オリエンタルロック – Wikipedia

オリエンタルロックとは日本の競走馬である。従兄弟に種牡馬のヤシマジャパンがいる。馬名の意味は「東洋のロック音楽」。

競走馬時代[編集]

2007年、7月8日に函館競馬場で行われた2歳新馬戦で武幸四郎が騎乗してデビューし、5番人気で3着。その後デビュー3戦目の未勝利戦を制し初勝利。初の重賞挑戦となった札幌2歳ステークスでは、武豊に乗り替わり、6番人気ながら豪快な追い込みで制し重賞初勝利を挙げ、10月3日に発表された重賞・オープン特別競走レーティングでは、102ポンドの評価を得た。この勝利は父マンハッタンカフェにとっても産駒のJRA重賞初制覇となった。札幌2歳ステークス後は東京スポーツ杯2歳ステークスに出走登録を行っていたが、11月13日に左前脚の挫石が判明したため回避。ラジオNIKKEI杯2歳ステークスで復帰。しかし11着に敗れた。

2008年は弥生賞から始動したが11着という結果に終わる。さらに続く毎日杯ではマイナス16キロと大幅な馬体減などもあり11着、皐月賞では、更に10キロの馬体減となり16着に敗れた。その後、日本ダービーを目標に調整されたが、賞金不足のために除外されたため、中京競馬場の白百合ステークスに出走。出走馬中、唯一の重賞勝ち馬にもかかわらず、最低人気となり、結果も10頭立ての8着に終わった。その後、札幌記念に出走するも11頭立ての11着と、最下位に終わった。

2009年は休養中に1000万下条件馬に降格となり、7月18日のHBC賞で復帰。レースでは好位集団で待機するも4コーナーで失速し14着と殿負けを喫した。続く8月2日の藻岩山特別では後方待機策も最後の直線で伸びを欠き7着に終わった。続く8月23日のルスツ特別では終始後方のまま14着と殿負けを喫した。続く9月27日の平ヶ岳特別では10着と大敗した。
さらに中1週で挑んだ10月11日の久多特別では中団追走も失速し13着に敗れた。その後平場戦を3走したが7着、12着、14着と振るわなかった。

2010年は8月8日の瀬波温泉特別で復帰したが、15着と殿負けに終わった。レース後の8月12日にJRA競走馬登録を抹消し、ホッカイドウ競馬に移籍することになった。2011年6月29日のファルブラヴ賞に出走するも11頭立ての11着と、最下位に終わった。ホッカイドウではこの1戦のみに終わり、2012年10月1日付けで競走馬登録を抹消された。[1]

引退後[編集]

引退後は乗馬となった。2022年現在、乗馬クラブクレイン加古川にて「チョコクロ」という名前をもらい乗用として活動している[2]

競走成績[編集]

年月日 競馬場 競走名 頭数 枠番 馬番 オッズ
(人気)
着順 騎手 斤量 距離(馬場) タイム
(上り3F)
タイム
勝ち馬/(2着馬)
2007 7. 8 函館 2歳新馬 11 7 8 009.6 0(5人) 03着 武幸四郎 54 芝1800m(良) 1:53.1 (37.1) 0.2 ミゼリコルデ
8. 4 函館 2歳未勝利 12 7 9 010.6 0(6人) 05着 武幸四郎 54 芝1800m(稍) 1:57.0 (38.6) 0.5 マイネルアテッサ
9. 1 札幌 2歳未勝利 10 3 3 008.7 0(4人) 01着 武幸四郎 54 芝1800m(良) 1:51.4 (35.4) 0.0 (リアルヴィクトリー)
9. 29 札幌 札幌2歳S JpnIII 14 5 7 014.3 0(6人) 01着 武豊 54 芝1800m(良) 1:51.9 (36.9) -0.1 (サブジェクト)
12. 22 阪神 ラジオNIKKEI杯2歳S JpnIII 13 7 10 025.8 0(7人) 11着 武幸四郎 55 芝2000m(重) 2:08.3 (35.9) 1.3 サブジェクト
2008 3. 9 中山 弥生賞 JpnII 16 8 16 063.5 (12人) 11着 蛯名正義 56 芝2000m(良) 2:02.6 (35.1) 0.8 マイネルチャールズ
3. 29 阪神 毎日杯 JpnIII 14 7 11 019.9 0(9人) 11着 武幸四郎 57 芝1800m(良) 1:47.5 (36.0) 1.5 ディープスカイ
4. 20 中山 皐月賞 JpnI 18 4 7 079.5 (18人) 16着 武幸四郎 57 芝2000m(良) 2:03.2 (35.3) 1.5 キャプテントゥーレ
5. 31 中京 白百合S OP 10 7 7 061.6 (10人) 08着 武幸四郎 57 芝1800m(稍) 1:49.3 (35.7) 1.1 ヤマニンキングリー
8. 24 札幌 札幌記念 GII 11 7 9 078.3 (10人) 11着 武幸四郎 54 芝2000m(良) 2:02.1 (37.9) 3.5 タスカータソルテ
2009 7. 18 札幌 HBC賞 1000万下 14 8 13 033.6 (10人) 14着 武幸四郎 56 芝1800m(良) 1:50.9 (37.3) 2.9 ルールプロスパー
8. 2 札幌 藻岩山特別 1000万下 14 1 1 108.8 (14人) 07着 武幸四郎 57 芝1500m(良) 1:30.3 (34.5) 0.9 ファイアーフロート
8. 23 札幌 ルスツ特別 1000万下 14 2 2 028.5 (10人) 14着 古川吉洋 57 芝1800m(良) 1:50.7 (36.6) 1.7 パールシャドウ
9. 27 新潟 平ヶ岳特別 1000万下 14 7 12 036.2 0(8人) 10着 古川吉洋 57 芝1400m(良) 1:23.4 (36.5) 1.6 ゴールディーロック
10. 11 京都 久多特別 1000万下 18 2 3 117.6 (14人) 13着 古川吉洋 55 芝1400m(良) 1:21.1 (35.0) 0.9 ダノンプログラマー
11. 1 京都 3歳上1000万下 16 2 4 022.2 0(8人) 07着 小牧太 57 ダ1400m(不) 1:23.6 (36.3) 0.6 シーアクロス
11. 7 京都 3歳上1000万下 13 8 13 017.3 0(5人) 12着 武幸四郎 57 ダ1400m(良) 1:26.6 (38.8) 3.5 セイクリムズン
12. 5 阪神 3歳上1000万下 16 2 3 084.4 (12人) 14着 松山弘平 55 ダ2000m(稍) 2:08.5 (41.7) 5.1 フリソ
2010 8. 8 新潟 瀬波温泉特別 1000万下 15 7 13 180.3 (14人) 15着 津村明秀 54 ダ1800m(良) 1:58.1 (41.5) 5.3 ウインペンタゴン
2011 6. 29 門別 ファルブラヴ賞 11 7 9 130.8 0(9人) 11着 川島雅人 55 ダ1800m(良) 2:00.9 (41.9) 4.5 ダイワルビア

外部リンク[編集]