アドコスモ – Wikipedia

アドコスモ(正式社名: 株式会社アド・コスモ)は、かつて存在した日本のアニメーション制作会社。作画・仕上作業の請負を主な事業内容としていた。

1970年ごろ、日本テレビジョン株式会社映画部(後のTCJ動画センター→エイケン)や現代制作集団などで美術スタッフを務めていた山本善之と泉谷実によって背景美術のスタジオとして創業。『サザエさん』などの背景作業を受注していた。1973年1月18日に法人化し、「株式会社アド・コスモ」となった。

1970年代後半にアニメーターの鈴木英二らを迎え入れ、作画部門と仕上部門を設立。徐々にそちらを事業の中核とするようになり、特にサンライズを主な取引先としていた。かつて宮城県仙台市青葉区に仙台スタジオ(アド・コスモ仙台)を構えていたが、2000年代中頃に閉鎖された。

2009年8月31日、仙台スタジオを経て取締役プロデューサーを務めていた曽根きよ子により「株式会社スタジオ・コスモ」が設立され、事業とスタッフの大半が同社へ移転[1]。これに伴い、アド・コスモ自体は活動停止となる。その後しばらくは法人格が存続していたが、2017年12月13日に解散した[1]

作品によっては、中黒を省略した「アドコスモ」という名でクレジットされることもあった。

主な参加作品[編集]

テレビシリーズ[編集]

OVA[編集]

劇場映画[編集]

関連人物[編集]

  1. ^ a b 商業登記簿により得られた情報による。(2019年5月14日現在)

関連項目[編集]