クララ・オズワルド – Wikipedia

クララ・オズワルド(英: Clara Oswald)は、テレビドラマ「ドクター・フー」に登場する11代目ドクターと12代目ドクターのコンパニオンである[1][2]

1986年11月23日生まれ。

ジェナ・ルイーズ・コールマンがシーズン9まで演じた[3][4][注釈 1]

劇中での活躍[編集]

シーズン7「ダーレク収容所」にて初登場し、その後クリスマススペシャル「スノーメン」で再登場、「セントジョンの鐘」よりコンパニオンとなった。

ダーレク収容所[編集]

11代目ドクターが初めて出会ったクララは、宇宙船アラスカ号の娯楽担当係としてのクララであった。ただしこのエピソードではオズウィン・オズワルドと名乗っており、クララという名前は登場していない。

疾患を持つ異常なダーレクを収容した惑星に宇宙船アラスカ号が墜落、それから1年間ダーレクに怯えながら生活を送っていた。そこへドクター達が到達し、オズウィンはドクター達に救出を依頼、ダーレクの設備やネットワークにハッキングを仕掛けドクター達を誘導する。しかし他の乗組員はとっくに死亡して骨になっていたこと、ドクターまでも侵入できなかったダーレクのネットワークに侵入できたこと、オズウィンがスフレを焼いていたが牛乳や卵の入手もとが不明であることからドクターはオズウィンに不信感を抱き始める。

実は既にオズウィンは改造されてダーレクになっており、彼女はそれに気付かず救援を要請していたのだった。全てを知りドクターを抹殺しようとするが止まり、『逃げてお利口さん、覚えていて(Run You Clever Boy, And Remember.[7])』という言葉を残す。その後、上空に待機しているダーレク艦隊の砲撃を受け惑星もろとも爆破された。

スノーメン[編集]

スノーメンでのクララのコスチューム

11代目ドクターが初めて顔を合わせたクララ。昼はガヴァネス、夜は居酒屋の店員として働く女性。

グレート・インテリジェンスの雪だるまに襲われていたところをドクターに救われ、ドクターに興味を持ち接近していく。池で溺死した前任のガヴァネスが氷人間となって復活し、それに襲われて空から転落。その後、ドクターに看取られて息を引き取った。その際、『逃げてお利口さん、覚えていて(Run You Clever Boy, And Remember.)』という言葉を残した。

この言葉をきっかけに、ドクターはオズウィンとクララを結び付けて「あり得ない存在(Impossible Girl)[7]」と呼称し、彼女の謎を解こうと動き始める。

現代のクララ[編集]

シーズン7「セント・ジョンの鐘」で初登場となるランカシャー出身の女性で、「スノーメン」に登場したクララ同様家庭教師をしている。インターネットの接続が分からずにいると店員からドクターの電話番号を進められターディスに電話をかけドクターと出会う。同時進行でグレートインテリジェンスによる襲撃を受けてインターネット上に魂をアップロードされかけるがドクターに助けられ、共に冒険を始める。時間旅行をするうちに教え子にそれが発覚し、仕方なく同行させたこともあった。

クララ誕生のきっかけとなった葉っぱ

両親の出会いは交通事故から始まる。後の父親が道を歩いていたところ飛ばされてきた葉っぱが顔に当たって車にはねられかけたところ、後の母親が救出、そこから恋愛に発展しクララが生まれることとなった。このとき両親を引き合わせた葉っぱはクララが大切に保持しており、「アカテンの輪」では人の物語を捕食する恒星生命体をこの葉っぱの持つ無限の未来を利用して倒している。この葉っぱは「ドクターの名前」でも登場し、ドクターのタイムラインに入ったクララを救出する一手となった。

クララが複数人存在した理由については「ドクターの名前」において明らかにされた。ドクターの墓が暴かれて内部に収納されていたドクターのタイムラインにグレートインテリジェンスが侵入しドクターの人生を荒らし始めたため、クララも突入し過去のあらゆる瞬間でドクターを助けているのである。初代ドクターがターディスを盗む際にも出現し、盗むターディスを別のものに変えるよう助言をした。

「ドクターの日」以降では中学教師に就任。コールヒル中学校で教鞭をとっていた。

ドクターが12代目ドクターに再生してからは、最初は戸惑っていながらもドクターとまた旅をする決心をする。

シーズン8ではクララに焦点が置かれ、コールヒル中学で出会った数学の教師ダニー・ピンクと恋に落ちるが、彼は交通事故で死亡。後に彼はミッシーの企みによってサイバーマンとなるが、世界を救うため他のサイバーマンを連れて自爆した。

またクララはシーズン8「聞いて」にて幼少期のドクターに会っている。

注釈[編集]

  1. ^ シーズン8の終盤においてコールマンがフーを降板するという噂が流れた[5]際に、Twitterにて「#PleaseStayJenna[6]」というハッシュタグが出回った。

出典[編集]

外部リンク[編集]