いまいかおる – Wikipedia

いまい かおる(1951年9月22日[1] – )は、日本の漫画家。東京都荒川区出身[1]。出身校は第二瑞光小学校[2]。女性[2]。本名は今井薫[1]。兄弟は、兄、弟[2]

来歴・概要[編集]

もともと漫画を描くことが大好きな少女で、漫画好きの兄愛読書の「少年サンデー」「少年マガジン」などを見ているうちに漫画が好きになった。
「物心ついたときから、女の子やお姫さまのいたずら描きをしていました。小学校入学時には、生活の一部になっていました。ノート、本の余白なんかに描きましたね」[2]

中学生時代より、鈴木光明が主催し顧問をしていた漫画同人誌に参加をしていた[1]。高校卒業後三越の紳士靴売り場に就職し、その在職中に新人発掘用単行本に採用掲載された「アニキの初恋」が漫画家としてのデビュー作となった[2]

1971年、集英社の少女漫画誌『別冊マーガレット』に掲載された「ぼくんちにきた赤ちゃん」にて本格的に漫画家としてのデビューを果たした[1]。以降、集英社、白泉社、講談社などの少女漫画誌などを中心とした執筆活動をしていた。デビュー作である「ぼくんちにきた赤ちゃん」はその後『フーちゃん』と改題され、『別冊マーガレット』にて約10年連載され単行本も全6巻発行される長寿連載作品となった。

また漫画家としての活動のかたわら、教育副読本や歌舞伎関連本のイラスト、コラム等も手がけており、近年では歌舞伎解説本などのイラストを担当するイラストレーターとしての活動が中心となっている。

歌舞伎に詳しくなったのは、子供の頃に母親のお伴をしていたことによると答えている[2]

主な作品リスト[編集]

漫画作品[編集]

  • フーちゃん(別冊マーガレット、集英社)
  • おはよう!レミちゃん(花とゆめ、白泉社)
  • 100ブンの1物語(花とゆめ、白泉社)
  • 台風ベビー(LaLa、白泉社)
  • てんまり子ダヌキ(リリカ、サンリオ)
  • ねこねこ・こねこ(なかよし、講談社)
  • とびだせ!マオ(なかよし、講談社)
  • とんでモン・ペ (なかよし、講談社)※同名アニメのコミカライズ作品
  • 二階のイソロー(ビッグコミックフォアレディ、小学館)

イラスト担当作品[編集]

  • 歌舞伎キャラクター事典(新書館、1987年)
  • コミックストーリーわたしたちの古典シリーズ(学校図書)
  • 若い女性のための歌舞伎入門(宙出版、1991年)
  • 光栄まんがパック(コーエーテクモゲームス、1991年)
  • イラストガイド歌舞伎入門(ロングセラーズ、1993年)
  • まんがde歌舞伎(新書館、2003年)
  • 歌舞伎ざんまい(朝日ソノラマ、2005年)
  • 歌舞伎筋立て・見せ場がひと目でわかる本(ロングセラーズ、2009年)
  • 歌舞伎キャラクター事典(PHP研究所、2009年)

コラム作品[編集]

  1. ^ a b c d e 日外アソシエーツ発行『漫画家人名事典』(2003年2月) ISBN 9784816917608、P51-52
  2. ^ a b c d e f 財団法人荒川区地域振興公社発行「ほっとたうん」59号参考