあった。学科体制は3学科で、国の短期大学制度が発足した初年1950年(昭和25年)に設置された伝統ある短大のひとつであった。
建学の精神(校訓・理念・学是)[編集]
山脇学園短期大学における建学の精神は「女性の本質を磨き、時代に適応する教養高き女性を育成する」となっていた。
教育および研究[編集]
山脇学園短期大学は、明治期に設置された山脇高等女学校家事専攻科の伝統を受け継いで設置された短大であったことから、家政系の学科にとりわけ伝統があった。ほか、英語科も設置され、国際交流のサポートや海外での語学研修に力を入れていた。「フライアテンダント講座」があった。
学風および特色[編集]
山脇学園短期大学は、家政・食物・英語の3学科が設置されておりいずれも女性を対象とした学科であった。この学科体制および呼称名は全国の短大でも珍しい例だといえる。故に、古風のイメージが強い。ほか、伝統的行事として新入生オリエンテーションでのダンスイベントが実施され、パートナーは慶應義塾大学の男子学生であった。
- 1903年(明治36年) : 女子實脩学校として設立
- 1906年(明治39年) : 高等女子實脩学校となる
- 1908年(明治41年) : 山脇高等女学校と改称、家事専攻科開設
- 1928年(昭和3年) : 財団法人山脇高等女学校
- 1947年(昭和22年) : 山脇学園中学校、高等学校を開設
- 1949年(昭和24年) : 家事専攻科廃止。山脇学園専攻科別科新設
- 1950年(昭和25年) : 山脇学園短期大学開学。当初は家政科の1学科のみ。山脇学園専攻科別科廃止
- 1951年(昭和26年) : 学校法人山脇学園許可
- 1954年(昭和29年) : 別科開設
- 1956年(昭和31年) : 食物科開設
- 1966年(昭和41年) : 英文科開設(学生数:女197[注釈 2][1][2])。ちなみに、既存の家政科は567[注釈 2][1][2]、食物科は435[注釈 2][1][2]
- 2005年(平成17年) : 英文科を英語科に改称
- 2008年(平成20年) : 学生募集を終了
- 2011年(平成23年) : 学生が全て卒業し廃校
基礎データ[編集]
所在地[編集]
- 東京都港区赤坂四丁目10番36号
象徴[編集]
カレッジマークはハート型の模様に富士山の絵が描かれたものとなっている。
教育および研究[編集]
組織[編集]
学科[編集]
- 家政科
- 食物科
- 英語科
専攻科[編集]
別科[編集]
- 家政専修が設置されていた。
取得資格について[編集]
教職課程
資格
附属機関[編集]
- 図書館
- 資料館:被服に関する資料が中心に所蔵されていた。
- 国際文化センター
学生生活[編集]
部活動・クラブ活動・サークル活動[編集]
山脇学園短期大学においてこれまで活動してきたクラブ活動には、ESS・ダンス・テニス・チアリーディングなどがあった。
学園祭[編集]
山脇学園短期大学の学園祭は「山脇祭」と呼ばれる。山脇祭実行委員会により運営され、クラブや研究発表などが行われている。過去には、「ビストロお好み焼き対決」と題したイベントが催されたこともあった。
大学関係者と組織[編集]
大学関係者一覧[編集]
教職員[編集]
- 山脇秀輔:初代学長
- 山脇馨:2代目学長
- 中川信吾:3代目学長
卒業生[編集]
キャンパス[編集]
設備[編集]
寮[編集]
山脇学園短期大学には「ドーミー赤坂レディース」と称した学生寮があった。
『芙蓉寮』と言う名前だった。
対外関係[編集]
他大学との協定[編集]
アメリカ[編集]
ポーランド[編集]
姉妹校[編集]
卒業後の進路について[編集]
就職について[編集]
編入学・進学実績[編集]
注釈[編集]
- ^ 赤坂にあることから
- ^ a b c 5月1日時点での学生数。
出典[編集]
参考文献[編集]
関連項目[編集]
公式サイト[編集]
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