かとうちあき – Wikipedia
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かとう ちあき(加藤千晶、1980年。(昭和55年)11月13日 – )は、日本のフリーライター。野宿愛好家。人生をより低迷させる旅コミ誌『野宿野郎[1]』編集長。著書に『野宿入門』『野宿もん』『あたらしい野宿(上)』『バスに乗ってどこまでも』、共著に『今日も盆踊り』がある。「お店のようなもの2号店[2]」の店主。
神奈川県横浜市出身。両親と弟の4人家族[3]。
野宿を始めたのは女子校時代[4]の15歳。高校1年の春休みに、クラスメートと横浜市鶴見区の学校から熱海まで、側溝の中などで2泊しながら約80km歩く[5][6][7]。
高校3年の夏休みには、無人駅/公園/公衆トイレなどで野宿しながら、青森県の竜飛岬から山口県下関市まで53日間歩いて本州横断[3]。
大学4年次には春から秋まで4~5ヶ月、北海道で野宿の旅をする[8]。
卒業後、2004年に22歳で雑誌『野宿野郎』を創刊[9]。大学でバイトをしていた介護福祉士[4]の仕事を時々しながら[10]、2010年までに7号を発行。
2016年に『野宿野郎』キンドル版を作成[11]。
2006年頃から、夏はお祭りに行って野宿をする「お祭り野郎」になる[12]。
2014年10月30日、情報発信拠点として「お店のようなもの」開店(2018年11月30日閉店)。
2019年4月1日「お店のようなもの 2号店[2]」開店[9]。
単著[編集]
共著[編集]
連載[編集]
- 「野宿女子」(徳間書店『本とも』/2010-2011)。
- 「日本列島1万円高速バスの旅」(双葉社『増刊大衆』/2011-2013)。
- 「野宿あっちこっち」(『神奈川新聞』日曜版 /2014年4月6日-2017年3月5日)。
- 「このマンガもすごい!」(中央公論新社『中央公論』2019-)。
編著[編集]
- 『野宿野郎』1号、2004年10月31日、ASIN B01M9EIP81。特集「野宿、100人に聞きました」。
- 『野宿野郎』2号、2005年1月31日、ASIN B01M34RE85。特集「お遍路野宿」。
- 『野宿野郎』3号、2005年7月31日、ASIN B01MTKWUG0。特集「一周とか、縦断とか」。
- 『野宿野郎』4号、2006年3月中旬、ASIN B01N427F41。特集「野宿LOVE」。
- 『野宿野郎』5号、2006年12月31日、ASIN B01N1N1DCQ。特集「駅寝ってどうよ?」。
- 『別冊! 野宿野郎』2008年1月。
- 『野宿野郎』6号、2008年9月中旬。特集「念願の、トイレ野宿の世界」。
- トイレ野宿初体験記。便座は用を足すだけでなく、蓋を閉めればテーブルにもなる[13]など。公衆トイレで開かれた「多摩川トイレ野宿国際会議」も収録。
- 『野宿野郎』7号、2010年3月中旬。
- 不完全だった6号の増補改訂版。「結婚と野宿」の予定が、結婚して野宿した人がいないため[14]原稿が集まらなかった。
- 『野宿野郎 6号+7号』、2017年01月25日、ASIN B01MRA790Z。
その他[編集]
プロデュースした野宿イベント[編集]
- 毎年6/19 と9/19「野宿の日」。数字の「6」と「9」は、90度回転させると平仮名の「の」になり[18]、「19」「じゅく」は語呂合わせ[19]。
- 毎年9月または10月第3土曜「チャリティー野宿」[20](六角橋商店街)。ドッキリヤミ市場のイベント。
- 毎年春「お花見野宿」[21]、毎年12月31日「年越し野宿」[22]など。
- 2015年「面接野宿」[23](山下公園)。スーツを着た就活生の野宿歴や低迷歴を聞いて野宿。かとうが社長を名乗る「会社のようなもの『野宿野郎』」は、週休7日で給与0円。だれでも入社でき、勝手に「なにか」になれる。
- 2016年08月27日「愛は地球を野宿!24時間野宿」[24](新橋駅前SL広場)。
- 2017年06月17日「結婚のようなもの」[25](山下公園)。
- 新郎のようなものは、映画監督の藤川佳三。かとうが婚姻制度に反対しているため「不入籍」。当日は、皆で盆踊りを踊った後、「結婚制度反対」とコールしながら山下公園をパレード。新婦の挨拶では「これからも他の人との恋愛は自由にします」と宣言。結婚の後は、皆で野宿。
- 2019年06月26日「トゲトゲ野宿」[26](渋谷区)。排除アートの上で野宿。
- 2019年07月26日-28日「ノジュロック・フェスティバル ’19」[27](相模川河川敷)。
- 2019年12月31日「改元野宿」[28](北の丸公園)。
- 2020年08月21日-23日「ノジュロック・フェスティバル ’20」[29](相模川河川敷)。
- 2020年-2021年「勝手に神輿を担がせろ!デモ、自主メーデー!横浜一揆」[30]。
- 2020年-2021年「ノジュリンピック」[31][32]。寝袋をバトンのように受け継ぐ「生なる寝袋リレー」など。
- 2021年06月25日「反オリパラ野宿」(横浜赤レンガ倉庫)[33]、2021年07月17日「反オリパラ野宿 in江の島」(江ノ島・湘南海岸)。
思想、言葉など[編集]
- 野宿を「消極的野宿」と「積極的野宿」に分類している。消極的野宿は、お金がない、終電を逃したなど、仕方なくおこなう野宿。安心感がない一方で、必死に寝場所を探し、朝を迎える嬉しさがある。積極的野宿は、旅先での野宿など、計画的におこなう野宿。日ごろから野宿スキルを高めておけば、いざというときに「なんとかなる」感覚を得られる[34]。どこにでも寝られると思えば、夜は家や宿に帰って眠るものという、当たり前から開放される。世間体/お金/しがらみ/土地の所有概念からも自由になれる[35]。
- 野宿においては、「掛け布団=寝袋」と「敷き布団=マット/新聞紙/ダンボール」が大事[36]。
- 公共の場で寝場所を探していると、予想外のことがたくさん起きるので、すべて楽しむ心持ちでないとやっていけず、何でも面白がれるようになる[8]。
- 野宿をしていると、地べたという低い目線、いちばん弱い立場から見知らぬ人との関わりが生まれる。野宿を通じて、ダメな自分を意識し、他人のダメさも受け入れて、愛せるようになる[8]。
書籍[編集]
ラジオ番組[編集]
- PLATOn(J-WAVE、2008年1月22日)
- ザ・フリントストーン(Bay FM、2008年5月4日)[37]
- 安住紳一郎の日曜天国(TBSラジオ、2009年7月26日)[38]
- PLATOn(J-WAVE、2010年8月30日~9月2日)
- ザ・フリントストーン(Bay FM、2011年2月20日)[39]
- 森本毅郎・スタンバイ!(TBSラジオ、2011年6月29日)[40]
- Blue Ocean(TFM、2011年7月4日)[41]
- ROUTE761(InterFM、2013年4月13日)
- 荻上チキ・Session-22(TBSラジオ、2013年8月14日)[42]
- 日々感謝。ヒビカン(RCCラジオ、2013年9月3日)[43]
- 上柳昌彦 ごごばん!(ニッポン放送、2013年月5日)[44]
- 吉田照美 飛べ!サルバドール(文化放送、2013年9月17日)[45]
- ザ・フリントストーン(Bay FM、2013年10月5日)[46]
- RADIO DONUTS(J-wave、2013年10月26日)
- たまむすび(TBSラジオ、2013年11月21日)[47]
- アポロン(TFM、2014年2月3日)
- オヒルノオト(TFM、2014年10月19日)
- Radio Backers(TFM、2014年10月23日)
- 峰竜太のミネスタ(ラジオ日本、2015年8月28日)
- 荒川強啓 デイ・キャッチ!(TBSラジオ、2015年10月29日)
テレビ番組[編集]
- 東京マスメディア会議 2(フジテレビ、2008年1月4日)[48]
- 東京マスメディア会議 3(フジテレビ、2008年10月13日)[49]
- 熱中時間(NHK BS2など、2008年11月下旬)
- 激論! どっちマニア(テレビ朝日、2013年3月9日)
- コミュニてれび(BSスカパー!、2013年11月18日)
- The MONDO Times(MONDO TV、2014年3月5日)[50]
- 噂の現場直行ドキュメン ガンミ!!(TBSテレビ、2014年3月8日)
- Nスタ(TBSテレビ、2014年7月22日)
- 肉食女子部(nottv、2015年11月30日)
- 有吉ジャポン(TBSテレビ、2015年12月18日)
- 突撃!はじめましてバラエティ イチゲンさん(テレビ東京、2016年2月7日)
- 巷の噺(テレビ東京、2018年10月4日)[51]
- くらべるマネー(フジテレビ、2018年8月17日)[52][53]
- 深夜に発見! 新shock感(テレビ東京、2018年10月6日)[54]
- Kawaii International(NHK WORLD、2018年11月2日)[55]
- その他の人に会ってみた(TBSテレビ、2019年8月6日)
- リトルトーキョーライフ(テレビ東京、2019年8月14日)[56]
- シューイチ(日テレ、2019年9月11日)[57]
外部リンク[編集]
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