高乃麗 – Wikipedia

高乃 麗(たかの うらら、1961年8月16日[1][3] – )は、日本の女性声優、ナレーター[5]。千葉県東金市出身[2]。リマックス前代表取締役社長[2]。かつては文学座演劇研究所[7]、賢プロダクションに所属していた[6][8]。本名・旧芸名は高山 ひさ子(たかやま ひさこ)[1]。声優の桐江杏奈は娘。

13歳上の兄と9つ上の姉がいるが、年が離れていたため、一人っ子のように育てられた。近所の子供の間では一番年上だったため、ガキ大将のような存在だったとのこと。母親が音楽の教師で、自宅でもピアノ教室を開いており、自身もピアノを習い、小中と合唱部に所属していた。部活動は、合唱部以外にも陸上・バスケット・鼓笛隊・落語研究会などにも所属したことがある[6]。高校時代は、バスケ部と剣道部とフォークソング部にも所属していた[9]

小学3年生の頃には作家を目指していたという。当時書いた作文が県でとても良い評価を受け、自身が小学5年の頃からの5年間、千葉県全国一斉テストの試験問題として使われた[9]。歌手も子供の頃の夢だったと語っており、小学3年の時に『スター誕生!』に出演したこともある[6]

子供の頃から、兄の影響で子ども向けの英字新聞を購読させられ、その影響で英語が分かるようになる。中学2年の時に英字新聞に載っていた広告を見て、1人でアメリカに1か月間のホームステイを経験している。この際、行きの道すがら乗り継ぎの飛行機を乗り間違えたが、スチュワーデスに付き添われて正しい便に乗り直せたという。このことを、「子供の頃に人生観を大きく変えたエピソード」として挙げている。高校3年の時には、転校してオーストラリアのカレッジ、短大に編入したこともある[9]

演劇を始めたのは高校の後に帰国して入学した美術大学で、大学そのものはすぐにやめてしまったものの、演劇をやっている人たちに出会ったことが演劇に向かうきっかけだったと語る[9]。劇団四季を受験し、合格したが、四季の舞台を見て「合わない」と感じて1日で退団。その後、文学座を受験して合格する。1年間所属したが、劇団員試験で落選。OL生活を1年続けるが、「芝居をやりたい」という気持ちを抑えきれず、MODEの前身となるちかまつ芝居に所属。ここで芝居をする中で、雑誌に掲載されていた野村道子が開いていた講座の記事を目にし、受講した。賢プロダクションが立ち上げられたばかりで野村が新しい人材に興味を示していたこともあり、「声が面白い」と見込まれ声優の仕事に誘われて声の仕事をすることになった[7]。1〜2年は仕事がない期間が続いたが、言われるがまま受けたオーディションで『がんばれ!キッカーズ』で1年間のレギュラーが決まり、それが声優としての初仕事となった[10]

ジャズシンガーとしても活動しており、アルバムも出している。

2012年には田中真弓、伊倉一恵、竹田えりとともに演劇ユニット「コーネンキーズ」を結成したり、折笠愛と演劇ユニット「Something TWO」(外部リンク参照)も結成している。

アニメ吹き替えでは『イウォーク物語』(ボジー役)や『パパはグーフィー』(P.J.役)の声を担当している。

太字はメインキャラクター。

テレビアニメ[編集]

1986年
1987年
1988年
1989年
1990年
1991年
1992年
1993年
1994年
1995年
1996年
1997年
1998年
1999年
2000年
2001年
2002年
2003年
2004年
2005年
2006年
2007年
2008年
2009年
2010年
2012年
2013年
2014年
2017年
2018年
2019年
2020年

劇場アニメ[編集]

1992年
1995年
1996年
1997年
1998年
1999年
2000年
2001年
2002年
2005年
2008年
2009年
2010年
2013年
2016年
2021年

OVA[編集]

1986年
1990年
1991年
1992年
1993年
1994年
1995年
1996年
1997年
1998年
1999年
2002年
2010年
2012年

Webアニメ[編集]

ゲーム[編集]

1995年
1996年
1997年
1998年
1999年
2000年
2003年
2004年
2005年
2006年
  • アニマル横町 〜どき☆どき 進級試験!の巻〜(しまシマ子)
  • ヴァルキリープロファイル レナス(ジェイル、イセリア・クイーン、ベリナスの妻)
  • SDガンダム GGENERATION(2006年 – 2011年、キャンサー・カフカ) – 3作品
  • スーパーロボット大戦XO(レジアーネ・ヨゼフィーヌ)
2007年
2008年
2009年
2010年
  • Fate/EXTRA(ライダー〈フランシス・ドレイク〉)
2011年
2012年
2013年
2015年
2016年
2018年
2019年
2021年

ドラマCD[編集]

1990年
1992年
  • 魔神英雄伝ワタル2 メモリアルCD「星界山ロケハン物語」(海火子)
  • 魔神英雄伝ワタル3 ぼくの虎王 第二章 鳳凰樹の下で(海火子)
1993年
1994年
  • 魔神英雄伝ワタル4 CDシネマ5「創界山パラダイス」(海火子)
1995年
1996年
1997年
1999年
2000年
2001年
  • Wジュリエット(天野真琴
2002年
  • Wジュリエット stage II(天野真琴
2004年
  • それいけ! ズッコケ三人組 〜ズッコケ海底大陸の秘密〜(八谷良平〈ハチベエ〉
2010年
2012年
2013年
2017年
2018年
  • 爆走兄弟レッツ&ゴー!! 超青春ドラマCD 第2弾(鷹羽リョウ)

吹き替え[編集]

担当女優[編集]

カーラ・グギノ
クィーン・ラティファ
ナオミ・ハリス
ヘレナ・ボナム=カーター
ロレッタ・デヴァイン

映画[編集]

ドラマ[編集]

アニメ[編集]

映画[編集]

舞台[編集]

ナレーション[編集]

CM[編集]

ラジオ[編集]

その他コンテンツ[編集]

  • 完全勝利ダイテイオー プロモーションディスク 完全勝利Ver.(峯崎拳一[49]
  • まいにちがたからもの(ぶんちゃん、ミーノ) 旺文社幼児用学習教材
  • モンスターズ・インク“ライド&ゴーシーク!”(セリア)
  • ひらがなあーん!(てんてんむし)
  • 英語であそぼ(ビボ、「たんけんゴブリン島」 → 「ハロー!エスカルゴ島」)
  • CRさくらももこ劇場コジコジ2(次郎
  • 熱血最強ゴウザウラー 特撮!! ザウラーズ アフレコ風景(インタビュー出演)

ディスコグラフィ[編集]

  • シングル
    • BORN TO LOVE YOU(1992年12月16日)
    • Le Blanche Elephant(2001年8月15日)
  • アルバム
    • OOH,LALA(1994年12月21日)
    • サウンド・オブ・サイレンス(1998年9月23日) – 「ミセス・ロビンソン」と「アメリカ」を歌唱
  • ミニアルバム
    • 天国への階段(2007年11月30日)

注釈[編集]

出典[編集]

外部リンク[編集]