パイレーツ (アルバム) – Wikipedia

パイレーツ』(Pirates)は、アメリカ合衆国のシンガーソングライター、リッキー・リー・ジョーンズが1981年に発表した2作目のスタジオ・アルバム。

「心のきずな」の歌詞は、映画『理由なき反抗』にインスパイアされた内容である[7]。「リヴィング・イット・アップ」や「ラッキー・ガイ」の歌詞は、かつてジョーンズが交際していたトム・ウェイツに言及した内容といわれている[8]。「ウェスタン・スロープ」で共作者としてクレジットされているサル・ベルナルディは、1970年代中期よりジョーンズと親交のあったミュージシャンで、ジョーンズによれば、ベルナルディは本作の歌詞の世界観に大きな影響を与えたという[9]

ジャケットにはブラッシャイの撮影した写真が使用された[10]

反響・評価[編集]

母国アメリカでは本作がBillboard 200で5位に達し、シングル「ラッキー・ガイ」はBillboard Hot 100で64位を記録した[2]。また、『ビルボード』のメインストリーム・ロック・チャートでは「スロー・トレイン・トゥ・ペキン」が31位、「パイレーツ」が40位を記録した[2]

ニュージーランドのアルバム・チャートでは合計22週トップ50入りし、うち5週にわたりトップ10入りして、最高4位を記録した[1]。イギリスでは11週全英アルバムチャートでトップ100入りし、最高37位を記録した[4]

Vik Iyengarはオールミュージックにおいて5点満点中4点を付け「収録曲は即効性がないかもしれないが、詩的にも音楽的にも複雑な作風により、このアルバムは何度聴いても価値あるものと感じられる」と評している[11]。また、Steve Knopperは『シカゴ・トリビューン』紙において、前作『浪漫』と比べて「よりダークで複雑なアルバム」と評している[12]

特記なき楽曲はリッキー・リー・ジョーンズ作。

  1. 心のきずな – “We Belong Together” – 5:04
  2. リヴィング・イット・アップ – “Living It Up” – 6:24
  3. スケルトンズ – “Skeletons” – 3:39
  4. スロー・トレイン・トゥ・ペキン – “Woody and Dutch on the Slow Train to Peking” (Rickie Lee Jones, David Kalish) – 5:18
  5. パイレーツ – “Pirates (So Long Lonely Avenue)” – 3:55
  6. ラッキー・ガイ – “A Lucky Guy” – 4:19
  7. ウェスタン・スロープ – “Traces of the Western Slopes” (R. L. Jones, Sal Bernardi) – 7:59
  8. 帰還 – “The Returns” – 2:20

参加ミュージシャン[編集]

  • リッキー・リー・ジョーンズ – ボーカル、キーボード、シンセサイザー、ホーン・アレンジ、ボーカル・アレンジ
  • バジー・フェイトン – ギター
  • ディーン・パークス – ギター
  • スティーヴ・ルカサー – ギター
  • デヴィッド・カリシュ – ギター(on #4)
  • ニール・ラーセン – キーボード
  • ラッセル・フェランテ – キーボード
  • クラレンス・マクドナルド – キーボード
  • ランディ・カーバー – キーボード(on #3, #8)
  • マイケル・ボディッカー – シンセサイザー
  • ドナルド・フェイゲン – シンセサイザー(on #5)
  • ロブ・マウンジー – シンセサイザー(on #5)
  • チャック・レイニー – エレクトリックベース
  • スティーヴ・ガッド – ドラムス(on #1, #5)、パーカッション(on #4)
  • アート・ロドリゲス – ドラムス(on #2, #6, #7)
  • ジェフ・ポーカロ – ドラムス
  • レニー・カストロ – パーカッション
  • ヴィクター・フェルドマン – パーカッション
  • トム・スコット – テナー・サクソフォーン、バリトン・サクソフォーン(on #4, #5)
  • デイヴィッド・サンボーン – アルト・サクソフォーン(on #4, #5)
  • ランディ・ブレッカー – トランペット、フリューゲルホルン(on #4, #5)
  • ジェリー・ヘイ – トランペット、フリューゲルホルン(on #7)
  • サル・ベルナルディ – ハーモニカ(on #5, #7)、ボーカル(on #2, #7)
  • ニック・デカロ – オーケストラ・アレンジ(on #2)
  • ラルフ・バーンズ – オーケストラ・アレンジ(on #3, #8)
  • アーノ・ルーカス – バックグラウンド・ボーカル
  • レスリー・スミス – バックグラウンド・ボーカル
  • ジョー・トゥラーノ – バックグラウンド・ボーカル

脚注・出典[編集]