福重団地 – Wikipedia

福重団地(ふくしげだんち)は福岡県福岡市西区にある市営住宅であり、その地名。面積は5.26ヘクタール[1]。2022年2月末現在の人口は1,305人[2]。郵便番号は819-0023。

福岡市の中心とされる中央区天神の西側、西区の東部、室見川の西岸に位置する。北で福重と、西で室見川を介して早良区小田部と、南及び東で福重と隣接する。町域内は主に住宅地(公営住宅)として利用される。所在地は、〒819-0023福岡県福岡市西区福重団地(福重団地 – Google マップ)。

河川[編集]

町域の河川については、東側に接して室見川(二級河川)が流れる。

都市計画[編集]

都市計画に関しては、「福岡市都市計画マスタープラン」[3]において、低中層住宅地として位置づけられた地域である。用途地域は、ほぼ全域が第一種中高層住居専用地域に指定されている。

1978年(昭和53年)に福岡市西区の町名として制定された。もとは西区福重・小田部(ともに大字)の各一部。かつては室見川に隣接する水田であったが、昭和50年代に入り、国道202号バイパス今宿新道が整備されると、市によって15階・9階建の高層住宅を含む共同住宅が建設された[4]。室見川には小田部大橋が架かり、国道202号が繋がることにより、天神などの都心部への交通の便も良くなった。1979年(昭和54年)に共同住宅の竣工と併せて、福重四丁目に福重小学校が開校した。

共同住宅の概要[編集]

竣工年度:1977年(昭和52年)及び1978年(昭和53年)[5]

  • 団地一区(1 – 3棟)5階建
  • 団地二区(4 – 9棟)9 – 15階建

国道202号(通称今宿新道)より小田部大橋西の室見川沿岸に川と並行に「団地二区」、その西側に「団地一区」がある。福岡市の人口の増加に伴い建設された市営住宅であり、竣工より数年前は、1975年の地図[6]などで確認できる通り、福重四丁目に住宅が立ち並ぶだけで、空き地が目立っていた。

福重団地の人口の推移を福岡市の住民基本台帳(公称町別)[2]に基づき示す(単位:人)。集計時点は各年9月末現在である。

  • 2001年(平成13年):1,980
  • 2002年(平成14年):1,927
  • 2003年(平成15年):1,900
  • 2004年(平成16年):1,901
  • 2005年(平成17年):1,852
  • 2006年(平成18年):1,846
  • 2007年(平成19年):1,772
  • 2008年(平成20年):1,742
  • 2009年(平成21年):1,692
  • 2010年(平成22年):1,664
  • 2011年(平成23年):1,638
  • 2012年(平成24年):1,628
  • 2013年(平成25年):1,598
  • 2014年(平成26年):1,566
  • 2015年(平成27年):1,546
  • 2016年(平成28年):1,537
  • 2017年(平成29年):1,479
  • 2018年(平成30年):1,451
  • 2019年(令和元年):1,394
  • 2020年(令和2年):1,345
  • 福重東公園(街区公園、面積:2,000平方メートル)

小学校・中学校については町内には存在しないが、校区については、次の学校の校区に属する[7]

参考文献[編集]

  • 編纂委員会 『角川日本地名大辞典、40、福岡県』 角川書店、1988年。ISBN 978-4040014005。 

注釈[編集]

出典[編集]