平本蓮 – Wikipedia

平本 蓮(ひらもと れん、1998年6月27日 – )は、日本の男性総合格闘家、元キックボクサー、YouTuber。東京都足立区出身。THE PAN DEMONIUM/ルーファスポーツ所属。

12歳で全国U-15ジュニアボクシング大会優勝、高校1年生でK-1甲子園優勝、高校3年生でK-1ライト級世界トーナメント準優勝。キックボクシングにおいてはゲーオ・ウィラサクレックにKO勝利するなどの実績を持つ。22歳のとき総合格闘技デビューをした。弟は格闘家の平本丈。

来歴

ボクシング経験のある父の勧めで小学生の時にキックボクシングを始め、ジュニアキックで活躍[4]。全国U-15ジュニアボクシング大会で優勝するなどジュニアボクシングでも活躍し[5]、K-1が下火になったことで一時はボクシングへの転向を考えるが、K-1が復活したことで目標が定まり転向を思いとどまる[4]

K-1 WORLD GP・Krush

2014年11月3日、K-1 WORLD GPの旗揚げ戦にて行われたK-1甲子園2014 -65kgの決勝戦で佐野天馬を破り、高校1年生で優勝を果たした。

2015年1月18日、 K-1 WORLD GP 2015 〜-60kg初代王座決定トーナメント〜でプロデビュー戦、石川祐樹にKO勝ち。

2015年9月22日、プロ4戦目でK-1 WORLD GP 2015 IN JAPAN~SURVIVAL WARS~のメインイベントで木村ミノルと対戦し、パワーと経験で上回る強打の木村を相手に最後まで果敢にパンチの打ち合いに応じるも、2ラウンドにダウンを奪われた末に判定負けを喫した。

2016年1月16日、平本のメディアマネジメントを芸能事務所の浅井企画が担当することが発表された[6]

2016年1月17日、Krush.62にて、階級を-63kg(後のライト級)に下げて第4代Krush -63kg王座決定トーナメントに参戦し、1回戦で原田ヨシキにKO勝ち。

2016年3月20日、Krush.64の第4代Krush -63kg王座決定トーナメント準決勝で泰斗にダウンを奪って3-0判定勝ち。

2016年6月12日、Krush.66のKrush -63kg王座決定トーナメント決勝戦で佐々木大蔵と対戦し、0-2の判定負け。

2017年2月25日、K-1 WORLD GP 初代ライト級王座決定トーナメントに出場、1回戦でフランスのブリース・デルバールと対戦し判定勝ち。続く準決勝で、優勝候補の卜部功也を破って勝ち上がってきたタイのゴンナパー・ウィラサクレックと対戦し、2度ダウンを奪いKO勝ち、大番狂わせを起こし決勝戦へ進出する。決勝戦では中国のウェイ・ルイと対戦し、ローキックを中心とした組み立てで互角の戦いを見せるが、一歩及ばず1-2の判定で敗れ王座獲得に失敗した。

2017年7月、AbemaTVのリアリティ番組「真夏のオオカミくんには騙されない」に出演した。

2017年11月23日、K-1 WORLD GP 2017 JAPAN ~初代ヘビー級王座決定トーナメント~で階級をスーパーライト級(65kg)に戻し、1年半前に負けている佐々木大蔵と再戦。試合中盤からペースを握られ苦しい展開となるが、3Rに被弾覚悟の打ち合いから右ストレートでダウンを奪うと、さらに右フックで2度目のダウンを奪い判定勝ちを収め、リベンジを果たした。試合後のリング上のマイクパフォーマンスで、翌年3月のK’FESTA.1でのゲーオ・ウィラサクレックへの挑戦を表明した。

2018年3月21日、さいたまスーパーアリーナ・メインアリーナで開催されたK-1 WORLD GP 2018 JAPAN ~K’FESTA.1~でゲーオ・ウィラサクレックと対戦し、2ラウンドにパンチの打ち合いに挑み、左フックからの右ストレートでダウンを奪うと、さらに左フックでダウンを奪ってKO勝利を収め、大金星を挙げると共に、日本人で初めてゲーオからKO勝利する快挙を成し遂げた[7]

2018年8月18日、Krush.92にて弟分の近藤魁成とエキシビジョンマッチで対戦した[8]

2018年9月3日、K-1の記者会見で11月3日の第3代K-1 WORLD GPスーパーライト級王者決定トーナメントの出場選手が発表されるが、ゲーオに勝利して優勝候補本命の平本の名前は無く、K-1運営から階級をウェルター級に上げるため出場しないと発表された[9]

2019年11月1日、所属していたK-1 GYM総本部との所属契約が満了し、契約していたK-1からフリーになったことを自身の公式SNSで報告した[10][11]

RIZIN

2019年12月29日、1年9ヶ月ぶりの試合となったBELLATOR JAPANにて、芦田崇宏とキックボクシングルールで対戦し、TKO勝ち。

2020年12月31日、総合格闘技転向初戦となったRIZIN.26にて萩原京平と対戦し、2Rにマウントポジションからパンチの連打を浴びせられると陣営からタオルが投入されTKO負けを喫した。試合前から両者舌戦を繰り広げ、話題を呼んだ[12]

2022年3月6日、RIZIN LANDMARK vol.2で鈴木千裕と対戦。1R序盤に鈴木の右ストレートを受けてフラッシュダウンを奪われ、四つからの投げによりテイクダウンされる場面もあり0-3の判定負けを喫した[13]

人物

戦績

総合格闘技

総合格闘技 戦績
2 試合 (T)KO 一本 判定 その他 引き分け 無効試合
0 0 0 0 0 0 0
2 1 0 1 0

プロキックボクシング

キックボクシング 戦績
15 試合 (T)KO 判定 その他 引き分け 無効試合
11 6 5 0 0 0
4 0 4 0
勝敗 対戦相手 試合結果 大会名 開催年月日
芦田崇宏 1R 2分45秒 TKO(3ダウン:右ストレート) BELLATOR JAPAN 2019年12月29日
ゲーオ・ウィラサクレック 2R 2分18秒 KO(左フック) K-1 WORLD GP 2018 JAPAN ~K’FESTA.1~ 2018年3月21日
佐々木大蔵 3R終了 判定3-0 K-1 WORLD GP 2017 JAPAN ~初代ヘビー級王座決定トーナメント~ 2017年11月23日
ウマル・パスハエフ 3R終了 判定3-0 K-1 WORLD GP 2017 JAPAN ~第2代スーパー・ウェルター級王座決定トーナメント~ 2017年06月18日
× ウェイ・ルイ 3R終了 判定1-2 K-1 WORLD GP 2017 JAPAN ~初代ライト級王座決定トーナメント~
【K-1 WORLD GP 初代ライト級王座決定トーナメント決勝戦】
2017年2月25日
ゴンナパー・ウィラサクレック 1R 1分14秒 KO(2ダウン:右ストレート) K-1 WORLD GP 2017 JAPAN ~初代ライト級王座決定トーナメント~
【K-1 WORLD GP 初代ライト級王座決定トーナメント準決勝】
2017年2月25日
ブリース・デルバール 3R終了 判定2-0 K-1 WORLD GP 2017 JAPAN ~初代ライト級王座決定トーナメント~
【K-1 WORLD GP 初代ライト級王座決定トーナメント1回戦】
2017年2月25日
× 佐々木大蔵 3R終了 判定0-2 Krush.66
【第4代Krush -63kg王座決定トーナメント決勝戦】
2016年6月12日
泰斗 3R終了 判定3-0 Krush.64
【第4代Krush -63kg王座決定トーナメント準決勝】
2016年3月20日
原田ヨシキ 2R 1分11秒 KO(左フック) Krush.62
【第4代Krush -63kg王座決定トーナメント1回戦】
2016年1月17日
× マサロ・グランダー 3R終了 判定0-2 K-1 WORLD GP 2015 IN JAPAN 〜THE CHAMPIONSHIP〜 2015年11月21日
× 木村ミノル 3R終了 判定0-3 K-1 WORLD GP 2015 〜SURVIVAL WARS〜 2015年9月22日
野口陽平 3R終了 判定3-0 K-1 WORLD GP 2015 〜-70kg初代王座決定トーナメント〜 2015年7月4日
飯塚祐己 1R 1分40秒 KO(右ストレート) K-1 WORLD GP 2015 〜-55kg初代王座決定トーナメント〜 2015年4月19日
石川祐樹 1R 1分25秒 KO(左フック) K-1 WORLD GP 2015 〜-60kg初代王座決定トーナメント〜 2015年1月18日

エキシビション

勝敗 対戦相手 試合結果 大会名 開催年月日
近藤魁成 2分3R Krush.92 2018年8月18日

入場曲

獲得タイトル

  • K-1甲子園2014 -65kg 優勝

脚注

関連項目

外部リンク