はだかのくすりゆび – Wikipedia

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はだかのくすりゆび』は、艶々による日本の漫画。日本文芸社『別冊漫画ゴラク』にて[注 1]、No.588からNo.622まで連載(月2回刊の時代は隔号連載)された。

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本作の舞台として、神戸市西部の須磨から明石市に設定してストーリーを展開している[1]

あらすじ[編集]

戸田翠は、一人娘の摩耶を育てることを生きがいに過ごしてきた。摩耶は見合い相手で夫・源二の下で働く若手社員・松下志人と意気投合し、そのまま交際へと発展する。それからしばらく経ったある日、翠は摩耶の代わりに風邪で寝込んだ志人の見舞いに赴くが、そこで志人から告白され、性行為に及んでしまう。爛れた関係に溺れていく2人。一方、2人の関係を知った摩耶はある行動を起こす。

登場人物[編集]

戸田家[編集]

戸田 翠(とだ みどり)
本作の主人公。年齢は41→42歳[注 2]
人並み外れたグラマラスボディを持つ人妻。短大卒業後、20歳で見合い結婚。それから家庭に入り、娘を育てることを幸せに生きてきた。
年の離れた夫・源二とはセックスレスであり、長らく夫以外の男性を知らずにいた。物語終盤、志人の子を妊娠してしまう。
戸田 摩耶(とだ まや)
翠の一人娘。日文大学2年生、20歳。
マイペースで自由奔放な現代っ子。翠と志人の関係を知ったことで変化していく。中盤で留学して家を離れる。
戸田 源二(とだ げんじ)
翠の夫。50代半ば。
典型的な亭主関白。子煩悩だが、妻のことは省みない。実は部下である二宮と不倫関係にある。

その他[編集]

松下 志人(まつした ゆきと)
源二の部下で、摩耶の見合い相手。20代半ば。
両親を亡くし、漁師町の実家に一人住まいしている。新入社員の頃に翠と出会って憧れており、風邪の見舞いに訪れた翠と不倫関係に陥ってしまう。その後もしばらく関係を続けるが、物語終盤に破局する。
大野 秀明(おおの ひであき)
夏美の父親。
実は5年前から摩耶と不倫関係にあり、物語終盤には翠とも肉体関係を結ぶ。かなりのテクニシャン。
大野 夏美(おおの なつみ)
摩耶の親友。
二宮 凛香(にのみや りんか)
源二の不倫相手。原作ではセリフのみだが、実写版では劇中に登場している。

書誌情報[編集]

2014年、山口雄也により実写映画化され、シネマート六本木にて一週間限定で劇場公開された[2]

キャスト[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 掲載誌の『別冊漫画ゴラク』は一般向け青年漫画雑誌。
  2. ^ 第2話における「今年で42歳になる」というセリフから。

出典[編集]

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