第5回日本フットボールリーグ – Wikipedia
第5回日本フットボールリーグは、2003年3月30日から同11月23日にかけて行われた日本フットボールリーグ(JFL)のリーグ戦である。大塚製薬サッカー部が優勝した。
参加クラブ[編集]
2003年シーズンのJFLのクラブは以下の通りである。このうち佐川印刷SCが前シーズンの全国地域サッカーリーグ決勝大会からの昇格クラブである。また横河電機がクラブ化し、横河武蔵野FCとなった。
- ※前年度成績=特記なきものは第4回JFL(2002年)の成績である。
レギュレーション[編集]
リーグ・試合形式[編集]
- 年間2回総当り、1チーム30試合(全240試合)を行い、勝ち点により順位を決定する。全30節を15節ごとに前期・後期に分け、前期の順位によって天皇杯の出場権が与えられる。
- 試合は前後半90分で行い、決着がつかなければ引き分けとなる。勝利には勝ち点3、引き分けには勝ち点1、敗北には勝ち点0が与えられる。
- Jリーグ参入の成績面の条件は年間順位2位以上。その上でJリーグ臨時理事会の承認を得られれば次年度からJ2に参入することができる。
- 自動降格となるチームはなし。年間順位15位・16位のチームは全国地域リーグ決勝大会の1位・2位のチームと入れ替え戦を行う。
天皇杯への出場枠[編集]
前期終了時の上位2チームに第83回天皇杯の出場権が与えられる。
強化費[編集]
- 各試合において1得点につき3万円を支払う。
- また、「企業チーム」「クラブチーム」「大学チーム」別の最終順位により下記の強化費を支払う。
- 企業チーム(Honda FC、佐川急便東京SC、大塚製薬、ソニー仙台FC、YKK FC、佐川急便大阪FC、デンソー、アローズ北陸、ジヤトコ、佐川印刷SC)
- 1位-50万円
- 2位-40万円
- 3位-30万円
- クラブチーム(愛媛FC、横河武蔵野FC、FC京都1993、栃木SC、SC鳥取)
- 1位-50万円
- 2位-40万円
- 3位-30万円
- 大学チーム(国士舘大学)
- 奨学金として50万円
- 企業チーム(Honda FC、佐川急便東京SC、大塚製薬、ソニー仙台FC、YKK FC、佐川急便大阪FC、デンソー、アローズ北陸、ジヤトコ、佐川印刷SC)
年間順位[編集]
順位 | チーム名 | 勝点 | 勝 | 分 | 負 | 得点 | 失点 | 差 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 大塚製薬 | 72 | 23 | 3 | 4 | 65 | 21 | +44 | [1] |
2 | Honda FC | 67 | 21 | 4 | 5 | 73 | 30 | +43 | [1] |
3 | 愛媛FC | 56 | 17 | 5 | 8 | 55 | 39 | +16 | |
4 | 佐川急便大阪SC | 54 | 16 | 6 | 8 | 48 | 29 | +19 | |
5 | 佐川急便東京SC | 52 | 15 | 7 | 8 | 54 | 37 | +17 | |
6 | YKK FC | 50 | 15 | 5 | 10 | 56 | 38 | +18 | |
7 | ジヤトコ | 48 | 15 | 3 | 12 | 45 | 44 | +1 | |
8 | 栃木SC | 45 | 12 | 9 | 9 | 48 | 35 | +13 | |
9 | ソニー仙台FC | 45 | 13 | 6 | 11 | 46 | 44 | +2 | |
10 | SC鳥取 | 37 | 10 | 7 | 13 | 45 | 50 | -5 | |
11 | 国士舘大学 | 34 | 10 | 4 | 16 | 36 | 64 | -28 | |
12 | デンソー | 32 | 9 | 5 | 16 | 41 | 51 | -10 | |
13 | 横河武蔵野FC | 29 | 9 | 2 | 19 | 32 | 65 | -33 | |
14 | アローズ北陸 | 27 | 7 | 6 | 17 | 23 | 47 | -24 | |
15 | 佐川印刷SC | 21 | 5 | 6 | 19 | 31 | 62 | -31 | |
16 | FC京都1993 | 10 | 2 | 4 | 24 | 26 | 68 | -42 |
- ^ a b 天皇杯出場権獲得
備考
Jリーグ参入ライン |
入れ替え戦ライン |
個人成績[編集]
得点ランキング[編集]
個人表彰&ベスト11[編集]
入れ替え[編集]
JFL→J2[編集]
上位2位のチームがJリーグへの参加を希望していなかったため、この年はJ2に加盟するチームは無かった。
JFLからの脱退[編集]
ジヤトコが、この年限りでチーム解散となり、JFLから脱退することとなった。
チーム減によるレギュレーション変更[編集]
撤退により1チーム減少したため、JFLと地域リーグ間の昇降格のレギュレーションが以下のように変更された。
順位 | チーム | 変更前 | 変更後 |
---|---|---|---|
JFL15位 | 佐川印刷SC | 入れ替え戦(vs地域決勝2位) | JFL残留 |
JFL16位 | FC京都1993 | 入れ替え戦(vs地域決勝1位) | 入れ替え戦(vs地域決勝2位) |
地域決勝1位 | ザスパ草津 | 入れ替え戦(vsJFL16位) | JFL自動昇格 |
地域決勝2位 | 群馬FCホリコシ | 入れ替え戦(vsJFL15位) | 入れ替え戦(vsJFL16位) |
地域リーグ→JFL[編集]
レギュレーション変更により、全国地域リーグ決勝大会1位のザスパ草津がJFLへの自動昇格となった。
入れ替え戦[編集]
レギュレーション変更により、JFL16位のFC京都1993と全国地域リーグ決勝大会2位の群馬FCホリコシが入れ替え戦を行う事となった。
- ホーム・アンド・アウェー方式で2試合行う。
- 各試合ごとに勝利チームに勝点3、引分の場合は両チームに勝点1を与え、2試合の勝点合計が多いチームを勝利チームとする。
- 2試合の勝点で並んだ場合は得失点差の多いチームを勝利チームとする。
- 得失点差でも並んだ場合は第2戦終了後に15分ハーフの延長戦(Vゴール方式)を行い、それでも勝敗が決しない場合はPK戦で勝利チームを決定する(アウェーゴールルールは採用されない)。
園部公園陸上競技場 |
この結果、2戦2勝とした群馬FCホリコシがJFLへ昇格、敗れたFC京都1993は地域リーグ(関西サッカーリーグ)降格が決定した。
海外遠征[編集]
7月6日から11日にかけてミャンマーとインドネシアで遠征を行った。
参加スタッフ・選手[編集]
試合結果[編集]
スナヤン競技場、インドネシア・ジャカルタ |
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
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