バラトンセントジェルジ – タポルツァ – ウク線

バラトンセントジェルジ – タポルツァ – ウク線(ハンガリー語: Balatonszentgyörgy–Tapolca–Ukk-vasútvonal)は、ハンガリー国鉄の鉄道線の名称である。路線番号は26

特急(IC)[編集]

  • バラトン号: ブダペスト – バラトンセントジェルジ – ケストヘイ
    2時間に1本の運行。バラトンセントジェルジ以南は30号線に直通する。
    2018年以前は、夏季は特別快速(Ex)、夏季以外は特急(O)として運行していた。2020年9月末に、全てインターシティ(IC)に格上げされた。
  • ケーク・フッラーム号: ブダペスト南駅 – タポルツァ – ウク – ソンバトヘイ 【夏季運行】
    夏季のみ、一日1往復の運行。タポルツァ以西は29号線に、ウク以西は25号線に直通する。
    2017年以前は通常の特急(O)として運行して、シュメグにも停車していた。2018 – 2020年度は、区間特急(S)として運行していた。2021年度に特急(IC)に格上げされ、シュメグ通過となった。

快速(IR)[編集]

  • ヘリコン号: バラトンセントジェルジ – ウク – ジェール
    2時間に1本の運行。ウクを通過し、ウク以北は25号線に直通する。
    2019年末に運行を開始した。

区間特急(S)[編集]

下記2系統が運行される。

  • ブダペスト南駅 – バラトンセントジェルジ – ケストヘイ
    ケストヘイ→ブダペスト方面は、通年運行。ケストヘイ方面は、夏季のみ運行する。
    過去の運行形態

    2018年以前は、夏季の毎日と春・秋の休日に運行していた。夏季に限り、フェネークプスタにも停車していた。
    2019年以降、フェネークプスタは通過となった。
    2019年末より、ブダペスト方面行に限り通年運行となり、ケストヘイ方面は夏季限定となった。

  • ケストヘイ – ツェルデメルク – ソンバトヘイ 【夏季運行】
    夏季に毎日2往復、春季に毎日1往復の運行。ウク以北は25号線に直通する。春季は、アルショージェネシュは休日北行と平日南行のみ、ラポシュカは休日北行のみ停車する。
    過去の運行形態

    2019年以前は、特急(O)として運行していた。夏季も毎日1往復の運行で、アルショージェネシュ、バラトネデリチ、ラポシュカを通過していた。
    2020年度は、夏季のみアルショージェネシュとバラトネデリチ停車となった。また夏季の北行がセントジェルジ始発となった。
    2021年度は、区間特急(S)に種別変更された。夏季の本数が毎日2往復に増発され、上下ともケストヘイ発着となった。バラトネレリチは全て停車、春季の南行1本と休日北行1本がアルショージェネシュに、夏季の便および休日の北行1本がラポシュカ停車となった。

  • 過去の運行系統
    • ペーチ – バラトンセントジェルジ – タポルツァ 【休日運行】
      休日のみ運行(ただし夏季は毎日運行)。一日1往復運行していた。バラトンセントジェルジ以南は30号線に直通していた。ベツェヘジに停車し、ラポシュカを通過していた。
      2018年末にベツェヘジ通過、2019年末に南行に限りラポシュカ停車となった。2020年末に、快速(IR)ヘリコン号に吸収される形で休止。

普通[編集]

下記3系統に分かれる。

  • S34系統: ブダペスト南駅 – バラトンセントジェルジ – ケストヘイ (バゴイヴォナト号。臨時列車)
    北行は一日1本(週3日に限り2本)、南行は週3本運行する。バラトンセントジェルジ以南は30号線に直通する。
    2020年以前は、夏季のみ週3往復の運行であった。
  • S34系統: フォニョード → バラトンセントジェルジ → ケストヘイ
    一日あたり、片道1本のみの運行。
    過去の運行形態

    2018年以前は、バラトンセントジェルジ – ケストヘイ間の運行が中心で、2時間に1本運行していた。殆どの列車がフェネークプスタに停車していた。
    2018年末に、フェネークプスタ停車が一部列車のみとなった。
    2019年末に、フォニョード始発の1本を除き運行休止となった。

  • (バラトンセントジェルジ – )シュメグ – ウク
    バラトンセントジェルジ – ケストヘイ間は一日1往復、ケストヘイ – タポルツァ間は一日6.5往復、タポルツァ – シュメグ間は一日4往復の運行。シュメグ – ウク間は2時間に1本の運行。
    過去の運行形態

    2018年以前は、1-3時間に1本、平均2時間に1本の運行。ベツェヘジ・ニールラク・ウジャにも半数以上が停車していた。夏季は、時間帯によりタポルツァ – ケストヘイ間の区間運転が2時間に1本運行し、ウク発着の列車はベツェヘジとラポシュカを通過していた。
    2018年末に、ベツェヘジとニールラクは半数以上が通過となった。
    2019年末に、快速運行開始に伴い、普通列車は大幅に減便され、バラトンセントジェルジ – ケストヘイ間は一日2.5往復、ケストヘイ – タポルツァ間は一日5.5往復、タポルツァ – ウク間は一日3.5往復となった。また、ニールラクは全列車通過となった。
    2020年末に、バラトンセントジェルジ – ケストヘイ間が一日1往復に減便された一方、ケストヘイ – タポルツァ間は一日6.5往復、タポルツァ – シュメグ間は一日4往復に、シュメグ – ウク間は2時間に1本の本数に増発された。ウジャは一日1.5往復しか停車しない様になった。

  • 過去の運行系統
    • カポシュヴァール – バラトンセントジェルジ – タポルツァ 【平日運行】
      平日のみ(ただし夏季は運休)、一日1往復運行していた。上記区間特急と同一ダイヤであった。バラトンセントジェルジ以南は30号線に直通していた。ベツェヘジ停車、ラポシュカ通過であった。
      2018年末にベツェヘジ通過、2019年末に南行に限りラポシュカ停車となった。2020年末に休止。
    • カポシュヴァール – バラトンセントジェルジ – ウク – ツェルデメルク/ソンバトヘイ
      一日1往復運行していた。冬季はツェルデメルク、夏季はソンバトヘイ発着。バラトンセントジェルジ以南は30号線に、ウク以北は25号線に直通していた。ベツェヘジにも停車していた。
      2018年末にベツェヘジ通過となった。2019年末に、快速(IR)に吸収される形で休止。

過去の運行種別[編集]

  • 特別快速(Ex)
    • ケストヘイ – ウク – ジェール
      2019年以前、一日1往復運行していた。停車駅は特急と同じだが、ケストヘイ方面に限りバラトネデリチを通過していた他、アルショージェネク、ラポシュカ、ウクは上下とも通過していた。
      2017年以前は普通の特急(O)として、2018,19年はエクスプレス(Ex)として運行していた。

以下では、ハンガリー国鉄26号線の駅と営業キロ、停車列車、接続路線などを一覧表で示す。

  • 種別
    • O(橙):特急
    • IR:快速
    • S:区間特急
    • Sz:普通
  • 停車駅
    • 印:全列車停車
    • 印:大部分停車、一部通過
    • ∨▲印:カポシュヴァール方面は停車、ツェルデメルク方面は通過
    • 印:大部分通過、一部停車
    • |印:全列車通過

(*1) 2019年12月休止。