第37回皇后杯全日本女子サッカー選手権大会 – Wikipedia

第37回皇后杯全日本女子サッカー選手権大会(だい37かい こうごうはいぜんにほんじょしサッカーせんしゅけんたいかい)は、2015年11月7日から12月27日にかけて開催された皇后杯全日本女子サッカー選手権大会である。

今大会は出場チーム数が昨年から12チーム増加し48チームになる。またチーム強化費は優勝チームに加え準優勝チーム、3位チームにも授与される[1]

試合日程・会場[編集]

出場チーム[編集]

2015年のなでしこリーグ1部、2部所属の全20チームと、各地域の予選を勝ち上がった28チームの計48チームが本大会に出場する。

なでしこリーグ1部[編集]

なでしこリーグ2部[編集]

地域代表[編集]

1回戦[編集]


ディオッサ出雲F.C. v 藤枝順心高校

ディオッサ出雲F.C. 0 – 4 藤枝順心高校
公式記録 (PDF) 肝付萌  26分
横澤真衣  58分
岩下胡桃  71分74分

五色台運動公園
観客数: 115人
主審: 手代木直美


早稲田大学ア式蹴球部女子 v 福岡J・アンクラス

五色台運動公園
観客数: 101人
主審: 近藤恭子


新潟医療福祉大学女子サッカー部 v NGU名古屋FCレディース

テクノポート福井スタジアム
観客数: 150人
主審: 伊藤実奈子


関東学園大学 v 大阪体育大学

テクノポート福井スタジアム
観客数: 92人
主審: 千葉恵美


浦和レッズレディースユース v JFAアカデミー福島

四日市中央緑地公園陸上競技場
観客数: 280人
主審: 柳村彩乃

鎮西学院高等学校 v 日テレ・メニーナ

鎮西学院高等学校 2 – 3 日テレ・メニーナ
村上真生  49分
吉岡あなん  62分
公式記録 (PDF) 原衣吹  59分
嶋中美帆  61分76分

五色台運動公園
観客数: 106人
主審: 草処和江


神村学園高等部 v クラブフィールズ・リンダ

神村学園高等部 3 – 0 クラブフィールズ・リンダ
園田悠奈  22分58分
吉田衣里  90+4分
公式記録 (PDF)

三木総合防災公園陸上競技場
観客数: 88人
主審: 藤田美智子


スフィーダ世田谷FC v 聖和学園高等学校

四日市中央緑地公園陸上競技場
観客数: 220人
主審: 井脇真理子


JAPANサッカーカレッジレディース v 常葉学園橘高等学校

テクノポート福井スタジアム
観客数: 73人
主審: 山下良美


大東文化大学 v ノルディーア北海道

大東文化大学 2 – 0 ノルディーア北海道
山崎萌子  7分
村山百花  17分
公式記録 (PDF)

四日市中央緑地公園陸上競技場
観客数: 250人
主審: 松下朝香


常盤木学園高等学校 v 横浜FCシーガルズ

三木総合防災公園陸上競技場
観客数: 167人
主審: 安浪陽子


静岡産業大学磐田ボニータ v 琉球デイゴス

四日市中央緑地公園陸上競技場
観客数: 130人
主審: 米村真由美


四国大学イーグレッツ v 大和シルフィード

四国大学イーグレッツ 0 – 5 大和シルフィード
公式記録 (PDF) 内藤友花  10分65分
菅百花  16分
四方菜穂  50分90分

五色台運動公園
観客数: 136人
主審: 的崎睦子


開志学園JAPANサッカーカレッジ高等部 v FC吉備国際大学Charme

三木総合防災公園陸上競技場
観客数: 158人
主審: 小野田伊佐子


日ノ本学園高等学校 v 徳山大学

三木総合防災公園陸上競技場
観客数: 177人
主審: 助廣那由


筑波大学 v バニーズ京都SC

テクノポート福井スタジアム
観客数: 68人
主審: 桐原純子


2回戦[編集]


日テレ・ベレーザ v 藤枝順心高校

南長野運動公園総合球技場
観客数: 420人
主審: 新妻久美


ASハリマアルビオン v 早稲田大学ア式蹴球部女子

三木総合防災公園陸上競技場
観客数: 261人
主審: 米村真由美


スペランツァFC大阪高槻 v NGU名古屋FCレディース

三木総合防災公園陸上競技場
観客数: 277人
主審: 宮崎真理


伊賀フットボールクラブくノ一 v 大阪体育大学

上野運動公園競技場
観客数: 421人
主審: 近藤恭子


アルビレックス新潟レディース v 浦和レッズレディースユース

テクノポート福井スタジアム
観客数: 116人
主審: 坊薗真琴


ノジマステラ神奈川相模原 v 日テレ・メニーナ

テクノポート福井スタジアム
観客数: 142人
主審: 的崎睦子


日体大FIELDS横浜 v 神村学園高等部

上野運動公園競技場
観客数: 122人
主審: 今泉奈美


ジェフユナイテッド市原・千葉レディース v スフィーダ世田谷FC

上野運動公園競技場
観客数: 143人
主審: 桐原純子


ベガルタ仙台レディース v JAPANサッカーカレッジレディース

南長野運動公園総合球技場
観客数: 329人
主審: 山岸佐知子

愛媛FCレディース v 大東文化大学

上野運動公園競技場
観客数: 185人
主審: 髙橋早織


浦和レッドダイヤモンズ・レディース v 横浜FCシーガルズ

南長野運動公園総合球技場
観客数: 749人
主審: 井脇真理子


AC長野パルセイロ・レディース v 静岡産業大学磐田ボニータ

南長野運動公園総合球技場
観客数: 1,192人
主審: 徳永光恵


岡山湯郷Belle v 大和シルフィード

三木総合防災公園陸上競技場
観客数: 884人
主審: 柳村彩乃

ASエルフェン埼玉 v FC吉備国際大学Charme

テクノポート福井スタジアム
観客数: 81人
主審: 藤田美智子


アンジュヴィオレ広島 v 日ノ本学園高等学校

テクノポート福井スタジアム
観客数: 68人
主審: 吉澤久惠


INAC神戸レオネッサ v バニーズ京都SC

三木総合防災公園陸上競技場
観客数: 1,264人
主審: 山下良美


3回戦[編集]


日テレ・ベレーザ v 早稲田大学ア式蹴球部女子

藤枝総合運動公園サッカー場
観客数: 648人
主審: 佐々木里紗


スペランツァFC大阪高槻 v 伊賀フットボールクラブくノ一

藤枝総合運動公園サッカー場
観客数: 307人
主審: 松下朝香


アルビレックス新潟レディース v ノジマステラ神奈川相模原

コカ・コーラウエスト広島スタジアム
観客数: 260人
主審: 宮崎真理


日体大FIELDS横浜 v ジェフユナイテッド市原・千葉レディース

コカ・コーラウエスト広島スタジアム
観客数: 205人
主審: 千葉恵美


ベガルタ仙台レディース v 大東文化大学

藤枝総合運動公園サッカー場
観客数: 471人
主審: 徳永光恵


浦和レッドダイヤモンズ・レディース v AC長野パルセイロ・レディース

藤枝総合運動公園サッカー場
観客数: 715人
主審: 朝倉みな子


岡山湯郷Belle v ASエルフェン埼玉

コカ・コーラウエスト広島スタジアム
観客数: 820人
主審: 坊薗真琴


アンジュヴィオレ広島 v INAC神戸レオネッサ

コカ・コーラウエスト広島スタジアム
観客数: 1,340人
主審: 手代木直美


準々決勝[編集]


日テレ・ベレーザ v 伊賀フットボールクラブくノ一

味の素フィールド西が丘
観客数: 4,087人
主審: 坊薗真琴


アルビレックス新潟レディース v ジェフユナイテッド市原・千葉レディース

ユアテックスタジアム仙台
観客数: 857人
主審: 髙橋早織


ベガルタ仙台レディース v 浦和レッドダイヤモンズ・レディース

ユアテックスタジアム仙台
観客数: 2,053人
主審: 千葉恵美


ASエルフェン埼玉 v INAC神戸レオネッサ

味の素フィールド西が丘
観客数: 3,666人
主審: 井脇真理子


準決勝[編集]


日テレ・ベレーザ v アルビレックス新潟レディース


ベガルタ仙台レディース v INAC神戸レオネッサ

等々力陸上競技場
観客数: 5,506人
主審: 今泉奈美


決勝[編集]

決勝の対戦カードは、前回大会女王で今季のなでしこリーグを制した日テレ・ベレーザをPK戦の末破ったアルビレックス新潟レディースと、ベガルタ仙台レディースを2-0で破ったINAC神戸レオネッサの組み合わせとなった[2]。決勝で両チームが対戦するのは第35回大会以来で2大会ぶり3回目となる[2]。準々決勝直前の12月17日、20年間に渡り日本女子サッカーを牽引してきた[3]I神戸の澤穂希が現役引退の記者会見を開いた[4]。澤にとって今大会が現役最後の試合となり、夫の辻上裕章が所属する仙台Lとの準決勝は「夫婦対決」として報道される[5][6]など、多くのメディアから注目される大会となった[7]

決勝戦の観客数は単独開催以降では最高の20,379人を記録した[8]が、新潟Lサポーターがゴール裏をオレンジ一色に染める一方、I神戸側はゴール裏の一角に陣取る程度で、スタジアムの雰囲気は新潟Lがホームのような状況であった[9]

試合は、序盤から澤が前線へ積極的に上がりチャンスに絡む[10]。前半26分、新潟Lは左山桃子の右クロスに小島美玖がヘディングで合わせるがGK海堀あゆみにキャッチされる[11]。対するI神戸は前半44分、川澄奈穂美の右クロスに中島依美が右足で合わせたが、新潟Lのディフェンス陣が体を張って防ぎ切った[11]。両チームともにビッグチャンスを決め切れず、前半をスコアレスで折り返す[10]

後半、立ち上がりからI神戸がコーナーキックを2本連続で獲得、いずれも澤が合わせるものの得点ならず[12]。新潟Lも佐山の突破からチャンスを作るがゴールは生まれず、膠着状態に入る[10]。後半24分、I神戸は髙瀬愛実を下げて増矢理花を出場させ、新潟Lも直後に山崎円美に代えて川﨑咲耶を投入し、互いに1点を奪いに行く[11]。後半33分、I神戸が右サイドからのコーナキックを獲得し、キッカーの川澄奈穂美が「澤にゴールをプレゼントしたい」と願いを込めた[13]クロスは澤が頭で合わせて先制点を奪った[11]。新潟Lは試合終了間際に左サイドからのクロスに上尾野辺めぐみが左足でシュートを放つが枠外に外れる[12]。1-0で逃げ切ったI神戸が2大会ぶりの優勝を果たした[11]


アルビレックス新潟レディース v INAC神戸レオネッサ

等々力陸上競技場
観客数: 20,379人
主審: 山下良美


トーナメント表[編集]

 

3回戦 準々決勝 準決勝 決勝

 

                           

 

12月21日 藤枝サ

 

 

日テレ・ベレーザ 5

 

12月19日 味フィ西

 

早稲田大学 0

 

日テレ・ベレーザ 4

 

12月21日 藤枝サ

 

伊賀FCくノ一 1

 

スペランツァ高槻 1

 

12月23日 等々力

 

伊賀FCくノ一 2

 

日テレ・ベレーザ 1
(2)

 

12月22日 広島ス

 

アルビレックス新潟L(aet)(PK) 1
(3)

 

アルビレックス新潟L 2

 

12月19日 ユアスタ

 

ノジマステラ 1

 

アルビレックス新潟L 2

 

12月22日 広島ス

 

ジェフ千葉L 0

 

日体大F横浜 0

 

12月27日 等々力

 

ジェフ千葉L 2

 

アルビレックス新潟L 0

 

12月22日 藤枝サ

 

INAC神戸 1

 

ベガルタ仙台L 4

 

12月19日 ユアスタ

 

大東文化大学 1

 

ベガルタ仙台L(aet)(PK) 0
(5)

 

12月22日 藤枝サ

 

浦和レッズL 0
(3)

 

浦和レッズL 2

 

12月23日 等々力

 

長野パルセイロL 0

 

ベガルタ仙台L 0

 

12月21日 広島ス

 

INAC神戸 2

 

湯郷Belle 2

 

12月19日 味フィ西

 

エルフェン埼玉 6

 

エルフェン埼玉 0

 

12月21日 広島ス

 

INAC神戸 2

 

アンジュヴィオレ広島 0

 

 

INAC神戸 5

 

外部リンク[編集]