マグヌス・エンケル – Wikipedia

マグヌス・エンケル
Magnus Enckell
Magnus Enckell.jpg
生誕 1870年11月9日
フィンランド,ハミナ
死没 1925年11月22日
スウェーデン,ストックホルム

マグヌス・エンケル(Knut Magnus Enckell、1870年11月9日 – 1925年11月22日)はフィンランドの画家である。

フィンランド南東部、キュメンラークソ県のハミナに牧師の息子に生まれた[1]。1889年から1891年の間、ヘルシンキで修業した後、1891年にパリに渡り、アカデミー・ジュリアンでジュール・ジョゼフ・ルフェーブルとジャン=ジョセフ・バンジャマン=コンスタンに学んだ[2]

ピエール・ピュヴィス・ド・シャヴァンヌの象徴主義やジョゼファン・ペラダンの神秘主義の影響も受けた。ブルターニュで活動し自画像やブルターニュの女性を描いた。

1894年、1895年にイタリアを旅し、ミラノ、フィレンツェ、ラヴェンナ、シエナ、ヴェネツィアを訪れ、作品の色調は明るいものになった。20世紀の最初の数年間になると、ポスト印象派の影響を受けたスタイルになった。1907年にタンペレの新しい大聖堂の装飾画を描いた。1909年にフィンランドの画家、ヴェルネル・トーメ、エレン・テスレフや、アルフレッド・ウィリアム・フィンチらとともに「7人会(eptem-ryhmä)」を結成し活動した。

1925年にストックホルムで死去し、故郷に葬られた[3][4]

  1. ^ Enckell, Magnus (1870 – 1925)”. Kansallisbiografia (2008年3月4日). 2020年8月3日閲覧。
  2. ^ Grove Aet Online
  3. ^ (fi)Biographie Lexikon Finland
  4. ^ (fi)Uppsalagsverket

参考文献[編集]

  • S. Koja, ed. Nordic Dawn Modernism’s Awakening in Finland 1890–1920 [exhibition catalogue] (2005)
  • Magnus Enckell 1870–1925 [exhibition catalogue, Helsinki City Art Museum] (2000)
  • Magnus Enckell 1870–1925 [exhibition catalogue, Tampere Art Museum] (1988)