ムハンマド・ハサネイン・ハッダーム – Wikipedia

ムハンマド・ハサネイン・ハッダーム^[1]（アラビア語: محمد حسنين خدام‎ Muḥammad Ḥasanain Ḫaddām、英語: Mhd. Hasanein Khaddam）は、シリアの外交官、駐日全権公使兼臨時代理大使（2019年～）^[2]。在アメリカ合衆国大使館（英語版）一等書記官^[3]、在マレーシア大使館参事官^[4]、在中華人民共和国大使館公使を経て^[5][6]、2019年7月29日より駐日全権公使兼臨時代理大使^[2]。全権公使は特命全権大使に次ぐ地位であり^[7]、2012年6月6日にアル＝ハバシュ駐日大使がペルソナ・ノン・グラータ認定により大使の地位を剥奪されて以降^[8]、シリアの駐日外交官としては最も席次が高い。

駐日全権公使兼臨時代理大使として[編集]

2019年10月18日、元アラビスト外交官で公明党の石川博崇参議院議員と会談し、トルコ軍のシリア侵攻や日本とシリアの関係改善などについてアラビア語で率直な意見を交換した^[9]。

2020年11月18日、フィラース・アル＝アトラッシュ（フィラス・アルアトラッシュ）参事官を伴って田村琢実埼玉県議会議長を表敬訪問し、議長応接室で両国の友好関係促進などについて話し合った^[10]。

2021年5月26日が投票日のシリア大統領選挙（アラビア語版、英語版）に先立つ5月20日、東京の駐日シリア大使館で在日シリア人の在外投票が行われた。武力による政権転覆を企てるシリア国民連合など反政府組織は大統領選を茶番と評して反発したが、NHKの取材を受けたハッダーム臨時代理大使は大統領選について「シリアの憲法にのっとり、投票の秘密が保てるなど投票のプロセスは明確で、透明性の高い選挙だ」と述べ、その正統性を強調した^[11]。

2021年8月4日、2020年東京オリンピック（COVID-19の影響で2021年に延期して開催）の重量挙げ男子109kg超級でシリア代表のマアン・アスアド（アラビア語版、英語版）（マン・アサード）が銅メダルを獲得した^[12]。これを受けて、ハッダーム臨時代理大使はアル＝アトラッシュ参事官を伴って選手村を訪問し、祖国に対する誇りとなったアスアドの健闘を称えた^[13]。

出典・脚注[編集]

関連項目[編集]

• 駐日シリア大使館
• ムハンマド・ガッサーン・アル＝ハバシュ – 最後の駐日シリア大使

外部リンク[編集]

• Interview with the Syrian Ambassador to Japan | TUFS Arabic major | 【大使に聞きたいし！②】シリア大使へのインタビュー – YouTube – 2021年11月22日

公職
先代： フィラース・アッ＝ラシーディー （フィラス・アル・ラシディ）	駐日シリア大使館公館長 2019年 –	次代： （現職）

表 話 編 歴 現職の駐日大使
特命全権大使	2002年 マンリオ・カデロ 2003年 エスティファノス・アフォワキ・ハイレ 2005年 セイコウ・ルイス・イシカワ・コバヤシ 2008年 ジョン・フリッツ ピエール・ンジェンゲ 2010年 イシケリ・マタイトガ 2011年 ジェローム・クロー・ウェヤ 2013年 サンクン・シラ グルバンマンメト・エリャソフ 2014年 アンドレ・スピテリ 2015年 ファアラヴァアウ・ペリナ・ジャックリーン・シラ・ツアラウレレイ タイタス・メリスワ・ジョナサン・アブ＝バスツ ドラジェン・フラスティッチ 2016年 ジョゼ・マリア・ダ・シルヴァ・ヴィエイラ・デ・モライス ジェルジ・テネケチェジウ パラノビチ・ノルバート モハメッド・ラシャッド・ブフラル（英語版） 2017年 ハイメ・バルベリス ホセ・カスティリョ・ラウレル5世 ルスラン・イエシン（ベラルーシ語版） マリアーン・トマーシク ダツェ・トレイヤ＝マスィー エクトル・アレハンドロ・パルマ・セルナ 2018年 ジョゼフ・ジロ・エファンゴン・オバゲ パスカル・バジョボ ラウル・フロレンティン＝アントラ ニダル・ヤヒヤー（英語版） アハメッド・ムハッマド・ユースフ・アルドーセリ ミハイル・ユーリエヴィチ・ガルージン イブラーヒム・ウェイス パレサ・モセツェ ゴルギ・シス ハッサン・ビン・モハメド・ラフィー・アルエマーディ ダンバダルジャー・バッチジャルガル ペッカ・オルパナ（フィンランド語版） ポール・カヴァナ パトリシア・フロア（ドイツ語版） モハメッド・エルーミ ヴー・ホン・ナム ルイ・オルランド・フェレイラ・デ・セイタ・ダ・シルヴァ・シャビエル ヴァイノ・レイナルト ハサン・モハメッド・ザマーン ミルゾシャリフ・ジャロロフ・アソムッディノヴィチ モハメッド・サイード・ハリファ・アル・ブサイディ 2019年 サンジェイ・クマール・ヴァルマ エドゥアルド・パエス・サボイア モーヴェン・M・ルスウェニョ ナーイフ・ビン・マルズーク・ビン・マーニア・アル＝ファハーディー ピエール・フェリング ハジ・シャブディン・ハジ・ムサ サンティアゴ・パルド マルティン・トムチョ 孔鉉佑 ミルラン・アルスタンバエフ メルバ・マリア・プリーア・オラバリエタ ルラマ・スマッツ・ンゴニャマ（英語版） リーナ・アンナーブ シニシャ・ベリャン ヘイミッシュ・ネヴィル・フランシス・クーパー クリストバル・アダルベルト・エレラ・ドゥボン ロクサンヌ・ドゥ・ビルデルリング ペーター・ファン・デル・フリート アンナ・ポラック・ペトリッチ ブラモー・ネルソン インガ・M・W・ニーハマル ピーター・タクソ＝イェンセン（英語版） ペールエリック・ヘーグベリ アレクサンダー・サラス・アラヤ パヴェウ・ミレフスキ（ポーランド語版） 2020年 ハリス・モリチス ピーター・タン・ハイ・チュアン（中国語版） カルロス・ペレ シントン・ラーピセートパン ミゲル・アンヘル・ラミレス・ラモス テヴィタ・スカ・マンギシ ルワムチョ・アーネスト イリディオ・シメネス・ダ・コスタ（ドイツ語版） フセイン・アスマン・カタンガ ギュルセル・イスマイルザーデ エリザベート・ベルタニョーリ シャハブッディン・アーメド ショーナ＝ケイ・マリー・リチャーズ エルフ・モノド・オノラ アンドレアス・バオム セルギー・コルスンスキー フィリップ・セトン ジャン・エリザベス・アダムズ（英語版） ソー・ハン ヘリ・アフマディ 2021年 ロバート・ミキイ・タカタ・ピメンテル ディエゴ・アレハンドロ・ダルトン・ロサレス ウィシュラマール・サンジーヴ・グナセーカラ シハブ・アハマド・アル・ファヒーム ステファン・ホイクル・ヨハネソン（英語版） ギジェルモ・フアン・ハント（スペイン語版） アレグ・ホヴァニシャン（ロシア語版） マリエタ・ペトロヴァ・アラバジエヴァ・デ・デスカルシー ジュリア・ロングボトム 姜昌一 タブ・イリナ コルクット・ギュンゲン シャイダ・モハマド・アブダリ フォンサムット・アンラワン リカルド・ロハス ゴラン・ツェコフ サーブル・エシムベコフ イアン・G・マッケイ（英語版） アブバカ・モリキ・フセイニ アレクサンドラ・コヴァチュ レオ・ボッカルディ ムクシンクジャ・アブドゥラフモノフ ホツィレエネ・モラケ サンバ・ママドゥ・バー オヴィディウ・ドランガ クレーメンス・フォン・ゲッツェ サミュエル・アバル（英語版） イブラヒム・ビレ・ドゥアレ ジャンルイジ・ベネデッティ ギラッド・コーヘン ティムラズ・レジャバ ドゥミトル・ソコラン アブドゥル・カリーム・トオマ・メヒディー・カアブ モハメド・アブバクル・サレー・ファッターフ バラカ・ハラン・ルヴァンダ 2022年 ラルビ・カティ クワチャ・チシザ ロベルト・セミナリオ サブリ・キチマリ（アルバニア語版） トゥイ・リー ディミトリオス・カラミツォス＝ジラス ラーム・エマニュエル クレン・アクエイ・パチ・ギャラン
非常駐大使	1998年 ノラナ・タ・アマ（中国常駐） 2008年 アンソニー・リバプール（本国常駐） ムプメレロ・ジョセフ・ンドゥミソ・ロペ（マレーシア常駐） アブドゥル・カリム・コロマ（英語版）（中国常駐） 2010年 ヴェツォプ・ナムギャル（インド常駐） 2011年 パトリック・メドサン（本国常駐） 2012年 チャンドラダート・シン（インド常駐） マルコス・ムバ・オンド（中国常駐） 2013年 マラン・サンブー（ポルトガル語版）（中国常駐） 2014年 パスカル・ガスンズ（中国常駐） ロイド・ルシエン・ピナス（中国常駐） テーコア・イウタ（台湾常駐） マハムード・モハメド・アブード（中国常駐） 2016年 アハメッド・スンギ（中国常駐） ヨバン・ミルコビッチ（本国常駐） エルウッド・ドナルドソン（本国常駐） 2017年 イヌサ・ムスタファ（中国常駐） 2018年 ビビアン・フォック・ターヴェ（中国常駐） ジャスミン・ハギンス（台湾常駐） ダイアン・カーラ・ヘイロック（台湾常駐） 2019年 ターニャ・セラフィム・イヴォンヌ・ロミュアルド（中国常駐） クリステル・ソハン（オーストラリア常駐）
次期大使	フィデル・センダゴルタ・ゴメス・デル・カンピージョ ジェネヴィーヴ・エドゥナ・アパルゥ（英語版） ヴィットル・パウロ・ダ・コスタ・セレーノ アレクサンダー・カーター・ビング ピーター・アデルバイ
臨時代理大使	2016年 セダミヌ・アフォニョン・クアク 2019年 バシール・モハメッド・アリ・カシム ハサネー・ハッダム ツィラヴ・マエリゾ・ランジャザフィ 2020年 ジム・シニェンザ 2021年 ナターリア・フェルナンダ・サラサール・バルデラマ シルビア・セベリン・ボンゼンビ・イロキ セラージ・S・A・アルシュテウィ アブデルムタリブ・エルシェイク・モハメド・アーメッド アルギマンタス・ミセヴィチュス アンビカ・ジョシ ティアゴ・デ・ブリット・ペネード ジョセフ・フゥエンシノン ノル・アザム・ビン・モハマド・イドルス ムリジョ・ワシケ・シャドラック ヨハネス・ファンタ・ウォルデギオルギス マキシミリアノ・ダ・シルバ・アッパ 2022年 エイキンス・アブロクワ エスペマータン・カポンゴ・カポンゴ ジャラ・カマラ・マリエトゥ モハンマド・レザー・ログマーニー フランシスコ・ホセ・ラベナ・バラチナ サンディ・アナベル・ダビラ・サンドバル イスマット・ハサン・シアル
その他	2003年 ワリード・アリ・シアム 2012年 許宗萬 2016年 謝長廷 2020年 ツェワン・ギャルポ・アリア 于田ケリム 2022年 ソー・バ・フラ・テイン