江口幹 – Wikipedia

江口 幹(えぐち かん、1931年2月24日[1] – )は、日本のアナキスト・社会主義者、評論家、翻訳家。

岩手県生まれ。父は鹿児島県出身の軍人。成城中学校中退。16歳で家出し、新聞社の給仕をしながら平民新聞社でアナキズムに触れ、大阪で日労会議大阪地方会議書記となる。1949年全日労書記。1950年自由社会主義同盟を結成。1953年交通経済新報社に入る。1960年交通問題調査会で働く。1965-1966年フランスに遊学[2]。その後著作・翻訳で活動。

  • 『方位を求めて』筑摩書房 1973
  • 『黒いパリ』筑摩書房 1974
  • 『評議会社会主義の思想』三一書房 1977
  • 『文明変革の視点』論創社 1979
  • 『自由を生きる 奇妙な家出少年の歩み』筑摩書房 ちくま少年図書館 1980
  • 『現代をいかに生きるか 時代認識の方法』農山漁村文化協会 1981
  • 『疎外から自治へ 評伝カストリアディス』筑摩書房 1988
  • 『パリ、共生の街 外国人労働者と人権』径書房 1990
  • 『地中海の五月 日本を考える旅』径書房 1993
  • 『世界史のなかのニホン軍 戦争と軍隊を知らない世代に』三一新書 1995
  • 『新共産党宣言 明日の社会像を求めて』三一新書 1998
  • 『パリ68年5月 叛逆と祝祭の日々』論創社 1998

翻訳[編集]

  • ダニエル・ゲラン『現代のアナキズム』三一新書 1967
  • ダニエル・ゲラン『エロスの革命』太平出版社 1969
  • ダニエル・ゲラン『現代アナキズムの論理』三一新書 1969
  • 『プルードン 3 (所有とは何か,連合の原理)』長谷川進共訳 三一書房 アナキズム叢書 1971
  • ピエール・ルーラン『現代世界と精神 ヴァレリィの文明批評』法政大学出版局 りぶらりあ選書 1972
  • ダニエル・ゲラン編『神もなく主人もなく アナキズム・アンソロジー 2』河出書房新社 1973
  • コルネリュウス・カストリアディスほか『エコロジーから自治へ』訳著 緑風出版 1983
  • コルネリュウス・カストリアディス『社会主義の再生は可能か マルクス主義と革命理論』三一書房 1987
  • コルネリュウス・カストリアディス『社会主義か野蛮か』法政大学出版局 叢書・ウニベルシタス 1990
  • コルネリュウス・カストリアディス『東欧の変革、私たちの変革』著訳 径書房 1990
  • コルネリュウス・カストリアディス『想念が社会を創る 社会的想念と制度』法政大学出版局 叢書・ウニベルシタス 1994
  • コルネリュウス・カストリアディス『迷宮の岐路 4意味を見失った時代』法政大学出版局 叢書・ウニベルシタス 1999
  • コルネリュウス・カストリアディス『迷宮の岐路 5 したこととすべきこと』法政大学出版局 叢書・ウニベルシタス 2007
  1. ^ 『著作権台帳』
  2. ^ 『自由を生きる』