ソニー サイバーショット DSC-F505 – Wikipedia

サイバーショット DSC-F505は、ソニーのデジタルカメラ。同社のサイバーショットシリーズの一つであり、1999年から2001年頃まで製造・販売された。

一眼レフカメラタイプでも従来のコンパクトカメラタイプでもないこのシリーズの外観上の大きな特徴は、一眼レフの交換レンズを彷彿させるレンズ部を、回転機構で本体部と接続した「回転レンズ機構」を持つ形状である。発売当時は、このような大口径、大形レンズを装備した一般向けデジタルカメラは少なく、レンズ部が非常に目立つきわめてインパクトの強い形状である。レンズ部は、上側90度、下側50度の回転が可能で、撮影時のアングル選択がかなり自由である。

搭載レンズは、カール・ツァイス バリオゾナー(35ミリフィルムカメラ換算38~190ミリ、F2.8~3.3)5倍ズームレンズを搭載。10倍プレシジョンデジタルズームも利用できる。

撮影モードは、通常モードに加えて、絞り優先、シャッタースピード優先、夜間2モード、風景、パンフォーカスの6モードプログラムAEが選択できる。また、手動フォーカス、スポット測光、マクロモードなどの機能が搭載されている。さらに、MPEGムービー(MPEG1)での動画撮影モード(最大15秒)、コンピューター接続用USB端子などの機能を持つ。記録媒体はメモリースティックを採用。

DSC-F505Kは、1999年9月21日発売。211万画素1/2インチCCD(有効画素202万画素)を搭載したモデル。1,600×1,200ドットまでの画像で撮影が可能。動画は、「ビデオメールモード」(160×112ドット、連続最大1分)と、「プレゼンテーションモード」(320×240ドット、連続最大15秒)が撮影可能。

DSC-F505Vは、2000年06月1日発売。F505KよりもCCD画素数を向上、有効262万画素としたモデル。ソニー独自のデジタル信号処理技術であるSRC技術により、376万画素サイズ(2,240×1,680)で出力できるという「3.7メガピクセルモード」を搭載。Jpegでの圧縮率の問題かJpeg保存時の画質がF505Kに比してよくないと言われた。
「MPEGムービーHQモード」(320×240ドット、連続最大15秒、ファイルサイズ5MB程度)が追加された。

外部リンク[編集]

DSC-F505K(ソニー)

DSC-F505V(ソニー)