白夜 (ドストエフスキー) – Wikipedia

白夜
Белые ночи
1865年出版本のタイトルページ

1865年出版本のタイトルページ

作者 フョードル・ドストエフスキー
ロシア帝国の旗 ロシア帝国
言語 ロシア語
ジャンル 短編小説
発表形態 雑誌掲載
初出情報
初出 『祖国雑記』1848年12月号
日本語訳
訳者 橋本青雨、三宅賢、米川正夫
Portal.svg ウィキポータル 文学
Portal.svg ポータル 書物
テンプレートを表示

白夜』(びゃくや、ロシア語: Белые ночи, 1848年)は、ロシアの文豪フョードル・ドストエフスキーの短編小説。

白夜のサンクトペテルブルクを舞台にした、孤独な青年と一人の少女の感傷的な物語。

あらすじ[編集]

サンクトペテルブルクに引っ越して以来友人が一人もできず夢想的で非常に孤独な生活を送る青年が、白夜のある晩に橋のたもとで一人の少女と出会う。不器用な青年は少女に恋心を抱き、逢瀬の度に気持ちは高まる。しかし少女の婚約者が現れその想いはあえなく散ってしまう。

  • 角川文庫版 小沼文彦訳 ISBN 4042087027
  • 光文社古典新訳文庫版 安岡治子訳『白夜/おかしな人間の夢』に収録 ISBN 4334753086

映画化作品には以下がある。

  • 1935年のグリゴリー・ロッシャリー監督によるソ連映画。
  • 1957年のルキノ・ヴィスコンティ監督によるイタリア・フランス合作映画。→白夜 (1957年の映画)
  • 1959年のイヴァン・プリエフ監督によるソ連映画。
  • 1960年のマンモハン・デサイ監督によるインド映画。
  • 1971年のロベール・ブレッソン監督によるフランス映画。
  • 2003年のFarzad Motamen監督によるイラン映画。
  • 2003年のS. P. Jananathan監督によるインド映画。
  • 2005年のアラン・シルヴァー監督によるアメリカ映画。
  • 2006年のシヴァム・ナーイル監督によるインド映画。
  • 2007年のサンジャイ・リーラー・バンサーリー監督によるインド映画。
  • 2008年のジェームズ・グレイ監督によるアメリカ映画。→トゥー・ラバーズ
  • 2015年のRazi Muhammed監督によるインド映画。

関連項目[編集]

  • かえるくん、東京を救う – 村上春樹の著作『神の子どもたちはみな踊る』に収録された短編小説。本作に言及している。

外部リンク[編集]