城陽市 – Wikipedia
城陽市(じょうようし)は、京都府の南部に位置する市。
京都市と奈良市のほぼ中間に位置する。
正道官衙遺跡(国の史跡)や久世神社、水度神社(いずれも本殿は国の重要文化財)などの歴史的建築物を擁する都市である。
金銀糸の生産高では、日本国内の約60%を占めている[1]。
また、日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)に加盟する京都サンガF.C.のホームタウンの一つであり、サンガの練習場である京都サンガF.C.東城陽グラウンド(サンガタウン城陽)が市内に位置している。なお、京都府が計画している球技専用スタジアムの建設予定地に立候補したが、最終的に落選した(詳細は京都スタジアムを参照)。
当市発祥のスポーツとして「エコロベース」がある。
地名の由来[編集]
市名は、城陽町設置の際に公募。「山城国南部、陽の当たる豊かな土地」という意味。
京都盆地の南東部に位置し、西に木津川、東に丘陵地を有する。京都府南部の南山城地域に属している。市内を南北に縦断する国道24号・JR奈良線・近鉄京都線が京都市と奈良市を結んでおり、城陽市は両市のほぼ中間にある[注釈 1]。市南部では東西に青谷川が流れる。地勢は西部(大久保バイパス近辺)は概ね平坦で、東部に向かうにつれて起伏の多い地形になっている。
地形[編集]
山地[編集]
- 主な山
河川[編集]
- 主な川
位置[編集]
東西9.0 km、南北5.4 km、総面積32.74 km²
人口[編集]
平成22年国勢調査より前回調査からの人口増減をみると、1.94%減の80,051人であり、増減率は府下26市町村中11位、36行政区域中20位。
城陽市と全国の年齢別人口分布(2005年) | 城陽市の年齢・男女別人口分布(2005年) |
■紫色 ― 城陽市 |
■青色 ― 男性 |
城陽市(に相当する地域)の人口の推移
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総務省統計局 国勢調査より |
人口は約7万人で、同じ京都府にある福知山市とほぼ同水準であるが、城陽市は市域が狭いため、人口密度は福知山市の約17倍となっている。
隣接する自治体[編集]
京都府
- 八幡市とは木津川で隔てられており、八幡市へ行くには久御山町の国道1号線の橋や上津屋橋、御幸橋 (八幡市)などを経由して行くことになる。但し上津屋橋は欄干がなく、車は通行不可である。
沿革[編集]
行政[編集]
市長[編集]
- 歴代市長
代 | 氏名 | 就任 | 退任 | 備考 |
---|---|---|---|---|
初代 | 島利一 | 1971年4月30日 | 1975年4月29日 | 城陽町長6代として |
2代 | 島利一 | 1975年4月30日 | 1977年8月31日 | |
3代 | 今道仙次 | 1977年9月25日 | 1981年9月24日 | |
4代 | 今道仙次 | 1981年9月25日 | 1985年9月24日 | |
5代 | 今道仙次 | 1985年9月25日 | 1989年9月24日 | |
6代 | 今道仙次 | 1989年9月25日 | 1993年9月24日 | |
7代 | 今道仙次 | 1993年9月25日 | 1997年9月24日 | |
8代 | 大西忠 | 1997年9月25日 | 2001年9月24日 | |
9代 | 橋本昭男 | 2001年9月25日 | 2005年9月24日 | |
10代 | 橋本昭男 | 2005年9月25日 | 2009年9月24日 | |
11代 | 橋本昭男 | 2009年9月25日 | 2013年9月24日 | |
12代 | 奥田敏晴 | 2013年9月25日 | 2017年9月24日 | |
13代 | 奥田敏晴 | 2017年9月25日 | 現職 |
警察[編集]
- 警察署
- 交番
- 久津川交番(城陽市平川指月77-1)
- 富野荘交番(城陽市富野南清水46-6)
- 青谷交番(城陽市中向河原1)
- 寺田交番(城陽市寺田高田40-6)
消防[編集]
- 本部
- 消防署
- 城陽市消防署(城陽市富野東田部33)
- 分署
- 久津川(城陽市平川横道29-1)
- 青谷(城陽市中樋ノ上45-1)
医療[編集]
- 主な病院
文化施設[編集]
- 文化パルク城陽
- 城陽市立図書館
- 北部・南部・東部・今池・青谷の各コミュニティセンターにおいても資料の貸出・返却が本館と共通して行える。
郵便局[編集]
- 主な郵便局
対外関係[編集]
姉妹都市・提携都市[編集]
海外[編集]
- 姉妹都市
国内[編集]
- 姉妹都市
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工業[編集]
商業[編集]
- 主な商業施設
2019年11月下旬、東部丘陵地にアウトレットモール進出計画を進める三菱地所・サイモン(東京都)の大規模開発基本構想をテーマに、市議会建設委員会が開かれた。事業者が来年7月に開発に着手し、2024年3月末に終える予定としていることを市が報告した[3]。
城陽市に拠点を置く主な企業[編集]
情報・通信[編集]
マスメディア[編集]
電波銀座[編集]
城陽市は京都府有数の電波銀座であり、近畿広域圏局や京都府域局はもちろんのこと、大阪府域局、兵庫県域局、奈良県域の放送局を市の大半で直接受信が可能である。
- 京都府を放送対象地域とするテレビ局
- 近畿広域圏局
- 京都府域局
- 区域外の受信可能なテレビ局
- 大阪府域局
- 兵庫県域局
- 奈良県域局
- これにより13のテレビ電波(民放は8局)を受信でき、NHK総合テレビジョンはアナログ・デジタルともに最大4局を受信可能な珍しい地域となっている。
電信[編集]
- 市外局番
高等学校[編集]
- 府立
中学校[編集]
- 市立
小学校[編集]
- 市立
特別支援学校[編集]
- 府立
主要交通機関はJR奈良線、近鉄京都線及び国道24号(大久保バイパス・京奈和自動車道)である。
鉄道[編集]
JR城陽駅は快速停車駅であり、同駅が市役所の最寄り駅である。なお、利用者数は近鉄寺田駅が一番多い[4]。
北部は近鉄京都線の宇治市にある急行停車駅大久保駅、JR奈良線の新田駅が徒歩圏のため、両駅への利用者も多く、近鉄大久保駅へは市内北東部からのバス路線が通じており、合わせて利用者が多い。
近鉄線は、ラッシュ時及び日中を中心に、大久保、新田辺両駅での急行列車との緩急接続が行われている。また、大阪市への通勤ではJR奈良線利用で京都駅乗り換えの他、近鉄京都線に乗り、新田辺駅(京田辺市)から徒歩連絡するJR学研都市線(京田辺駅)の快速電車に乗り換えて大阪方面へ向かう客も多い。
西日本旅客鉄道(JR西日本)- D 奈良線:- 城陽駅 – 長池駅 – 山城青谷駅 –
近畿日本鉄道(近鉄)- B 京都線 : – 久津川駅 – 寺田駅 – 富野荘駅 –
バス[編集]
路線バス[編集]
京都京阪バス
- 市北東部から近鉄大久保駅に向かう路線が1時間に3本(土休は40分間隔)運行されている。
- 市南端を通る国道307号が徒歩圏となる地域では、近鉄新田辺駅と宇治田原町を結ぶ路線も利用可能となっている。1時間に1本運行されており、多賀口停留所にて青谷方面乗合タクシー(下記)と接続している便もある。
城陽さんさんバス
- 京都京阪バスによる市循環バスであり、市北東部と南西部に2系統、各1時間に1~2本運行されている。JR城陽駅停留所にて互いの路線を無料で乗り継げるほか、城陽郵便局停留所または城陽市役所停留所にて、当バス近鉄寺田・文化パルク城陽方面と青谷方面乗合タクシー(下記)が接続している便もある。
青谷方面乗合タクシー
- 2012年3月をもって休止された京阪宇治バス(当時)の国立病院線代替として、市南東部と中心部を結んでいる。1日3往復、火・木に運行されており、アル・プラザ城陽西口停留所~城陽市役所停留所間は、北行きは降車のみ、南行きは乗車のみのクローズドドア制となっている。
そのほか、現在も路線バスが運行されていない市北西部については、京都きづ川病院の送迎バスを通院以外の目的でも乗車可能とする協力が行われている。
道路[編集]
高速道路[編集]
国道[編集]
府道[編集]
- 主要地方道
- 一般府道
名所・旧跡[編集]
- 主な寺院
- 主な神社
- 主な古墳
- 主な史跡
- ※「重要文化財」は国指定の重要文化財を指す
観光スポット[編集]
文化・名物[編集]
祭事・催事[編集]
- 城陽茶まつり – ー茶生産組合、茶業青年団、茶華道連盟
- 口切の儀 お茶の町城陽 抹茶「鷺坂の昔」 てん茶「浜茶」
- TWINKLE JOYO – 鴻ノ巣山運動公園を舞台に20万球のイルミネーションが彩る光のページェント
名産・特産[編集]
特産品[編集]
スポーツ[編集]
- サッカー
- 野球
出身関連著名人[編集]
城陽市を舞台とした作品[編集]
※発表順
映画[編集]
注釈[編集]
- ^ その距離は約20キロで、里に換算すれば五里になることから、市営の施設には「五里五里(ごりごり)」と付けられているものが多く、文化パルク城陽の中にある城陽市歴史民俗資料館が平成19年にリニューアル開館した時に「五里ごり館」の愛称が付き、同時に誕生したマスコットキャラクターの名前も「ごりごりくん」である[2]。
出典[編集]
参考文献[編集]
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関連項目[編集]
外部リンク[編集]
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