BLUE GIANT – Wikipedia
BLUE GIANT | |
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ジャンル | 青年漫画 音楽漫画 |
漫画:BLUE GIANT | |
作者 | 石塚真一 |
出版社 | 小学館 |
掲載誌 | ビッグコミック |
レーベル | ビッグコミックス |
発表号 | 2013年10号 – 2016年17号 |
巻数 | 全10巻 |
話数 | 全80話 |
漫画:BLUE GIANT SUPREME | |
原作・原案など | NUMBER 8(story director)※9巻から |
作画 | 石塚真一 |
出版社 | 小学館 |
掲載誌 | ビッグコミック |
レーベル | ビッグコミックススペシャル |
発表号 | 2016年18号 – 2020年9号 |
巻数 | 全11巻 |
話数 | 全88話 |
漫画:BLUE GIANT EXPLORER | |
原作・原案など | NUMBER 8(story director) |
作画 | 石塚真一 |
出版社 | 小学館 |
掲載誌 | ビッグコミック |
レーベル | ビッグコミックススペシャル |
発表号 | 2020年11号 – |
巻数 | 既刊5巻(2022年2月28日現在) |
テンプレート – ノート | |
プロジェクト | 漫画 |
ポータル | 漫画 |
『BLUE GIANT』(ブルージャイアント)は、石塚真一による日本の漫画。ジャズを題材とした作品で、『ビッグコミック』(小学館)にて2013年10号から2016年17号まで連載された。第1部の舞台は仙台と東京。同誌2016年18号からはヨーロッパに舞台を移した第2部『BLUE GIANT SUPREME』(ブルージャイアント シュプリーム)が2020年9号まで連載され[1]、同誌2020年11号からはアメリカを舞台とした第3部『BLUE GIANT EXPLORER』(ブルージャイアント エクスプローラー)が連載中。なお、『SUPREME』単行本9巻以降と『EXPLORER』では、story directorの肩書きでNUMBER 8が著者名に併記されている。
マンガ大賞2016で第3位[2]。2017年、第62回「小学館漫画賞」(一般向け部門)[3]、第20回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞受賞。2021年10月時点でシリーズ累計発行部数は770万部を記録している[4]。
本作を執筆するにあたり、名門ジャズ・レーベル、ブルーノート・レコードの1950年代から1960年代におけるアルバムジャケットのデザインが多いに参考にされた[5][6]。
舞台を仙台にしたのは、石塚の担当編集者が仙台出身であることに加え、ジャズフェスティバルなどを取材し仙台にジャズの土壌があると感じたことも理由としている[7]。
あらすじ[編集]
BLUE GIANT[編集]
- 仙台編
- 宮城県仙台市に住む高校生・宮本大は真っ直ぐな性格の持ち主だが、将来何をしたいのか分からず学生生活を送っていた。ある日聴いたジャズの曲に興味を惹かれ、初めて訪れたライブハウスでジャズの演奏を目の当たりにしたことで、サックスプレーヤーを目指すことを決意。サックス購入のためにアルバイトを始める。購入費はなかなか貯まらなかったが、それを知った兄・雅之がローンでサックスを購入し大にプレゼントする。毎日学校帰りに河原でサックスを練習し続けた大は、リード購入の際に立ち寄ったことで知り合った楽器屋の店主からライブ出演の誘いを受け、小さなジャズバーの出演バンドにゲストとして参加するが、常連客から音が大きいだけでうるさいと罵声を浴びせられ、呆然としたままステージを降り帰路につく。その後も日課である練習を続けるなか、大が出演したジャズバーのマスターから音楽教室の講師:由井を紹介される。大の演奏に、いろいろ落第点をつけるも、次回から家に来いと誘われ大は快諾。教室に通うことで大の演奏はパワフルさを増し、繊細な部分も向上していった。サックスプレーヤーになるために高校卒業後は上京することを決意した大は、上京前に最初のステージで罵声を放ったジャズバーの常連客を招いて、今の自分の演奏を聴かせる。常連客はしかめ面をしながらも最後まで演奏を聴いて店を出た。
- 東京編
- 上京後、あてのない大は、進学上京していた同窓生:玉田の家に上がり込み居候を始める。家賃を払うことで玉田もしぶしぶ承諾した。都内のジャズライブハウスを回っていた大は、ピアニスト:沢辺雪祈と出会う。人を舐めきった態度は好ましくないが、ピアニストとしての腕にほれ込み、大はバンド結成を呼び掛けた。大の演奏を聴いて、何かを感じた雪祈は組むことを承諾。2人きりでの練習が続くなか、ドラマーが必要と感じメンバー募集を始める。一方、大学生活に刺激のなかった玉田は、大の演奏を聴いて何か楽器を始めようかと大に話したところ、大は玉田をドラマーにしてバンドに加入させることを思い立つ。雪祈に告げると、ドラムセットにも触れたことのない全くの素人の為、もちろん大反対。「200パーセントムリ!!」と舐められた態度であしらわれた玉田は諦めがつかず、ドラム教室に通いはじめ、自宅用に練習セットを購入し猛練習に励む。1週間後に玉田の演奏を聞いた雪祈は加入を反対するも、大が「下手だからダメ。追い出すのは簡単。それがジャズへの入り口を狭くして、誰も通さなくなる。だからジャズがダメになるんじゃねぇか?ウマくてもヘタでも感動できればいい。」と説得。3人は「JASS(ジャス)」を結成する。玉田が加入して5か月後に初のライブが決まり、数えるほどしかいない観客の前で演奏をはじめる3人。終演後、何もできなかったと落ち込む玉田は、2人のためにバンドを抜けるべきかと吐露する。雪祈は他の2人にダメ出しをするが、玉田には「思っていたより悪くなかった」と言い、玉田は続けていく事を決心する。その後、JASSはライブ回数が増える度にファンが増えるようになってくる。ある日、客として来ていたプロギタリスト:川喜田の目にとまり、自身のライブゲストに誘われた雪祈は快諾し出演。後にツアーメンバーに誘われたが、JASSの活動を優先するため断る。徐々に手ごたえを感じ始めた雪祈は、日本最高のステージ「SO BLUE」への出演を目指す。川喜田経由で支配人の平(たいら)を紹介された雪祈は、JASSのライブを観に来ることを約束させる。そのライブは成功とも言える出来映えで、大満足の雪祈は終演後に平と出会いライブの感想を聞くものの、上手くみせる事だけに気合を入れた雪祈のプレイは「面白くない」であった。返す言葉もなく、さすがの雪祈も完膚なきまでに打ちのめされてしまう。後日、大は高校時代に思いを秘めていた女性:三輪と再会。彼女の誘いで1日デートをしたことで、大は改めて告白をしようと思っていたが、三輪は他に好きな人ができたこと、そして大のことでずっと悩んでいたことを告げ、お互い握手をして駅で別れた。そして、3人はJASSとして「SO BLUE」のステージに立つことを決意する。平は雪祈へ連絡をとり、「SO BLUE」での海外ミュージシャンの来日公演で出演不可能となったピアニストの代わりに、サポート参加を頼んだ。JASSとして上がる目標であったSO BLUEのステージに立つことに葛藤していた雪祈だったが、大と玉田が快く賛成したことで参加を快諾。雪祈はこれでもかと、自然に自分自身のプレイを完奏した。その後の平との再会から、JASSの「SO BLUE」出演をスタッフ会議で打診した。
BLUE GIANT SUPREME[編集]
単身、ドイツ・ミュンヘンへ乗り込んだ大。宿泊・食事などの確保はできたものの、肝心の練習場所が見つからない。片っ端からジャズバーを訪ねるが『アジア人のジャズは聞いたことが無い。』と断られるばかり。想像以上の現実にコーヒーショップで途方に暮れていると、隣で読書をしていた地元の大学に通うクリスが声をかけてくる。事情を話すとクリスは家賃の代わりにビール代を支払うことで空き部屋を提供、またドイツ語がおぼつかない大の代わりにライブハウスでの出演交渉をするなど助けてくれた。こんなにも優しくしてくれることに不思議に思った大が尋ねるとクリスは『普通の事、それだけ。』と返した。また”大(DIE)”は不吉だからと”D(ディー)”と名付けたのもクリスであった。大の小さなライブバーでの出演が決まり、クリスは大学の友人に片っ端から声をかける。ライブハウスに来た観客は10人、全員がクリスの友人。その恩に大は音で返すことを誓い、ドイツでの初ライブを行った。クリスをはじめ、ほぼジャズを聞かない友人たちは大の演奏に不思議と圧倒された。大はバンドメンバーを見つけるため、色々なライブハウスを回り、ハンナ・ペーターズの演奏に耳を止める。ハンナと組むために交渉するも、ハンナ自身得体の知れないアジア人としてあまり相手にせず、ツアーが終ったらハンブルクに帰るとだけ大に伝えた。大はハンブルクに移ることをクリスに伝えミュンヘンをあとにした。大はハンブルグの楽器屋、ライブハウス、バーなどを回りハンナを探すも見つからなかった。
BLUE GIANT EXPLORER[編集]
ドイツで結成したバンド、「NUMBER FIVE」での活動を終わらせ、帰国した大は合宿に通い自動車免許を取得し、玉田と再会を果たす。次に単身アメリカへ行くことを告げると、退院した雪祈が作曲の勉強でアメリカの音楽大学に入学したことを知る。そして大はジャズの本場・東海岸ではなく、西海岸・シアトルの地に降り立つ。
登場人物[編集]
- 宮本 大(みやもと だい)
- 主人公。仙台市に住む高校生。バスケットボール部に所属していたが体格と才能に限界を感じ、ジャズに魅せられ独学でテナーサックスの練習に励む。高校卒業後はプロを目指し上京。真っすぐな性格で声が大きい。一度決めると、とことん打ち込むタイプ。家族は父・兄・妹で、幼いころに母を亡くしている。
- 宮本 雅之(みやもと まさゆき)
- 大の兄。単身で三人の子供を育てた父親のため高校卒業とともに就職し、一人暮らしをしている。
- 大のためにテナーサックスを購入しプレゼントした。
- 宮本 彩花(みやもと あやか)
- 大の妹。天真爛漫な性格の小学5年生でダンスに夢中。雅之をおっきいお兄ちゃん、大を小さいお兄ちゃんと呼んでいる。大のおおらかな性格があまり好きではなかったが、上京を知ったあと号泣している。
大が東京から贈ってきたフルートを由井のもとで練習している。 - 父
- 大型スーパーの店長勤務。子供たちの進みたい道には特に反対せず協力的。
- 三輪 舞(みわ まい)
- 大の同級生。長身で、あだ名は「デカ女」。大が密かに想いを寄せており、デートに誘ったことで距離が縮まるが交際にまで発展せず卒業。
1年間音信不通だったものの、突然上京して大と再会する。お台場でデートをしたあと、地元で好きになった人がいると大に告げて仙台へ帰った。 - 由井(ゆい)
- 個人スタジオで音楽教室を開き、地元のCMソングなどを楽曲提供している。大の酒好きでピアノの上に空瓶が並んでいる。
幼少期からサックスを吹き、学生時代に渡米しジャズに没頭、自分の限界を知ったことで、現在の生活となっている。大の才能を見出し、サックスを無償で教える。大が上京する際や海外行きを決めた際にも快く送り出した。 - 近藤 周平(こんどう しゅうへい)
- 大の中学時代の同級生。医者の息子でありピアノ等の音楽を趣味にしていた。中学卒業記念で大をジャズライブに誘ったことが大がジャズに目覚めるきっかけとなる。 大とは違う高校に進学しジャズピアノを始めようとしていたが、大のサックスを聞いて医師になることを決意した。
- 小熊
- 大が通う「ひろせ楽器」の店長。毎回、大がサックスのリードを買いに来る事から彼を気にかけ、雨の日の練習場所を教えた。また、大をステージに立たせたい思いから地元のジャズライブハウス「バード」へ頼み、初ライブをサポートした。
- 川西
- 大が初ライブを行ったジャズバー「バード」のマスター。大に「由井」を紹介した人物。
- 玉田 俊二(たまだ しゅんじ)
- 大の同窓生。夏期講習でナンパしたり、未成年で喫煙をしたりと自由気ままな性格のサッカー部員。花のキャンパスライフを送るため大学進学で上京するも、大に居候として住み込まれる。大学生活の理想と現実に違和感を感じ、サークルを辞める。大に誘われドラマーとしてバンド練習に参加、沢辺からは猛反対されたことで、練習用のドラムセット を購入、また音楽教室にも通い始め、音楽に没頭し大学を休みがちになるほど打ち込み、トリオ「ジャス(THE JASS)」を組むことになる。
- 沢辺 雪祈(さわべ ゆきのり)
- 大がライブハウス巡りで出会う人物。大と同い年で、4歳からピアノ を始めたピアニスト。才能をひけらかすような態度をとったり、下手な演奏には容赦の無い批判をするが、非凡な才能を持つ。大・玉田と出会い紆余曲折を経てトリオ「ジャス(THE JASS)」を組むことになる。憧れのライブハウス「SO BLUE」のステージに立つため支配人の平と会うことになるも、横柄な態度が災いし叱咤されてしまう。
- 平(たいら)
- ジャズライブハウスとして国内最高峰の『SO BLUE』支配人。雪祈が憧れるライブハウスでもあり、是非とも演奏を聴いて判断して欲しいと直談判するも、初対面での横柄な態度に対し性格を叱咤した。しかしまだ演奏力は不十分でありながらも「ジャス」が気になっており、雪祈を叱咤したことで若い芽を摘んでしまったのではないかと自問自答していたが、たまたまライブハウスで出会った大と話し、雪祈の近況を聞いたことで胸をなでおろした。また海外からのジャズバンドの欠員として急遽雪祈を指名し、彼も快諾。そのプレイに魅了されたことで「ジャス」の出演を打診した。敷居が高い『SO BLUE』での無名の10代バンド「ジャス」の出演にはスタッフの間で賛否はあったものの、平が最後まで押し通し出演が決定した。
- 川喜多(かわきた)
- プロとして活動するジャズギタリスト。サポートに雪祈を起用して以来、正式なツアーメンバーとして勧誘するも断られている。その後プライベートで「ジャス」のライブを見にきた際に、ライブハウスにあるギターを借りて乱入、セッションをしたことで「ジャス」を応援するようになる。
BLUE GIANT SUPREMEの登場人物[編集]
- セルゲイ
- ドイツへ来た大が最初に宿泊するホテルで相部屋になったウクライナ出身の青年。大のことを変わり者と思っていたが、就寝中にドイツ語を口に出しながら勉強する大を何も言わず静かに見守っていた。
- クリス・ウィーバー
- メガネをかけた短髪の大学生。カフェにいた大に話しかけ、自分の家のリビングで寝泊まりすることを勧める。「大」 (DIE) は不吉だからと「D」(ディー)というニックネームを付ける。まだ大の演奏も聞いていないが、演奏できるライブハウスを探したり、クラスメイトを誘ったりと優してくれることに少しばかり疑問を感じた大だったが、「普通のことだよ」と返し、大は必ず成功すると最後まで信じていた。十数年後、ベルリンの研究所に研究員として勤務している。
- ハンナ・ペーターズ
- 小柄でメガネをかけた女性。ウッドベース・プレイヤー。ミュンヘンで大が訪れたライブハウスで演奏をし、強く激しいプレイに心を奪われた大にバンドを組もうと誘われるも、得体が知れないため断る。ツアーバンドのサポートとして参加はするが、自分とメンバーとの演奏に対する熱量に差があることに葛藤し続けていた。ツアー終了後、知り合いからの連絡で大が自分を探しにハンブルクに来ていることを知り帰路へ。駅で出会ったボリスの案内から、夜にライブハウスで大の演奏を初めて聴き、大と組むことを決意する。NUMBER FIVEメンバー。
- ブルーノ・カミンスキ
- ベルリン在住でポーランド出身のピアニスト。共演者の演奏が気に入らないと、本番中でも水をかけたり途中で退場したりする。自分の信念は一切曲げず、気にくわないと暴言や罵倒が多く、交渉には向かないタイプ。そのため大からのスカウトにも聞く耳を持たなかったが、演奏を聞いたことでメンバーとなる。NUMBER FIVEメンバー。
- ラファエル・ボヌー
- ベルリン在住でフランス出身のドラム・パーカッショニスト。どのバンドにも属さずサポートやセッションを転々とこなす。高い技術を持ちながらも、他のメンバーが楽しく演奏できるようそれをひけらかす事なくプレイしている。大たちとセッションをするも、どんなバンドにも属さないという信念から誘いを断るが、自分にとっての楽しい演奏を考え、大たちと組むことを決意。ブルーノとは性格の不一致から対立が多い。NUMBER FIVEメンバー。
- ボリス・リッケュ
- ハンブルクの老舗楽器店MUSIC LANDの店長。初老の男性。大がハンナ探しに訪れた際は不信感を抱くも、何度か訪れるうちに彼が気がかりとなり、周囲の楽器店やライブハウスに自ら連絡を行い捜索した。大とハンナが組むことで、客がいない時だけ店の試奏室を練習スタジオとして貸した。大とハンナが2人だけでライブをする際にも評論家やレーベルなどの重鎮等を集めている。
- ガブリエル・ベール
- 通称ガブ。ナンバーファイブのマネージャー兼ドライバー。ボリス・リッケュの甥。愛犬の名はスポック。5人目のナンバーファイブ。
- アーネスト・ハーグリーブス
- 大が日本に帰国した際に、有力イベンターであるアーサー・ウッドからの依頼でナンバー・ファイブに助っ人として登場したサックスプレーヤー。その後、大が戻ったことでロンドンへ帰国しデビューした。
- ハインドル
- MNCレコード社員。大とハンナのライブをボリスから誘われて聴いた後、大たちにベルリンにブルーノとラファエルがいることを紹介した。
コラボレーション[編集]
担当編集者が「ヤマハ大人の音楽レッスン」でサックスに挑戦する企画[8]や、サックス奏者の栗原健がリットーミュージックの『サックス&ブラス・マガジン』にて、奏者の視点から本作を語る『マンガ「BLUE GIANT」を読む!』を連載している[9]。
また、石塚が選曲したジャズのコンピレーションアルバムが、ユニバーサルミュージックから発売されている[10]。ブルーノート・レコードとも正式にコラボし、同じくユニバーサルミュージックから発売されている(アルバムジャケットは石塚による描き下ろし)[11]。
2020年10月30日から11月15日まで、服飾ブランド『ブルックス ブラザーズ ジャパン』とコラボレーションイベントを開催(表参道店)。「白いシャツはジャズマンの証なんで!!」という主人公・宮本の名言にフォーカスした商品の展示や、描き下ろしイラスト、原画の展示など行われた[12]。関西での開催を望む声に応えて翌年、2021年3月24日から4月13日まで梅田阪急店にて第2弾イベントを開催した[13]。
書誌情報[編集]
BONUS TRACK[編集]
単行本各巻の巻末には、短い描き下ろしの「BONUS TRACK」が収録されている。本編に登場した宮本大の家族や知人、大と出会った人物が、本編の数年から十数年後に、インタビューに答える形で大のことを語る、という内容になっている。それとは別に、本編と同時期の宮本大の練習風景を描いたもの(以下では※で示す)、「OMAKE of BLUE」と題して作者と担当編集者の対話や取材の模様、こぼれ話などを描いたもの(以下では★で示す)などが併せて収録されていることもある。
- BLUE GIANT 1 – バーナムの飼い主、バードでのボーカル京子、ピアノの三上、妹の彩花、友人の光明 / ★TRACK 2:作者と担当編集者の対話、仙台での取材旅行記、ほか
- BLUE GIANT 2 – GSの店長、兄 / ★TRACK 2:定禅寺ストリートジャズフェスティバルの体験記
- BLUE GIANT 3 – 高校の同級生入江、高校の音楽教師黒木 / ★TRACK 2:上原ひろみのライブの体験記
- BLUE GIANT 4 – バードの店長、高校の同級生小野泰三 / ★TRACK 2:昔友人が団扇からブラシを作った話
- BLUE GIANT 5 – ジャズバーTake Twoのアキコ
- BLUE GIANT 6 – ギターの川喜田 / ※TRACK 2:東京ベイエリアでの練習風景
- BLUE GIANT 7 – JASSのドラマーを務めた玉田
- BONUS TRACKとは別に、「ハービー・ハンコック&ウェイン・ショーター 石塚真一インタビュー」を併録
- BLUE GIANT 8 – 21ミュージックの五十貝 / ★TRACK 2:作者と担当編集者の対話
- BLUE GIANT 9 – ソーブルーの平
- BLUE GIANT 10 – 師匠の由井 / ★TRACK 2:作者と担当編集者の挨拶
- BLUE GIANT SUPREME 1 – ドイツのクリス / TRACK 2:★作者と担当編集者の対話
- BLUE GIANT SUPREME 2 – ハンブルクの楽器店主ボリス / ※ハンブルク港での朝練
- BLUE GIANT SUPREME 3 – MNCレコードのハインドル / ★TRACK 2:ヨーロッパでの取材旅行記
- BLUE GIANT SUPREME 4 – ナンバーファイブのマネージャー・ガブリエル
- BLUE GIANT SUPREME 5 – ナンバーファイブのピアノ・ブルーノ・カミンスキー
- BLUE GIANT SUPREME 6 – ナンバーファイブのドラム・ラファエル・ボヌー
- BLUE GIANT SUPREME 7 – ホルスト・ジャズフェスティバルのコーバスとフィリップ
- BLUE GIANT SUPREME 8 – ナンバーファイブのベース・ハンナ・ペーターズ
- BLUE GIANT SUPREME 9 – レコーディングエンジニアのノア・ヴァッサーマン
- BONUS TRACKとは別に、「ドン・ウォズ&石塚真一スペシャル対談」(ウェブサイト「Mikiki」掲載のものを再構成)を併録
- BLUE GIANT SUPREME 10 – テナーサックス奏者のアーネスト・ハーグリーブス
- BLUE GIANT SUPREME 11 – ドイツの田舎町の橋の上で練習中の大と出会った男の子 / ★TRACK 2:作者と担当編集者の挨拶
- BLUE GIANT EXPLORER 1 – シアトルの自動車修理工兼ギタリスト・エディ / ★TRACK 2:作者と担当編集者の対話
- BLUE GIANT EXPLORER 2 – ポートランドのカフェの店主シェリル・ハント
- BLUE GIANT EXPLORER 3 – アメリカでの大のエージェント・ジェイソン
- BLUE GIANT EXPLORER 4 – ロスアンゼルスのライブハウスTHE ORANGEの店主デイブ / ★TRACK 2:作者と担当編集者2人の山梨県某キャンプ場での会話
- BLUE GIANT EXPLORER 5 – アルバカーキで大が代理でレッスンしたスティーブ先生の生徒たちのうちのハリー(TRACK 1)、ニーラ(TRACK 2)
劇場アニメ[編集]
この節には公開前の映画に関する記述があります。
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2021年10月21日、東宝映像事業部の配給で2022年に公開予定であることが発表された[4]。
出典[編集]
- 書誌情報
外部リンク[編集]
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