福山雅治 福のラジオ – Wikipedia

福山雅治 福のラジオ(ふくやままさはる ふくのラジオ)は、JFN38局(2015年12月5日放送分から)で放送されているラジオ番組である。

2015年11月29日までの番組タイトルは「福山雅治のSUZUKI Talking F.M.」(ふくやままさはるのスズキ トーキング エフエム)。JFN37局ネットでの放送であった。
なお、番組タイトル内の「F.M.」はFMラジオと Fukuyama Masaharu のイニシャルにかけている。2015年7月19日放送で放送1000回を達成した。

1996年4月、それまで日曜16時から放送されてきた『Original Love SUZUKI SONG FOR LOVERS』(1994年4月3日 – 1996年3月31日)の後番組として『福山雅治のSUZUKI Talking F.M.』を放送開始。SUZUKIがスポンサーの番組としては『大江千里のSUZUKI STATION KIDS』から数えて3代目[1]

後述の各コーナーと福山の楽曲で構成されるほか、ゲストが登場することもあった。

2002年9月までは日曜午後の放送レーベルである『TOKYO FM LOVE STATION』に内包されていた。

2015年11月22日の放送で、2015年12月5日から放送時間が日曜16時から土曜14時へ移動、および番組タイトルが変更になることが発表された[2]。これにより18年8か月放送してきた日曜16時での『福山雅治のSUZUKI Talking F.M.』は終了することになった一方、長年日曜16時台に自社制作番組『おもいっ気りサンデー』などを放送していた三重エフエム放送[3]で、タイトル変更後の番組が放送されることになった。

枠移動後の初回放送では都内某所から生放送が行われ、新しい番組タイトルが『福山雅治 福のラジオ』であること、公式ホームページ・公式Twitterが放送開始と同時にオープンしたことが発表された。

主なコーナー[編集]

「ふつおたReading」と「ひとこと本音」以外は週によって異なり、毎回違う。福山が連続ドラマに出演している際には、その感想を紹介したり収録の裏話などを披露するコーナーが主となる。

ふつおた Reading
その名の通り普通のお便り紹介コーナー。夏休み期間中などには子供の投稿を紹介する「ふつおたKIDS」が放送される。
主婦・雅子のTalking F.M.
福山扮する「男心の分かる主婦」雅子が女性リスナーの悩みに答える(雅子でいる間は、自分の個人的な意見を述べる際は「雅治さんは…」といった形で話す)。が、時々雅子であることを忘れ、福山雅治としてコメントしてしまうことも。なお、福山いわく「雅子のイメージは黒木瞳」「Cカップ」「永遠の37歳」。今浪がメールを読み上げた後、雅子が「ズバリ、言ってもいい?」と一言断り、今浪が「どうぞ」または「お願いします」と言うと「○○ちゃん(ラジオネーム)、~よ」と意見をズバリと述べる。2008年に入ってからは下記のようにテーマが細分化されており、相談の内容によってはおよそ日曜夕方のFM番組とは思えないような方向へ話が発展することがある。この番組で一番人気のコーナーだったが2012年に後述のホテル福山が開始して以来人気を奪われ、2012年5月6日の放送を以ってコーナーが終了した。
スター☆雅秋の相談室
福山雅治扮する福山雅秋が、「妻が福山雅治を愛しすぎていて、自分の立場がない!」という夫の悩みに答える。ただし雅秋自身はその悩みをどうすることもできないため、主に聞くだけのコーナーとなる。
マサコーポ 〜ほろり一人ぼっち…〜
「主婦雅子」からの派生コーナー。「〜コーポ」や「〜ハイム」に一人暮らし…という大人の独身女性の悩みに雅子が答える。
どぎゃんもこぎゃんもホットライム
記憶に残る「アツい一言」を紹介し、「グラフガールズ」が判定する。当初は恋愛関連の台詞だったが、最近では中高生の部活でのエピソードが多い。
5時まで討論会
旦那達のバラッド〜今一度妻を口説こう〜
普段は照れくさくて言えない、世の夫達の妻への愛情と感謝のメッセージを紹介するコーナー。いい夫婦の日(11月22日)にちなんで22日に最も近い日曜日に放送されることが多い。福山曰く九州男児は正面を切って愛の告白をすると逮捕されるが、このコーナー内は超法規的空間なので告白してもよい。関東と九州ではやはり文章に地方格差がある。なお、父の日などの直前には逆に妻が夫に愛情メッセージを送るコーナーとして放送されることもある。
大恋愛 恋のビッグバン
その名の通り、リスナーから寄せられたドラマの様な大恋愛を紹介する。このコーナーと「ホットライム」のコーナータイトルは福山が適当に歌ったものが使用されている。以前は「大秘密 恋のスイスバンク」などの派生コーナーがあった。
福山出戻り物語→福山警察24時→ホテル福山~第三京浜港北インター降りてすぐ→Hotel de 福山
以前は福山ファンだったのだが、何らかの理由で他のミュージシャンや俳優、アスリートなどに「浮気」をしてしまい、しかしまた福山のもとに戻ってきた「シャケリスナー」からの告白を紹介するコーナー。予想を上回る反響に福山は心を痛めた。テーマ曲は島津ゆたか『ホテル』。
Hotel de 福山 ANNEX 妄想の間
Hotel de 福山から派生したコーナー。リスナーと福山の妄想告白を紹介するコーナー。テーマ曲は井上陽水『リバーサイドホテル』。
だからTalking F.M.にメールしました
誰にどう打ち明けていいかわからない、気持ちのやり場が定まらないままのメールを受け付けるコーナー。メールは必ず「だからTalking F.M.にメールしました」で締めるのがお約束。
ましゃ百景〜毎日が福山記念日〜
リスナーの人生と福山の曲が交差した日のエピソードを紹介するコーナー。
新曲一問一答
新曲をFM初OAする際に行われる。タイトルの表記、参加メンバー、使用ギター・使用コード、カラオケ時に気をつけること、頑張ったポイントなどが披露される。
ひとこと本音(エンディング時)

他、福山が誕生日を迎えたとき占い師がゲスト出演し、福山の運勢を占うこともある。

その他にもコーナーは多数ある。

番組の最中に福山や今浪のあだ名が付けられることが多いが、翌週以降使われることがほとんどない。下にいくつかの例をあげる。

福山
  • ギター☆タロー[4]
  • カルボナーラ福山[5]
今浪

ネット局[編集]

全国38局ネット(2015年12月から)。

過去にネットしていた局[編集]

いずれもAMラジオ局である。

  • この番組の記念すべき第1回放送で最初にOAされた楽曲は、自身の曲「HELLO」だった。現在でも年度始の放送でOAされることが多い。
  • radio CUBEは2015年11月までJFN系列で唯一ネットしていなかった。日曜16時台は、開局時から自社製作番組(2018年9月時点では「radio3 SINGLE TOP 30」)が名古屋圏など三重県外でも好評で、自社製作番組が続いていたが[9]、2015年12月の放送時間変更にあわせ、同局でのネット開始が決定した。
    なお、日曜16時台は、2018年9月30日を最後に自社製作番組を終了し、2018年10月7日に『ももいろクローバーZのSUZUKI ハッピー クローバー!』のネットに切り替えて、通常編成時において、日曜16時台が全てのJFN系列局で同じ編成に統一された。
  • 静岡県のエリアの、K-mixでは、浜松市にスズキ本社があり、主要株主にもスズキの名を挙げている関係か放送日の日曜日の午前中と13時前、および番組開始前にも20秒の自主制作の番宣CMが流れるが2015年12月5日放送分からは土曜日に枠移動に伴い土曜日の早朝と正午前、番組開始前にも20秒の番宣スポットを流す。
  • 2001年4月から、時報後、冒頭部分にネットワークジングル(JFN共通ジングル)が流れ始める。ただし、一部局ではオリジナルジングルを使用。だが、キー局であるTOKYO FMは2005年4月にジングルを取りやめている。
  • 2003年4月の聴取率調査では1.5%と極めて高い数字を記録した。またHFMでは、2005年7月の聴取率共同調査で10代に最も聴かれる番組のベスト1に選ばれている。
  • 2006年1月1日の放送では福山雅治の魂のラジオ(ニッポン放送)のスタッフ(局所属スタッフではなく構成作家)がゲストとして登場しAMとFMの垣根を越えた共演となった。
  • 2006年4月分の放送ではスポンサーであるスズキの軽自動車、MRワゴンが当たる懸賞を行った。
  • この番組からの縁なのか、スズキの新型車「SX4」のCMに出演することになり、同社の会長である鈴木修の元へ挨拶に行くが、会長はこの番組のことを知らなかった(本人談)。福山は「多忙な方なので仕方の無いこと」とフォローもしていた。
  • 現在、福山が担当しているラジオ番組の中で、一番組として続いているのはこの番組が最も長い。
  • この番組の始まる前と終わった後に、毎回必ずスズキのCMが入っていた。
  • 自身の新曲は先に放送される「福山雅治のオールナイトニッポンサタデースペシャル・魂のラジオ」内で初披露される場合が殆どであるので新聞ラジオ欄には「新曲FM初オンエア」という表現で書かれている(最近では、魂ラジで使われている「(FM) 初ぶっかけ」という表現が使われることもある)。
  • 自身のライブ期間中で、開催日と放送日が一致する際には、会場では開演までの間、当番組が流され、番組冒頭で福山本人が会場の観客への呼びかけを行うことが恒例となっている。
  • 2000年夏には雑誌an・anの企画により中山美穂との公開録音がラフォーレ原宿で行われた。なおこの模様は後日同誌に掲載され中山とツーショットで表紙も飾った。
  • 2007年10月放送分でフジテレビアナウンサーの軽部真一が出演し、局の垣根を越えたコラボレーションを展開した。なお軽部は後述の50代以上公開録音にも参加している。
  • 2011年3月13日は2日前に発生した東日本大震災による特別番組により、休止。その翌週、3月20日は珍しく生放送が行われた。
  • 2012年3月28日の「SONGS」(NHK)で当番組の収録の様子が放送された。
  • ネットラジオでこの番組に関しては当初LISMO WAVEのみの配信だったが[10]、2017年3月4日放送分からradikoプレミアムでも聴取できるようになった。
  • 2015年9月10日に40代、50代以上のリスナー限定で公開録音が実施された。9月20日に50代以上、9月27日に40代の様子が放送される。なお40000人の応募があり、そのうち10000人は男性からであった。最高齢は80代の女性。

関連項目[編集]

  1. ^ 『SUZUKI Talking F.M.』終了後にSUZUKIスポンサーの4代目番組として『ももいろクローバーZのSUZUKI ハッピー クローバー!』が2015年12月6日に開始された。
  2. ^ これは福山がスズキの競合社と契約したことによるもの。
  3. ^ a b 番組開始から2015年11月29日放送分までは自社制作番組を放送していたが近隣のJFN系列局を受信するかradikoを介して@FMを選択すれば聴くことができた。
  4. ^ この名前で、ギターショップを開きたいを発言している。
  5. ^ a b 驚いて、かつ感動したものである。福山は昔ミートソースとナポリタンの違いが分からなかったと発言している。共にパスタの種類である。
  6. ^ もともと土曜14時枠は単発番組を編成することが多く、カウントダウンステーション時代からTOKYO FMの番組をネットすることはなかったが、当番組の放送時間変更に伴い、編成されていた『KIKI-TABI』の放送時間を移動させてこの番組の放送時間を確保している。
  7. ^ かつては独立放送局
  8. ^ 京都府では打ち切りとなったが、近隣のJFN系列局を受信するかradikoを介してFM大阪かKiss FM KOBEを選択すれば聴取可能。
  9. ^ 三重県内では直接受信またはradikoを介して@FMを選択すれば聴取可能だった。
  10. ^ その後、LISMO WAVEは、2019年9月でサービスを終了した。

外部リンク[編集]