休日おでかけパス – Wikipedia

休日おでかけパス(マルス発行)

休日おでかけパス(きゅうじつおでかけパス)は、東日本旅客鉄道(JR東日本)が発売する特別企画乗車券(トクトクきっぷ)。2011年春期に大人の休日倶楽部会員限定で発売され、2012年3月17日利用分からホリデー・パスの後継商品として一般向け発売を開始した。

東京都内のJR東日本全路線と、隣接する近郊6県(神奈川県・埼玉県・千葉県・栃木県・茨城県・山梨県)のJR東日本の一部路線(後述)の普通列車(快速含む)の普通車自由席および、東京臨海高速鉄道りんかい線、東京モノレール羽田空港線に乗車できる。

特急・急行列車および東北・上越新幹線は特急券や急行券を購入することで乗車できる。また指定席への乗車は座席指定券が、グリーン車への乗車はグリーン券の購入がそれぞれ条件となる。

利用可能日[編集]

土曜・休日および大型連休(4月29日 – 5月5日)、夏休み期間(7月20日 – 8月31日)、および年末年始(12月29日 – 1月3日)のうちの1日間。

発売[編集]

  • 発売は通年で行われ、使用日の1か月前より発売する。また、使用日当日の購入も可能である。
  • フリーエリア内のJR東日本の駅のみどりの窓口・指定席券売機、提携販売センターで発売(東京モノレール・東京臨海高速鉄道では発売しない)。
  • 羽田空港第1旅客ターミナル地下1階の案内所7で購入可能。
  • みどりの窓口での販売は3月31日で終了(予定)。
  • 発売額(2022年2月時点)
    大人 2,720円
    小児 1,360円

有効区間[編集]

フリーエリアの東西および南北の端になる駅と路線を以下に記す(*印は終端駅でない境界駅)。

  • 東日本旅客鉄道
  • 東京臨海高速鉄道りんかい線(全線)
  • 東京モノレール(全線)
  • 東海道新幹線等、東海旅客鉄道(JR東海)の路線は利用できない。
  • 綾瀬駅、分倍河原駅等他社管理駅、および無人駅では発売されていない。
  • 大人の休日倶楽部割引の適用を受けた料金券を利用する場合、大人の休日倶楽部会員用のきっぷと併用しなければならない。
  • 乗車した列車が翌日に跨って運転される場合はフリー区間内の最終停車駅まで乗車できる(継続乗車)。
  • 東北新幹線を利用し宇都宮駅以遠まで、上越新幹線を利用し高崎駅以遠まで乗り越す場合は、在来線利用の際と同様に前者は自治医大駅から、後者は神保原駅からの運賃を収受する。
  • フリー区間外への乗り越し精算の際、自動精算機で精算すると回収されてしまうので、有人改札で精算する必要がある。
  • 当商品の発売に伴い、ホリデー・パスと東京週末フリーきっぷ(普通列車用)は2012年3月11日利用分を以って発売を終了した。
  • ホリデー・パスと比べ、エリアが拡大されたが300円の値上げとなった。また、ホリデー・パスで利用できたトレン太くん(レンタカー)は利用できなくなった。
  • 当きっぷで、非電化区間に乗車できるのは、八高線の高麗川駅 – 寄居駅間と久留里線(全線)のみである。
  • 2019年9月1日から本きっぷのICカード版とも言える、「のんびりホリデーSuicaパス」が発売された。フリーエリアも休日おでかけパスとほぼ同じではあるが、東北・上越新幹線とSuica利用可能エリア外である久留里線は除外となっている。料金は50円安い2670円に設定されている。注意点として、モノレールSuica、りんかいSuica、Suica以外のICカードには書き込みができないほか、Suica定期券を利用している場合は上書きができないので新たに別のSuicaを購入する必要がある。[1]
  • 2021年7月1日から19日までの平日と9月の平日に「ひみつの平日パス」が発売された。フリーエリアや発売額も本きっぷと同じで駅レンタカーでの優遇措置も受けられた[2]

みどりの窓口での発売は、2022年3月31日(木)の営業時間内に以て終了予定。同年4月1日から指定席券売機・自動券売機で発売のみとなる。

出典・脚注[編集]

  1. ^ おトクなきっぷが Suica でご利用いただけます! – 東日本旅客鉄道株式会社(2019年6月4日)
  2. ^ JR東日本は混雑を避けた平日の旅や移動を応援します!”. 東日本旅客鉄道株式会社. p. 2 (2021年6月24日). 2021年6月25日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]