ブラザーズ・オブ・ザ・ロード – Wikipedia
『ブラザーズ・オブ・ザ・ロード』(Brothers of the Road)は、アメリカ合衆国のロック・バンド、オールマン・ブラザーズ・バンドが1981年に発表したスタジオ・アルバム。アリスタ・レコード移籍後としては2作目に当たり、バンドは本作リリース後の1982年1月の『サタデー・ナイト・ライブ』出演を最後に、再び活動休止した[3]。
1980年、バンドのサポート・キーボーディストであったマイク・ロウラーが正式メンバーに昇格するが、同年11月にジェイモーことジェイ・ジョハンソンが脱退し、結果的にオールマン・ブラザーズ・バンドのスタジオ・アルバムでは唯一、ジェイモー不在の編成で録音された[3]。「アイ・ベグ・オブ・ユー」は、エルヴィス・プレスリーが1958年に発表したシングルB面曲のカヴァーである[3]。
本作にバックグラウンド・ボーカルで参加したグレッグ・ギドリーは後に、本作のプロデューサーでもあるジョン・ライアンが手がけたアルバム『オーヴァー・ザ・ライン』でソロ・デビューを果たした[3]。
反響・評価[編集]
アメリカでは12週にわたってBillboard 200入りし、1981年9月26日に最高44位を記録した[2]。本作からのシングル「ストレイト・フロム・ザ・ハート」はBillboard Hot 100で39位に達し、バンドにとって3作目にして最後の全米トップ40シングルとなった[4]。
Rob Theakstonはオールミュージックにおいて5点満点中2点を付け「オールマン・ブラザーズ・バンドのサウンドを構成する要素の多くは、ここでも損なわれず残っているが、幾らか失われてしまった部分もあるため、必聴盤とまでは言えない内容となった」「”Straight from the Heart”はチャートにおいてそこそこの成功を収めたが、アルバムの残りの部分は、ひいき目に見ても生ぬるい」と評している[5]。
- ブラザーズ・オブ・ザ・ロード “Brothers of the Road” (Dickey Betts, Jim Goff) – 4:02
- 俺は出て行く “Leavin’” (Gregg Allman) – 3:46
- ストレイト・フロム・ザ・ハート “Straight from the Heart” (D. Betts, Johnny Cobb) – 3:48
- ザ・ヒート・イズ・オン “The Heat Is On” (D. Betts, Mike Lawler, Buddy Yochim) – 4:14
- ゴー・バック・トゥ・イエスタデイ “Maybe We Can Go Back to Yesterday” (D. Betts, Dan Toler) – 4:43
- ザ・ジャッジメント “The Judgment” (D. Betts) – 3:41
- ツー・ライツ “Two Rights” (D. Betts, J. Cobb, M. Lawler) – 3:31
- ジュリーに捧ぐ “Never Knew How Much (I Needed You)” (G. Allman) – 4:29
- いつもの手口 “Things You Used to Do” (G. Allman, Keith England) – 3:45
- アイ・ベグ・オブ・ユー “I Beg of You” (Rose Marie McCoy, Kelly Owens) – 3:24
参加ミュージシャン[編集]
アディショナル・ミュージシャン
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