応神村 – Wikipedia

応神村(おうじんそん)は、徳島県板野郡に属していた村。1966年に徳島市へ編入され徳島市応神町となる。また応神町一帯を応神地区という。東西5.44km、南北2.82 km、面積9.06km2

四国三郎で有名な吉野川下流部にある町で、四国三郎橋や吉野川橋などの有名な橋梁が町へ架かっている。

近年では近郊農業が振興し、四国大学や生光学園などの多くの教育機関が充実するなど、都市化が進んでいる。「応神」の名は村内に鎮座する別宮八幡神社の主祭神から付けられた。

河川[編集]

南部には吉野川が流れ、その吉野川水系である正法寺川が町の西部を流れている。北部には今切川が流れており、北島町と町境になっている。

画像[編集]

隣接している自治体(合併時)[編集]

  • 1889年 町村制施行に伴い東貞方村, 西貞方村, 古川村, 中原村, 吉成村が合併して板野郡応神村が成立。
  • 1916年 応神村吉成字轟に吉成駅が開業。
  • 1928年 吉野本町と応神村を結ぶ吉野川橋が開通。
  • 1963年 四国大学が応神村古川に新キャンパスを創立。
  • 1966年 徳島市へ編入。徳島市応神町となる。
  • 1987年 吉成駅が 国鉄分割民営化によりJR四国の駅となる。
  • 1996年 応神町吉成字中ノ瀬に徳島県立徳島北高等学校を創立。
  • 1998年 不動東町と応神町を結ぶ四国三郎橋が開通。

産業[編集]

農業
『大日本篤農家名鑑』によれば、応神村の篤農家は「岡本守一、岡島忠義、井上保一、吉成茂一、岡島蔵次、黒坂太平、近藤達太郎、新居芳助、富永四郎、仁木藤三郎、近藤五郎、庄野敬二、四宮彌三郎、清水彦太郎」などである[1]

教育機関[編集]

戸数・人口[編集]

吉成駅(2005.9.18撮影)

鉄道路線[編集]

四国旅客鉄道(JR四国)
高徳線
中心となる駅:吉成駅

道路[編集]

都道府県道

公共施設・名所・旧跡・観光スポット[編集]

吉野川橋
吉野川にかかる17径間曲弦下路式ワーレントラス橋で、1928年12月に竣工した。
四国三郎橋
吉野川に架かる橋で、1998年に開通。吉野川の異名である「四国三郎」が橋の名につけられている。
高徳線吉野川橋梁
吉野川下流部に架かる鉄道橋で、四国旅客鉄道高徳線を通し、佐古駅と吉成駅の間に位置する。南岸が徳島市春日町、北岸が徳島市応神町。
藍染工芸館
阿波藍型染伝統技術保持者・香川卓美の工場展示場。運営は株式会社「阿波友禅工場」。
別宮八幡神社
「応神」の名の由来となった主祭神を祀っている。境内のクスノキは徳島市指定天然記念物に指定。
天光寺
真言宗大覚寺派の寺院。阿波西国三十三観音霊場11番札所。
徳島市民吉野川北岸運動広場
吉野川北岸にある運動広場。対岸には徳島市民吉野川運動広場がある。

画像[編集]

  1. ^ 『大日本篤農家名鑑』大日本篤農家名鑑編纂所、1910年、p112(国立国会図書館デジタルコレクション)。2016年4月28日閲覧。

関連項目[編集]