杉田酒造 – Wikipedia

杉田酒造(すぎたしゅぞう)は、栃木県小山市大字上泉に本社および工場を置く日本の酒造会社。

  • 1876年(明治6年)に、新潟県中越出身の初代・杉田房吉が、現在地((旧・中村上泉)(なかむらかみいずみ)で良水を得て酒造業を始めた。醸造に当たっては、栃木産の五百万石、コシヒカリなどのコメを原料に、伝統ある南部杜氏による、普通酒から大吟醸まで「佐瀬式槽搾り」である。現在、5代目当主・杉田一典が、「雄東正宗(ゆうとうまさむね)」、「強光路強力(ほっこうじごうりき)」、「くろかみ」ブランドの日本酒を醸造販売する老舗酒造メーカーである[1]
「雄東正宗」の由来

以前は、「優等正宗」だったが、関東信越国税局鑑評会で、当時の税務署長より「関東の雄となれ」といわれ「雄東正宗」となった[1]

「発光路強力」の由来

戦前まで栽培させていた「強力米」が、鳥取県で復活された、その種籾5粒を分けてもらい、鹿沼市栗野地区にある「発光路の里」で栽培、収穫していることから命名した[1]

「くろかみ」の由来

栃木県を代表する日本百名山、「男体山(なんたいさん)」の別称から命名した[1]

仕込み水

仕込み水は、日光山系の伏流水で、地下水を汲み上げ使用している[1]

営業情報[編集]

  • 定休日 – 日曜日・祝日
  • 営業時間 – 午前8時30分 – 午後6時
  • 蔵見学 – 1月 – 3月、電話にて予約必要
  • 駐車場 – 有り
登録有形文化財(建造物)
登録年月日:2013年(平成25年)3月29日、種別:産業2次/建築物、登録基準:国土の歴史的景観に寄与しているもの。
杉田酒造仕込蔵
年代:1830年 – 1868年(江戸末期)建築、1883年 – 1897年(明治中期)移築、土蔵造2階建、瓦葺、建築面積167m2[2]
杉田酒造貯蔵蔵
年代:1830年 – 1868年(江戸末期)建築、1873年(明治6年)移築、土蔵造2階建、瓦葺、建築面積197m2[3]
杉田酒造大正蔵
年代:1912年 – 1914年(大正3年)建築、土蔵造2階建、瓦葺、建築面積117m2[4]
杉田酒造大谷石蔵
年代:1947年(昭和22年)建築、石造及び木造平屋建、鉄板葺、建築面積65m2[5]
全国新酒鑑評会
  • 「雄東正宗」金賞受賞 – 平成18年、26年受賞[6]
鉄道

関連文献[編集]

  • 小山市教育委員会「杉田酒造の登録有形文化財への登録について 小山市教育委員会」2013年6月、2016年10月13日閲覧
  • 「栃木県酒造組合 佐々楽(ささら) とちぎの蔵元」 – 「杉田酒造株式会社」

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

座標: 北緯36度18分59.78秒 東経139度44分20.82秒 / 北緯36.3166056度 東経139.7391167度 / 36.3166056; 139.7391167