桜塚 – Wikipedia

桜塚(さくらづか)は、大阪府豊中市中部に位置する地区。住居表示町名は北桜塚(きたさくらづか)・南桜塚(みなみさくらづか)・中桜塚(なかさくらづか)に分かれる。

千里丘陵の南端部。北側で本町地区と、南側で曽根地区と接する。

西部を阪急宝塚線が、中部に国道176号が南北に貫き、東西を兵庫県道・大阪府道99号伊丹豊中線が貫く。宝塚線には岡町駅がある。

街並・歴史[編集]

岡町駅近辺は明治時代から阪急電鉄によって沿線住宅地として開発された。そのため住宅地や公園、学校もあり、街並は美しい[要出典]

能勢街道筋にあり、江戸時代から原田神社の門前町として栄えてきた地域で、阪神・淡路大震災の頃までは神社の石垣沿いに蔵のある旧家が建ち並んでいた。震災の影響で多くは建て替わったものの、現存する旧家も僅かながら残っている。

昭和10年代には豊中市で初めての土地区画整理事業が実施された[2][3]

市中部には桜塚古墳群のうち、大塚古墳・御獅子塚古墳・南天平塚古墳がある。

岡町駅前には町のシンボルともいえる岡町商店街がある。町の中心部には豊中市役所が、南東部には豊中警察署がある。南西部にある東光院(別名:萩の寺)は萩の名所として知られ、毎年開花期である9月に「萩まつり道了祭」が開かれている[4][5]

ローソン桜塚店[編集]

地区内にあるローソン桜塚店はローソン1号店および現存する大阪最古のコンビニエンスストアである[6]。1975年6月14日開店[7][8]。開店当初のローソンはパーティー用の料理が主力の高級スーパー的な店だった為、当時新興住宅地として発展していた豊中市を1号店として選んだとされる[7]。2015年6月12日には開店40周年の記念セレモニーが開催された[9][10]

  • 北桜塚一 – 四丁目
  • 南桜塚一 – 四丁目
  • 中桜塚一 – 五丁目

出身・ゆかりのある人物[編集]

大日本除虫菊副社長時代の住所は桜塚である[11]
  1. ^ 広報とよなか まちある記 第20回 古墳が見守るまち 中桜塚から南桜塚、曽根東町へ (pdf)”. 豊中市 (2014年2月). 2015年10月5日閲覧。
  2. ^ (週刊まちぶら 第279号)大塚古墳かいわい 豊中市 くらしと古墳、同居/大阪府.『朝日新聞(大阪)』.2015年06月12日付朝刊、31面
  3. ^ 幕末思う秋 豊中「萩の寺」東光院 龍馬ゆかりの品展示=大阪.『読売新聞(大阪)』.2010年09月20日付朝刊、28面
  4. ^ 行事とご縁日 東光院 萩の寺ホームページ 2015年10月6日閲覧
  5. ^ コンビニ32位 「王国」今や「激戦区」(おおさか何番?)/大阪.『朝日新聞(大阪)』.2003年04月06日付朝刊、30面
  6. ^ a b ローソン 40年間の歩み 全国制覇は業界初.『産経新聞(大阪)』.2015年06月12日付夕刊、3面
  7. ^ ローソン 豊中市の1号店が40年.『食品新聞』.2015年06月15日付朝刊、1面
  8. ^ ローソン開店40周年 1号店で式典 新制服全店導入へ.『高知新聞』.2015年06月13日付朝刊、4面
  9. ^ ローソン 創業40周年 1号店でセレモニー 竹増副社長「地域に根差したい」.『日本食糧新聞』.2015年06月19日付朝刊、5面
  10. ^ a b 『人事興信録 第12版 上』ウ38頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2019年7月18日閲覧。

参考文献[編集]

  • 人事興信所編『人事興信録 第12版 上』人事興信所、1940年。
  • 谷口佳以子「特集 大阪新百景・私の好きな散歩道 古代ロマンの跡をたどって 豊中の岡町・桜塚あたり」『大阪春秋』、新風書房、2003年3月、 48-51頁。