カントリー・ライフ – Wikipedia

カントリー・ライフ』(Country Life)は、ロキシー・ミュージックが1974年に発表したアルバム。通算4作目。

『フォー・ユア・プレジャー』以降のアルバム制作に協力してきたレコーディング・エンジニアのジョン・パンターが、本作では共同プロデューサーとしてもクレジットされている。2人の女性モデルがシースルーの下着を着ているジャケット写真が物議を醸し、アメリカでは袋入りで販売され、ドイツでは1人のモデルの顔をアップにした写真に差し替えられ、カナダでは女性2人を消すといった措置が取られた[1]。なお、この2人のモデルは、「ビター・スウィート」の作詞にも協力(歌詞の一部をドイツ語に翻訳した)。モデルの1人はカンのギタリスト、ミヒャエル・カローリの妹である。なお、カバーのモデルは性転換者であるというデマが流れている。

ロキシー・ミュージックのアルバムとしては初めて、アメリカのアルバムチャートでトップ40入りを果たした。「オール・アイ・ウォント・イズ・ユー」[2]はシングル・カットされ、母国イギリスのシングル・チャートで12位。「カサノヴァ」は、ブライアン・フェリーのソロ・アルバム『レッツ・スティック・トゥゲザー』(1976年)でセルフカヴァーされた。

「『ローリング・ストーン』誌が2003年に選出したオールタイム・グレイテスト・アルバム500」で387位にランク・イン[3]

特記なき楽曲はブライアン・フェリー作。

  1. 「ザ・スリル・オブ・イット・オール」 – “The Thrill of It All” – 6:24
  2. 「スリー・アンド・ナイン」 – “Three and Nine” (フェリー、アンディ・マッケイ) – 4:04
  3. 「オール・アイ・ウォント・イズ・ユー」 – “All I Want Is You” – 2:53
  4. 「アウト・オブ・ザ・ブルー」 – “Out of the Blue” (フェリー、フィル・マンザネラ) – 4:46
  5. 「イフ・イット・テイクス・オール・ナイト」 – “If It Takes All Night” – 3:12
  6. 「ビター・スウィート」 – “Bitter-Sweet” (フェリー、マッケイ) – 4:50
  7. 「トリプティック (聖なる3枚の絵)」 – “Triptych” – 3:09
  8. 「カサノヴァ」 – “Casanova” – 3:27
  9. 「ア・リアリー・グッド・タイム」 – “A Really Good Time” – 3:45
  10. 「プレイリー・ローズ」 – “Prairie Rose” (フェリー、マンザネラ) – 5:12

パーソネル[編集]

ロキシー・ミュージック

スタッフ

  • ジョン・パンター – レコーディング・エンジニア
  • ロンドン・Air Studioにて1974年に録音

外部リンク[編集]