親指トムのブルースのように – Wikipedia

親指トムのブルースのように」(おやゆびトムのブルースのように、原題: Just Like Tom Thumb’s Blues)は、ボブ・ディランの楽曲。『追憶のハイウェイ 61』(1965年)に収録。

1965年8月2日、ニューヨークのコロムビア・レコーディング・スタジオにて録音。プロデューサーはボブ・ジョンストン。演奏者はマイク・ブルームフィールド(ギター)、ポール・グリフィン(ピアノ)、ボビー・グレッグ(ドラムズ)、ハーヴェイ・ブルックス(ベース)、アル・クーパー(エレクトリックピアノ)[1]

アルバム『追憶のハイウェイ 61』に収録されたのち、1966年6月10日発売のシングル「アイ・ウォント・ユー」B面にライブ・バージョンが収録される。

主な別バージョンは以下のとおり。

タイトルの「Just Like Tom Thumb’s Blues」は歌詞には出てこない。「親指トム」とはイギリスの童話とその主人公の名前であるが、ディランの幾人かの伝記作家はアルチュール・ランボーの詩「わが放浪」(Ma Bohème (Fantaisie))の一節に由来したものと推測している。詩の一節「Petit Poucet rêveur」は一般に英語で「Tom Thumb in a daze」と訳されており、そこからとったのではないかと言われている[3][4][5]

カバー・バージョン[編集]

  1. ^ Still On The Road 1965 – Studio A Columbia Recording Studios New York City, New York 2 August 1965
  2. ^ Still On The Road 1965 – Hollywood Bowl Los Angeles, California 3 September 1965
  3. ^ Ruhlmann, William. “Just Like Tom Thumb’s Blues”. Allmusic. 2016年10月20日閲覧。
  4. ^ Irwin, Colin (2008). Bob Dylan: Highway 61 Revisited. Billboard Books. pp. 165–170.

    ISBN 978-0-8230-8398-5 

  5. ^ Gill, Andy (1998). Don’t Think Twice It’s All Right: Bob Dylan The Early Years. Da Capo Press. p. 88. ISBN 1-56025-185-9