ナレッジスイート – Wikipedia
ナレッジスイート株式会社 (英: KnowledgeSuite Inc.) とは、クラウドコンピューティング形式で提供されているグループウェアが付いたSFAやCRMなどの営業支援システムの開発会社である。
現在、クラウド型のGRIDYグループウェア、GRIDY SFA、GRIDY 名刺CRM、GRIDYリードフォーム、GRIDY CENTER等のサービス群を統合したビジネスアプリケーション「KnowledgeSuite(ナレッジスイート)」を中心に、PCやスマートフォンからビデオ通話機能を活用したオンライン営業、オンライン会議を実現するオンライン商談サービス「VCRM」(ブイシーアールエム)、アプリケーションデザインが特徴的なフィールドワーカー向け位置情報サービスを活用したSFA、CRM営業支援アプリケーション「GEOCRM.com(ジオシーアールエムドットコム)」や、GPS位置情報と連動したビジネスチャットアプリ「DiSCUS(ディスカス)」、最新の企業基礎情報を自動収集し各種サービスへの付与を可能にしたWebAPIサービス、マッシュアップクローラー「DRS API(ディーアールエスエーピーアイ)」、ターゲットリスト無料提供リードジェンサービス「DRS Target(ディーアールエスターゲット)」、名刺デジタル化を容易にする名刺カメラアプリ「24/365(ニーヨンサンロクゴ)」、IDaaS(Identity as a service)「ROBOT ID(ロボットアイディー)」、プログラミング不要の開発プラットフォーム「Shelter(シェルター)」、ビジネスチャットアプリ「InCircle(インサークル)」、営業・マーケティングデータを提供する「Beegleデータ(ビーグルデータ)」を提供している。
会社概要[編集]
- 代表取締役社長 – 株式会社電通テック出身の稲葉雄一。
- 取締役副社長執行役員 – 富士通株式会社出身で、CRMビジネスユニットを取りまとめる飯岡晃樹
- 専務取締役執行役員 – 株式会社オプト出身で、マーケティング部を担当する岡原達也
- 常務取締役執行役員 – 株式会社電通テック出身で、コーポレートビジネスユニット担当の柳沢貴志
- 取締役執行役員 – R&D部を担当する雄川賢一
また2019年12月定時株主総会を得て監査等委員会に移行し、社外取締役監査等委員にスターティアレイズ株式会社 代表取締役社長の古川征且、元富士通関西支社長の和田信雄、弁護士である三浦謙吾、公認会計士である伊香賀照宏が就任。執行役員にKDDI KnolwledgeSuiteを取りまとめる江戸純哉と、コーポレートビジネスユニットを柳沢と共に取りまとめる新日本監査法人出身の公認会計士である佐藤幸恵が就任。
2018年5月にシステムエンジニアリングサービスを展開する、株式会社フジソフトサービスを買収し、2018年9月にもエンジニアの確保を目的にビクタス株式会社を買収。2019年3月には、関西エリア、九州エリアに各営業所を開設。2021年2月には中部エリアに営業所を開設。2019年8月には株式会社フジソフトサービスとビクタス株式会社を合併させ、株式会社アーキテクトコアに社名変更を行い、ナレッジスイート株式会社取締役副社長執行役員である飯岡晃樹が代表取締役社長に就任した。
2014年3月に移転と共にブランドダイアログ株式会社からサービスと同じ名称のナレッジスイート[1]株式会社に社名変更をしている。
2009年2月、無料のクラウド上からSaaSで提供される中小企業向けGRIDYグループウェアをリリースし、翌年に中堅・大手企業に対応した有料版のSFAやCRMアプリケーションを発表。GRIDYシリーズを拡充し、ビジネスアプリケーション「KnowledgeSuite(ナレッジスイート)」として統合したクラウドサービスを開発している。複数のビジネスアプリケーションを統合させたSaaSを提供し、グループウェアを企業のプラットフォーム化と題して、独自で開発したSFAやCRMサービスの他、エイジアが提供するメールマーケティングエンジン「WEB CAS」やニフティが提供するNIFTY Cloudのメールプラットフォームと連携し、GRIDYブランドで各社のサービスを統合し提供している。また、Googleが提供するGoogle Appsカレンダーとビジネスアプリケーション「KnowledgeSuite(ナレッジスイート)」の機能であるGRIDY SFAと連携が可能。特徴は、統合されたビジネスアプリケーションの他に、利用料がユーザー課金でなく、蓄積されるデータ量で課金されるモデルを採用し、マルチテナント型SaaSとプライベートクラウド型SaaSの選択が可能な点である。
2014年3月、本社移転と共にブランドダイアログ株式会社から製品名であるナレッジスイート株式会社に社名を変更。クラウド形式で提供されるモバイルファーストな営業支援システムの開発に舵を切り、2014年5月、ビジネスアプリケーション「KnowledgeSuite(ナレッジスイート)」に続くクラウド型営業支援システムを開発。フィールドワーカー向けに顧客情報や営業報告、記録写真を緯度経度を付与させ地図上に格納していく、位置情報サービスを活用したSFA/CRM営業支援アプリケーション「GEOCRM.com(ジオシーアールエムドットコム)」をリリースし、2015年10月、各種CRMサービスとの連携や、マーケティングオートメーション拡張サービスとして、最新の企業基礎情報を収集し自動で付与するWebAPIサービス、マッシュアップクローラー「DRS API(ディーアールエスエーピーアイ)」をリリースした。また2016年7月に、GPS位置情報と連動したビジネスチャットアプリ「DiSCUS(ディスカス)」をリリースした。マルチテナントで開発された各種サービスは、パブリッククラウドで運用されているが、全サービスレンタル形式によるプライベートクラウドサービスも提供している。2018年12月には、社員が未来のサービスを作るJapan’s Future Projectによって開発された、IDaaS(Identity as a service)「ROBOT ID(ロボットアイディー)」をリリースし、2019年1月には、プログラミング不要の開発プラットフォーム「Shelter(シェルター)」をリリース。また2020年5月には、ビデオ通話機能を活用したオンライン商談、オンライン会議サービス「VCRM(ブイシーアールエム)」をリリース。2021年6月にはAICROSS株式会社から買収したセキュリティを重視したプライベートクラウドで運用するビジネスチャットアプリ「InCircle(インサークル)」、2021年7月にはAI・RPA技術を活用したマーケティングデータサービスを展開するネットビジネスサポート株式会社を買収し、営業・マーケティングデータサービス「Beegleデータ(ビーグルデータ)」の提供を開始。
クラウドアプリケーション開発のノウハウを活かし、クラウドアプリケーションビジネスにおけるコンサルティングから開発・運用までを行うクラウドインテクレーションサービスを提供している。
製品・サービス[編集]
- マルチテナント型有料版統合ビジネスアプリケーション「KnowledgeSuite(ナレッジスイート)」
- 中小企業から大企業まで利用を可能にした統合ビジネスアプリケーション
- GRIDYグループウェア、GRIDY SFA、GRIDY名刺CRM、GRIDYリードフォーム、GRIDY CENTER、GRIDYスマートフォン(Android、iOS (アップル)対応KnowledgeSuite同期アプリ)、GRIDY BI、GRIDYメールビーコン、GRIDY Ashura、GRIDYメールを統合連携させたスイート。
- プライベートクラウド型統合ビジネスアプリケーション「KnowledgeSuite(ナレッジスイート)」
- 中堅企業から大企業で利用を可能にしたプライベートクラウド型統合ビジネスアプリケーション
- Digitalink Knowledge Suite ※2016年2月 事業譲渡によりKnowledgeSuite(ナレッジスイート)へ統合
- スターティアにOEM提供している統合ビジネスアプリケーション
- KDDI KnolwledgeSuite
- KDDIにOEM提供しているKDDIブランドの統合ビジネスアプリケーション。KDDI MULTI CLOUDのSaaSとして提供している。
- CTC KnolwledgeSuite ※2017年4月 事業譲渡によりKnowledgeSuite(ナレッジスイート)へ統合
- ビデオ通話機能を活用したオンライン商談、オンライン会議サービス「VCRM(ブイシーアールエム)」
- 顧客とのWeb商談をかんたん操作で瞬時に接続できるクラウド型オンライン商談ツール
- GPS位置情報サービスを活用したSFA/CRMアプリ「GEOCRM.com(ジオシーアールエムドットコム)」
- 地図上に顧客情報や営業報告、記録写真などの情報を格納していく営業支援アプリケーション
- GPS位置情報と連動したビジネスチャットアプリ「DiSCUS(ディスカス)」
- 管理者は地図上で社員の現在地を把握しながらチャットが行えるコミュニケーション用メッセンジャーアプリ
- DRS API(ディーアールエスエーピーアイ)
- 最新の企業基礎情報を収集し各種サービスに自動で付与するWebAPIサービス
- MDM+(エムディエムプラス)※2017年3月 サービス提供終了。
- MDMプロファイル削除防止機能が付いたスマートデバイス管理サービス
- DRS Target(ディーアールエスターゲット)
- ターゲットリスト無料提供リードジェンサービス
- 24/365(ニーヨンサンロクゴ)
- 名刺デジタル化を容易にする名刺カメラアプリ
- ROBOT ID(ロボットアイディー)
- IDaaS(Identity as a service)
- Shelter(シェルター)
- プログラミング不要の開発プラットフォーム
- InCircle(インサークル)
- セキュリティに特化したプライベートクラウド型ビジネスチャットサービス
- Beegleデータ(ビーグルデータ)
- CRM/SFA/MAで活用される営業・マーケティングデータサービス
- クラウドアプリケーションコンサルティング
- クラウドサービスのコンサルティングから開発、運用をまでをワンストップで提供
会社沿革[編集]
- 2006年11月 ブランドダイアログ株式会社設立。
- 2007年10月 グリッドコンピューティングを活用したWEBソリューションサービスのビジネスモデル特許出願
- 2008年4月 CPUグリッド環境TSUBAME を活用した、国立大学法人東京工業大学との共同研究開始[2]
- 2008年6月 エヌ・アイ・エフSMBCベンチャーズ(現大和キャピタル・ホールディングスとSMBCベンチャーキャピタルに分社)から4500万円の増資
- 2009年2月 中小企業向けSaaS型クラウド・グループウェアGRIDYを発表[3]
- 2009年5月 ジャフコ及び新規事業投資(現DBJキャピタル)から総額6960万円の増資
- 2010年1月 有料版SaaS型「KnowledgeSuite」をリリース[4]
- 2010年2月 SaaS型営業支援SFA/顧客管理CRM「Knowledge Suite(ナレッジスイート)」、ASP・SaaS・ICTアウトソーシングアワード「ベストイノベーション賞」を受賞[5]
- 2010年6月 オリックス・レンテックとSaaS/クラウドサービスにおける戦略的販売パートナー契約を締結[6]
- 2010年9月 Knowledge Suiteが「2010年度 グッドデザイン賞(Gマーク)」を受賞[7]
- 2010年10月 キングソフトと業務提携し「GRIDY Office」を提供[8]
- 2010年11月 ウイングアークと法人向けSaaS/クラウドサービスに特化したビジネスアプリケーション領域における戦略的業務提携を発表[9]
- 2010年11月 「2010年 東京都ベンチャー技術大賞 優秀賞」を受賞[10]
- 2011年8月 KDDIから3.5億円とエイジアから5千万円の総額4億円増資。翌日KDDI KnowledgeSuiteを販売開始。同日KonwledgeSuiteのAndroidアプリをリリース[11][12]
- 2012年2月 KDDIグループである中部テレコミュニケーションと戦略的業務提携[13]を発表し、プライベートクラウドサービス「CTC KnowledgeSuite」をリリース。
- 2012年7月 アプレッソと戦略的業務提携し、データ連携(EAI)ソフトウェア「GRIDY Ashura(グリッディ アシュラ)」を提供開始[14]
- 2013年2月 スターティアから9,960万円[15]とジェイズ・コミュニケーションから9,960万円[16]の総額1億9,920万円増資
- 2013年4月 エクイニクス・ジャパン(旧、ビットアイル)と戦略的業務提携し、エクイニクス・ジャパンのインターネットデータセンターを活用しKnowledge Suiteを専用環境で運用できるプライベートクラウドパッケージサービス 「Knowledge Suite on Private Cloud」を提供開始[17]
- 2013年5月 ニフティのメールプラットフォームのOEM提供を受け、Knowledge Suiteと連携したGRIDYメールの提供を決定[18]
- 2013年8月 スマートデバイス管理サービス「MDM+」をリリース。[19]
- 2013年11月 富士通マーケティングがKnowledge Suiteを軸とした、SaaSビジネス分野での協業を開始[20]
- 2014年3月 本社移転及びブランドダイアログ株式会社からナレッジスイート株式会社へ社名変更。[21]
- 2014年5月 位置情報サービスを活用したSFA/CRMアプリ「GEOCRM.com(ジオシーアールエムドットコム)」を正式リリース。[22]
- 2014年7月 特許第5571858号 発明名称:活動管理用無線通信端末及びプログラムにおける特許取得 [23]
- 2014年9月 特許第5617027号 発明名称:情報管理システム及び情報管理プログラムにおける特許取得 [24]
- 2014年10月 位置情報サービスを活用した営業日報SFA/顧客管理CRM「GEOCRM.com」が第8回『ASP・SaaS・クラウドアワード 2014』「先進技術賞」を受賞 [25]
- 2015年4月 「Knowledge Suite(ナレッジスイート)」SAMLによるシングルサインオンに対応[26]
- 2015年9月 GEOCRM.comが「2015年度 グッドデザイン賞(Gマーク)」を受賞[27]
- 2015年10月 SaaS型営業支援SFA/顧客管理CRM「Knowledge Suite(ナレッジスイート)」が、第9回『ASP・SaaS・クラウドアワード 2015』「基幹業務系グランプリ」を受賞 [28]
- 2015年10月 SaaS型マーケティングマッシュアップクローラー「DRS API(ディーアールエスエーピーアイ)」正式リリース[29]
- 2016年2月 スターティアが提供する「Digitalink Knowledge Suite」及びジェイズ・コミュニケーションからの事業譲渡に伴う業務移管を発表[30]
- 2016年2月 「Knowledge Suite(ナレッジスイート)」の機能である、GRIDY SFAとGoogle Appsカレンダー連携機能をリリース[31]
- 2016年4月 特許第5901824号 発明名称:顔認証システム及び顔認証プログラムにおける特許取得 [32]
- 2016年7月 GPS位置情報連動型ビジネスチャットアプリ「DiSCUS(ディスカス)」を正式リリース。[33]
- 2016年7月 特許第5933085号 発明名称:情報収集及び情報管理システムにおける特許取得 [34]
- 2016年9月 ターゲットリスト無料提供リードジェンサービス「DRS Target(ディーアールエスターゲット)」を提供開始。[35]
- 2017年2月 特許第6097428号 発明名称:報告書作成支援システムにおける特許取得
- 2017年5月 名刺カメラアプリ「24/365(ニーヨンサンロクゴ)」を提供開始。[36]
- 2017年12月 東京証券取引所マザーズ上場。[37]
- 2018年1月 特定非営利活動法人インデペンデンツクラブ主催 新春交流会にて IPO 賞を受賞 [38]
- 2018年1月 ダイヤモンド社主催 ダイヤモンド経営者倶楽部表彰にてIPO賞を受賞 [39]
- 2018年4月 ナレッジスイート導入支援費用の負担を下げる「導入支援分割払いプラン」の提供。[40]
- 2018年4月 経済産業省「平成29年度補正 サービス等生産性向上IT導入支援事業」における「IT 導入支援事業者」認定のお知らせ。[41]
- 2018年5月 システムエンジニアリングサービスを提供する株式会社フジソフトサービスの全株式を取得。[42]
- 2018年5月 港区海岸から港区虎ノ門へ本社を移転。[43]
- 2018年7月 中小中堅企業における働き方改革を目的に、株式会社インプリムとの資本業務提携を発表。[44]
- 2018年9月 システムエンジニアリングサービスを提供するビクタス株式会社の全株式を取得。[45]
- 2018年12月 社員が持つ複数のパスワードを安全にまとめてログインを可能にしたIDaaS(Identity as a service)「ROBOT ID(ロボットアイディー)」を提供開始[46]
- 2019年1月 画面操作だけでデータベース型業務アプリケーションが簡単に作成できる ビジネスアプリケーションプラットフォーム「Shelter(シェルター)」を提供開始[47]
- 2019年2月 ナレッジスイート株式会社 九州営業所開設[48]
- 2019年3月 ナレッジスイート株式会社 関西営業所開設[49]
- 2019年8月 フジソフトサービス株式会社と株式会社ビクタスを合併させ株式会社アーキテクトコアに社名変更
- 2020年5月 顧客とのWeb商談をかんたん操作で瞬時に接続できるクラウド型オンライン商談ツール「VCRM(ブイシーアールエム)」を提供開始[50]
- 2020年9月 事業拡大に伴い本社を愛宕グリーンヒルズMORIタワー38階に増床移転[51]
- 2021年2月 ナレッジスイート株式会社 中部営業所開設[52]
- 2021年6月 セキュリティに特化したビジネスチャットサービスを開発、販売をする株式会社DXクラウドの全株式をAICROSS株式会社から取得。[53]
- 2021年7月 AI・RPA技術を活用したマーケティングデータサービスを展開するネットビジネスサポート株式会社の全株式を取得[54]
加盟団体[編集]
ナレッジスイートグループ[編集]
Recent Comments