ブダペスト – エステルゴム線 – Wikipedia

ブダペスト – エステルゴム線(ハンガリー語: Budapest–Esztergom-vasútvonal)は、ハンガリー国鉄の鉄道線の名称である。路線番号は2

運行形態[編集]

快速と普通について説明する[1]

特別快速(Z72)[編集]

  • ブダペスト西駅 – エステルゴム
    毎時1本の運行。休日はアンジャルフェルドを通過する他、サバドサーグリゲトとクロティルドリゲトに停車する。
    過去の運行形態
    2018年5月に運行を開始した。2018,19年度の停車駅は、現在の休日停車駅+マグドルナヴェルジに停車していた他、パーズマーネウムもごく一部が停車していた。
    2019年末に、平日の停車駅が大幅に変更となった他、休日も大多数がマグドルナヴェルジ通過となった。パーズマーネウムは全列車通過となった。

快速(G72)[編集]

  • ブダペスト西駅 – エステルゴム 【平日運行】
    平日のみ、毎時1本の運行。アクインクム以北で快速運転を行うが、朝のブダペスト行は、ピリシュチャバ以北各駅に停車する列車も運行される。
    過去の運行形態
    2016年以前は、ラーコシュレンデゼーとマグドルナヴェルジを通過する一方、サバドサーグリゲトに停車していた。午後のエステルゴム行/午前のブダペスト行はケルトヴァーロシュを通過し、クロティルドリゲトとピリシュチェーヴに停車していた一方、午前のエステルゴム行/午後のブダペスト行は、パーズマーネウムに停車する一方、ピリシュチャバ – ドログ間ノンストップであった。また、休日にも、朝にエステルゴム→ブダペスト方面に片道1本のみ運行していた。
    2016年末に、休日の運行が取りやめとなった。
    2018年夏以降、ラーコシュレンデゼーが停車となった一方、ピリシュヴェレシュヴァール以北は、大部分の列車の停車駅が、ピリシュチャバ・ピリシュヤースファル・レアーニヴァール・ドログ・エステルゴムに限定された。
    2019年末に、アンジャルフェルド通過、マグドルナヴェルジとケルトヴァーロシュは全列車停車となった。

普通[編集]

  • S72系統: ブダペスト西駅 – エステルゴム
    平日は朝と深夜のみ、休日は毎時1本の運行。休日は、早朝・深夜を除き大部分がピリシュチェーヴを通過する。鉄道博物館には、休日のみ3往復が停車する(ただし冬季は全列車通過)。
    過去の運行形態
    2018年春以前は、パーズマーネウムも含め各駅に停車していた。
    2018年夏以降、大部分がマグドルナヴェルジとピリシュチェーヴを通過する様になった(この両駅には特別快速が停車)。
    2019年末に、マグドルナヴェルジが全列車停車に変更された。
    2020年末に、パーズマーネウムが全列車通過に変更された。

  • S76系統: ラーコシュ – アンジャルフェルド – ピリシュチャバ
    毎時2本の運行。休日は、ラーコシュ – オーブダ間に短縮され、毎時1本の運行となる。半数がオーブダを通過する。
    過去の運行形態
    2018年春以前はS72系統を名乗っていて、ブダペスト西駅 – エステルゴム間に、毎時1本の運行であった。また、各駅に停車していた。休日のオーブダ以南の区間運転便は設定されていなかった。
    2018年夏以降、アンジャルフェルド – ピリシュチャバ間に区間短縮された。ピリシュチャバ以北のローカル輸送は特別快速が担う様になった。
    2019年末に、毎時2本に増発された上で、オーブダとユレムは半数ずつ交互に通過する様になった。
    2020年10月25日に、ラーコシュまで延伸され[2]、S76系統に改番され、休日のオーブダ発着便が設定された。12月に、全列車ユレム停車、パーズマーネウム通過となった。

以下では、ハンガリー国鉄2号線の駅と営業キロ、停車列車、接続路線などを一覧表で示す。

ブダペスト西駅 – エステルゴム[編集]

  • 種別
    • Z:特別快速
    • G:快速
    • S:普通
  • 停車駅
    • 印:全列車停車
    • 印:一部通過
    • 印:半数停車
    • 印:一部停車
    • |印:全列車通過

(*1): 2020年12月に休止。

ラーコシュ – アンジャルフェルド[編集]

  • 種別
    • EN:寝台特急
    • S:普通
  • 停車駅
    • 印:全列車停車
    • |印:全列車通過

(*1): 70号線への直通列車は全て通過する。

終点エステルゴムは、スロバキアのシトゥーロヴォ市街の最寄駅でもある。スロバキア国鉄にもシトゥーロヴォ駅が存在するが、駅の場所が市街地から離れており、シトゥーロヴォ市街からは国境を越えてエステルゴム駅に向かう方が近い。

また、スロバキアのシトゥーロヴォ駅からブダペストまでは、70号線の特急も運行しているが、ドナウ川に沿って迂回しているため約80分を要する。これは2号線快速の約70分と比べて長い上に、本数も2号線と比べて少ないため、ブダペスト – シトゥーロヴォは2号線を利用した方が便利である。

脚注・出典[編集]