地球の太陽面通過 (木星) – Wikipedia

木星における地球の太陽面通過(ちきゅうのたいようめんつうか)とは、木星と太陽のちょうど間に地球が入り、太陽面を通過する天文現象である。

木星で地球の太陽面通過が起こるのは、紀元前125000年から125000年の25万年間で23635回である。前回は2014年1月5日、次回は2026年1月10日に起こる。

木星における地球の太陽面通過は、約6.5年に1回発生する。ただし、太陽面を通らない事があるため、時々約12年、約29.5年、約41.5年の期間がある。ずれが半年分のため、発生する月は決まってくる。現在は6月後半から7月前半と、12月後半から1月前半に発生する。この周期は少しずつずれており、例えば1587年1月1日より前は6月と12月、2814年6月30日より後は1月と7月にしか発生しなくなる。

太陽面通過の起こる日[編集]

日付は最大食の日付(UTC)。

月の太陽面通過[編集]

地球の衛星である月は、地球とあまり離れていない距離にあるため、地球の太陽面通過が起こる時には、月の太陽面通過も同時に起こっている場合がほとんどである。しかし稀ではあるが、地球のみ、あるいは月のみが太陽面通過を起こし、もう片方が太陽面通過を起こさない場合がある。地球のみ太陽面通過が起こったのは、前回は1384年12月8日、次回は2570年12月28日である。月のみ太陽面通過が起こったのは、前回は1432年12月26日、次回は2816年7月13日である。

同時太陽面通過[編集]

  • 地球の太陽面通過および月の太陽面通過が、水星の太陽面通過と同時に起こることはあるが、極めて稀である。前回は紀元前78303年9月25日、次回は23250年1月14日である。
    • 23576年7月17日の太陽面通過はさらに稀な現象として、水星と地球のみが太陽面通過を起こし、月は太陽面通過を起こさない。
    • 26571年2月20日の太陽面通過はさらに稀な現象として、水星と月のみが太陽面通過を起こし、地球は太陽面通過を起こさない。
  • 地球の太陽面通過および月の太陽面通過が、金星の太陽面通過と同時に起こることはあるが、極めて稀である。前回は紀元前13193年11月9日、次回は37807年10月26日である。
    • 26297年1月6日の太陽面通過はさらに稀な現象として、金星と地球のみが太陽面通過を起こし、月は太陽面通過を起こさない。
    • 36811年10月24日の太陽面通過はさらに稀な現象として、金星と月のみが太陽面通過を起こし、地球は太陽面通過を起こさない。

1586年12月31日に始める地球の太陽面通過は多少特殊である。先に月が太陽面通過を起こし、23時45分に最大食を迎える(最小角0.0226度)。後に太陽面通過を起こす地球は、年が明けた3時21分に最大食を迎える(最小角0.0218度)。