阿佐ヶ谷姉妹 – Wikipedia

阿佐ヶ谷姉妹(あさがやしまい)は、渡辺江里子(姉)と木村美穂(妹)の2人で構成される日本のお笑いコンビ。「阿佐ヶ谷姉妹」と名乗っているが渡辺と木村に血縁関係は一切ない[1]。ASH&Dコーポレーション所属。

メンバー[編集]

渡辺江里子(わたなべ えりこ、 (1972-07-15) 1972年7月15日(49歳) – )

  • 役割は姉でツッコミ担当。立ち位置は右。栃木県宇都宮市出身(東京都生まれ)、血液型はA型。明治大学文学部卒業。中学校、高等学校の国語科の教員免許を所持。趣味は演芸鑑賞、トランペット演奏。石橋貴明から「マラソンランナーの土佐礼子に似ている」と言われたことがある。2012年頃から「歌うま芸人」としてバラエティ番組に出演することもある。林家ペー・林家パー子夫妻とは遠縁と明かしているが[2]、林家ペーは、縁戚とは全然知らないと答えている[3]。好きな男性のタイプは伊東四朗[2]。豆苗を愛でる習慣がある。

木村美穂(きむら みほ、 (1973-11-15) 1973年11月15日(48歳) – )

  • 役割は妹でボケ担当。立ち位置は左。神奈川県相模原市出身、血液型はA型。洗足学園短期大学(現:洗足こども短期大学)音楽科卒業。髙島屋での勤務経験あり。趣味は仏像鑑賞、ピアノ演奏。好きな男性のタイプは中嶋悟[2]。コンビでレギュラー出演している『マスカットナイト』では驚異のポンコツぶりを発揮しており、相方の江里子のみならず共演者たちからも度々いじられる。寝ながら歯磨きをする。

東京乾電池研究所在籍中に知り合う。同研究所での1年間の養成期間終了後、卒業公演の選考で2人とも残れず、江里子はコールセンターで、美穂は事務職でしばらく会社員生活を過ごす[4]。2007年、東京都杉並区阿佐谷にある鰻屋に2人で訪れた時に、姉妹のように似ていることから主人から「阿佐ヶ谷姉妹」の名を授けられ[4]、江里子がブログに「阿佐ヶ谷姉妹にご要望ありましたら」と書いたところお笑いライブからのオファーが舞い込み、同年10月22日にコンビとしてデビューした。当初は梅津ノリジの事務所「オフィスプラム」に所属していた。その後、フリーを経て2012年4月22日よりASH&Dコーポレーション所属。

2008年、『とんねるずのみなさんのおかげでした』のコーナー「博士と助手〜細かすぎて伝わらないモノマネ選手権〜」の第13回にて由紀さおり・安田祥子姉妹のモノマネを演じ準優勝、第14回、第15回はファイナリスト。第22回では、得意の歌ネタを封印し、風貌を活かしたスーパーマーケットでの主婦万引きの現場、喫茶店での霊感商法、区役所から派遣された民生委員、駅前での宗教勧誘を披露し優勝。ちなみに由紀・安田姉妹ネタのみ、通常と立ち位置が逆になる。

2018年開催の第2回『女芸人No.1決定戦 THE W』でも、歌ネタをほぼ封印したコントで勝負し、決勝に進出する。1stステージは入院のお見舞いネタで紅しょうがに勝利。最終決戦では誘拐を題材にしたネタで、2位の横澤夏子らに大差をつけて優勝した[5][6]。『THE W』では、2019年開催の第3回でも決勝に進出するが、1stステージではなしょーに僅差で敗れ、連覇はならなかった。

2019年11月13日に日本テレビ公式YouTubeチャンネルにアップロードされた『阿佐ヶ谷姉妹のモーニングルーティン』動画がSNSで若者を中心に拡散され、投稿からわずか5日ほどで再生回数が120万回を超える大ヒットとなった。2019年12月27日には4百万回再生を超えていたが、その後非公開となっている。

漫才・コントをともに行う。漫才での衣装はピンク色のドレスで揃えている。老け顔に加え芸人デビューが遅かったこともあり、おばさんの自虐を盛り込んだしゃべくり漫才がメイン。高い歌唱力を活かした歌ネタを得意とし、フランシス・レイ「男と女」の替え歌をハモりながら歌うブリッジを用いる。江里子が美穂のスカーフを締め上げるというツッコミ動作をすることがある。

賞レースでの戦績[編集]

キングオブコント[編集]

年度 結果 会場 日時
2009年 2回戦進出 TEPCOホール 2009/08/06
2011年 準決勝進出 赤坂BLITZ 2011/08/25
2012年 準々決勝敗退 明治安田生命ホール 2012/08/16
2013年 1回戦敗退 シアターブラッツ 2013/08/03
2014年 2回戦進出 原宿クエストホール 2014/08/29
2015年 2回戦進出 明治安田生命ホール 2015/08/20
2016年 準決勝進出 赤坂BLITZ 2016/09/08
2017年 準々決勝進出 きゅりあんホール 2017/08/15
2018年 準決勝進出 マイナビBLITZ赤坂 2018/09/06・07

M-1グランプリ[編集]

年度 成績 会場 日時
2008年 3回戦進出[7] ルミネtheよしもと 2008/11/15
2009年 2回戦進出[8] ラフォーレミュージアム原宿 2009/11/07
2015年 3回戦進出[9] ルミネtheよしもと 2015/10/23
2021年 準々決勝進出[10] ルミネtheよしもと 2021/11/17

THE W[編集]

年度 成績 会場 日時
2017年 準決勝進出 ルミネtheよしもと 2017/11/22
2018年 優勝 日本テレビ 2018/12/10
2019年 決勝進出(Bブロック第2試合敗退) 日本テレビ 2019/12/09

エピソード[編集]

テレビ[編集]

現在の出演番組[編集]

過去の出演番組[編集]

ラジオ[編集]

テレビドラマ[編集]

アニメ[編集]

CM[編集]

ミュージック・ビデオ[編集]

映画[編集]

WEB[編集]

  • 阿佐ヶ谷姉妹と変ホ長調の大器晩成ライブ(2010年9月11日 東京・劇場バイタス) – 変ホ長調との合同ライブ。
  • 阿佐ヶ谷姉妹と変ホ長調の大器晩成ライブ2〜腹の立つことは明日言え〜(2011年8月28日 東京・劇場バイタス、2011年9月25日 大阪・ワッハ上方 上方亭)
  • 阿佐ヶ谷姉妹と変ホ長調の大器晩成ライブ3〜私たち、発酵しすぎたかしら?〜(2013年7月20日 東京・新宿バイタス)
  • 阿佐ヶ谷姉妹ショーI「はじめてのディナー」(2013年12月1日 – 3日 東京・新宿ミノトール2)[27]
  • 純と姉妹1(2015年9月5日 – 7日、アサヒ・アートスクエア) – タブレット純との合同ライブ。
  • 阿佐ヶ谷姉妹単独ライブ1 産声〜うぶごえ〜(2016年10月25日 – 26日 東京・座・高円寺2、2016年10月31日 大阪・近鉄アート館)[28]
  • 阿佐ヶ谷姉妹単独ライブ2 あなたと私(2017年8月26日 – 27日 東京・武蔵野公会堂、2017年9月2日 – 3日 大阪・近鉄アート館) [29]
  • 阿佐ヶ谷姉妹のわいわいフェスタ~今年もありがとう~(2017年12月19日 – 20日 東京・浅草六区ゆめまち劇場)[30]
  • 阿佐ヶ谷姉妹単独ライブ3 ドアーを開けて(2018年10月3日 – 4日 東京・東京キネマ倶楽部、2018年10月9日 愛知・ボトムライン、2018年10月11日 – 12日 大阪・味園ユニバース、2018年10月14日 兵庫・クラブ月世界)
  • 阿佐ヶ谷姉妹単独ライブ4 オー!シスター(2019年7月23日 – 26日 東京・下北タウンホール、2019年7月29日 – 31日 大阪・大丸心斎橋劇場、2019年8月2日 – 3日 愛知・今池ガスホール)

ディスコグラフィー[編集]

参加作品[編集]

  • おしぼりをまるめたら(2015年9月30日)作詞・作曲・編曲:タブレット純
    • アルバム「夜の贈りもの 〜タブレット純 ムードコーラス・セレクション〜」(日本コロムビア)に収録[31]
  • BERRY GOODMAN「ありがとう〜旅立ちの声〜 feat. 阿佐ヶ谷姉妹 with 千葉県立幕張総合高校合唱団」(2016年3月9日)
    • シングル「ありがとう〜旅立ちの声〜」通常盤に収録[32]

注釈[編集]

  1. ^ 以前から、大竹サテライトの外中継リポーターなどで不定期に出演経験あり。

出典[編集]

外部リンク[編集]