ムパンダ – Wikipedia
ムパンダは、カタビ州の州都である。2012年まではルクワ州に属していたものの、ルクワ州が分割され、ムパンダが州都になった。なお、東アフリカにおけるムパンダの郵便番号は、50100である。 地理・交通[編集] ムパンダはカタビ国立公園に比較的近く[1][注釈 1]、この公園へのアクセスの足掛かりとしても機能する。 鉄道[編集] タンガニーカ湖東岸のキゴマ州の州都であるキゴマから、タボーラ州の州都であるタボラへと向かい、さらに東へと向かう鉄道路線が中央線(英語版)である。この中央線が通るタボーラ州のカリウアからは、南西方向へ支線が伸びており、その終点がムパンダである[1]。なお、タボラからムパンダまで客車列車で向かった場合の所要時間は、だいたい12時間から15時間である。 タンザニアの鉄道路線の概略図。タンガニーカ湖東岸のKigomaから、Taboraへと向かう路線の途中で、南西へと分岐している路線が有る。この路線の終点が、ムパンダ(Mpanda)である。 道路[編集] ムパンダには、タボラやキゴマ方面以外に、タンザニア南西端部のスンバワンガからも、未舗装の道路が通じている。ただし、ムパンダ付近は例年2月や3月が雨季であり、この時期には降雨のせいで、道路が通行不能に陥る場合がある。 このような状況を打開するために、タンザニア政府は、スンバワンガより北のムパンダを通る幹線道路を、21世紀初頭時点で舗装する計画を進行させようとしている。 バス[編集] 道路が通行可能であれば、バスが運行されている。 近郊バス[編集] ムパンダ近郊のカタビ国立公園の傍のシタリケの町まで、小型バスが運行されている。 他に、ムパンダの南西、タンガニーカ湖の湖岸の漁村であるカレマ(英語版)などへも、毎日バスが運行されている。 長距離バス[編集] ムパンダから約240 km南のスンバワンガまで、片道5時間程度かけて走るバスが1日に2本運行されている。さらに、そのうち1本のバスは、スンバワンガよりも遠くへ、ムベヤ州の州都であるムベヤまで走る。 また、ムパンダからは北東のタボラへも、約380 kmの道程を、約9時間かけて走るバスが運行されている。 航空[編集] 2012年にムパンダ空港は設備が増強され、長さ約2 kmの舗装された滑走路が完成し、供用を開始した。ムパンダ空港へは、2012年現在、Auric航空が就航している[2]。
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